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【4月12日放送】
楽園の住人
卯月の弐 富山・小矢部市
〜生涯現役!山の守り人〜

舞台は富山県小矢部市。2012年7月に放送した、山暮らしを楽しむ田中利行さんと彩さん夫婦を再び訪ねました。
前回紹介したとき、利行さんは「地域おこし協力隊」として小矢部市の山仕事に貢献していました。今はその任期を終え、依頼された山の伐採や整備をする仕事をしています。年齢は66歳になりました。当時、赤ちゃんだった息子の竜生くんは、すくすくと成長。さらに、今年の1月には双子が誕生し、田中家は総勢5人になりました。33歳年下の妻、彩さん(33歳)は家事に子育てに奮闘中です。
山林の整備や家具作りに打ち込み、自然と共に過ごす田中さん一家の暮らしを紹介します。

利行さんは山に入り、木を伐採します。2年前と変わらず、切り倒した木を軽々と担ぎます。「地域おこし協力隊」の任期を終え、今は所有者から依頼された山の間伐を主な仕事にしています。他にも、切り倒した木を使った家具を作るなど、66歳になっても“山の守り人”バリバリの現役です。

当時8カ月だった竜生くんは、帰宅する利行さんを「じじ、どうじょ!」と出迎えるほどに成長しました。さらに今年の1月、双子の次男の創志くんと三男の俊英くんが生まれ、田中家は5人家族になりました。利行さんは“生涯現役”を宣言します。「自分には老後はない。老後の代わりに彩と子どもを授かったわけだから、頑張るしかない」

田中家の夕食作りを担当しているのは利行さんです。かつてホテルで料理人をしていた腕を振るいます。いのしし肉のソテーや海の幸のカルパッチョ…おしゃれなイタリア料理を作ります。近所の方々が山菜の天ぷらや漬物を持参して訪ねてきました。和洋折衷で夕食が盛り上がります。

小矢部市に“春の雪”が降った3月下旬。まき割り作業中の利行さんの元に、若者2人が東京から訪ねてきました。農業大学の短期大学部を卒業した久川さんと専門学校で造園を学んだ尾和瀬さんです。2人は利行さんに弟子入りし、住み込みで林業を学びます。これから“家族7人”の生活が始まります。

山へ入る師匠と2人の弟子。チェーンソーで木を倒していく利行さんを、弟子たちは少し離れた場所から見続けます。「5年はチェーンソーを使わせない」―利行さんは山の厳しさを教えます。弟子たちは一生懸命に枝払いをします。いつの日か利行さんに認められるよう、二人は頑張ります。

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きこり家具

田中利行さんが、山林の整備の合間に作った家具です。木の風合いを生かしたオリジナル作品です。ひとつひとつ丁寧に作るので、時間がかかり大量には作れません。
気長に待っていただける方のみ、注文を承っています。

電話:090-3896-2043
問い合わせ:午後6時〜午後9時

道の駅メルヘンおやべ

「道の駅メルヘンおやべ」には小矢部市の名産品がすらりと並んでいます。
小矢部市自慢の米は量り売りもされています。

電話:0766-68-3811
地域農産物売場
営業時間:午前9時〜午後6時

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