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【6月29日放送】
楽園の住人
水無月の伍 静岡・裾野市
~おやじパワーで里山復活~

今回は静岡県裾野市が舞台。2010年2月、NPO法人『里山会公文名ファイブ』を設立した須藤九十九さん(66歳)と妻の絹枝さん(63歳)が主人公です。
一家が引っ越してきた40年前の公文名地区は、ホタルが飛び交う自然豊かな里山でした。しかし、休耕地が増えてくると、ホタルの姿は消えてしまいました。そんな地元の変容ぶりを見て、“定年後、時間を持て余すぐらいならば、地域へ貢献したい”と、九十九さんはNPO法人を設立。農家から休耕地を借り受け、農地として再生しています。また絹枝さんも畑作業を手伝います。
ホタル舞う姿を子どもたちに見せたいと里山の復活に向け活動する須藤さん夫婦を紹介します。

標高3,776m、日本一の高さを誇る富士山が世界文化遺産に登録されました。九十九さん、絹枝さんが暮らす裾野市からは四季折々、様々な表情を見せる富士山を眺めることが出来ます。九十九さんは26歳の時に裾野市公文名に引っ越してきました。故郷・宮城に似て、水が綺麗な地域でした。

九十九さんが代表を務めるNPO法人『里山会 公文名ファイブ』。休耕地になっていた田畑を農家から借り受け、再び農地として活用しています。更に森林を整備し、ウオーキングコースやこども広場などを作っています。看板や遊具も全て『公文名ファイブ』のメンバーの手作りです。得意な分野を生かし、協力し合いながら公文名の自然を守っています。

『公文名ファイブ』定例の活動日。メンバーが集まり、地域の子どもたちと田植えをしました。泥んこになりながら苗を植えます。田植えが終わると、生き物観察会です。九十九さんは田んぼに生息するカエルや昆虫のことを子どもたちに教えます。童心にかえって無邪気にはしゃぎながら子どもたちと一緒に楽しんでいました。

公文名地区のホタル復活を目標に活動を続ける九十九さん。近くの用水路にホタルが飛んでいるという話を聞きつけ、絹枝さんとやってきました。暗くなってくると、ホタルが飛んでいるのを視認。公文名地区にもたくさんのホタルが舞う日が来ることを願っています。

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裾野炭酸カルシウム温浴 一の瀬

裾野市でホタル鑑賞を楽しめる温泉宿「一の瀬」。毎年5月末から6月まで幻想的な雰囲気に包まれた庭園で、ホタルが飛び交う姿を見ることができます。

※今年のホタル観賞は終了しています。

電話:0120-2683-17
問い合わせ時間:午前10時~午後5時

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