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【1月25日放送】
楽園の住人
睦月の参 埼玉・大宮
~幸せ包むベーグル屋さん~

今回の舞台は埼玉県さいたま市大宮区です。50歳を過ぎてから手作りのベーグルを販売する店を開いた井良さん(61歳)と、妻を支える夫の始さん(65歳)が主人公です。
大学で出会った良さんと始さんは、共に小学校の教師になりました。良さんの趣味は、休みの日に家族のためにパンを作ること。54歳のとき、体調を崩した良さんは教師を退職し、手作りパンの店を開くことにしました。自宅近くにわずか3坪の貸店舗を見つけ、2007年、「天然酵母パン&ベーグル・小春日和」をオープンしました。次第にベーグルが評判となり、3年後には自宅敷地に新たな店舗を構え、「小春日和」は再スタートを切りました。50代半ばで新たな夢を見つけ、ベーグル店を開いた良さんと、良さんを支える家族の生活を紹介します。

「小春日和」のベーグルは天然酵母で作られています。20種類、約200個のベーグルが店に並びます。良さんと一緒にベーグルを作るのは長男の太一さんです。「小春日和」のベーグルは具がたっぷり。良さんが美味しいと思った具材を使った自慢の味です。

「小春日和」が休みとなる週末には、井さん夫婦は毎週のようにドライブに出掛けます。始さんが退職してから、のんびりとした夫婦の時間が持てるようになりました。道の駅や直売所に立ち寄っては、その土地の美味しいものを買うのが夫婦の楽しみです。

家族そろっての食事会を開きました。会場は、三男の仁志さんが営む居酒屋「言葉(ことは)」です。井家では月に何度も家族が集まります。孫の陽柊ちゃんを囲み、笑顔が絶えない良さんと始さん。この夜も、家族が一つになって、美味しいお酒を飲むことが出来ました。

良さんは、また一つ新しいベーグルを思いつきました。ゆずとりんごで作ったジャムを、甘く煮たショウガと一緒に入れたベーグルです。新作の試食に「小春日和」で働くパートの方や、仁志さんの家族がやって来ました。「小春日和」では家族やスタッフに支えられ、みんなが喜ぶベーグルが作られています。

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小春日和

「小春日和」では、選び抜かれた食材で作られたベーグルが毎日20種類焼かれています。店の隣にはイートインコーナーがあり、コーヒーを飲みながら焼き立てのベーグルを味わうことができます。

電話:048-648-5614
営業時間:午前11時~午後6時
定休日:土曜・日曜・月曜

手づくり工房つどい屋

「手づくり工房つどい屋」は作り手の思いがこもった野菜や加工食品が並ぶ自然食品の店です。
「小春日和」のベーグルはこの店でも販売しています。「つどい屋」のオーナーが、良さんのベーグルにほれ込み置くことにしました。

電話:048-780-2418
営業時間:午前10時~午後7時
定休日:日曜日

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