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【5月18日放送】
楽園の住人
皐月の参 和歌山・白浜町
〜予定のない日々 男ひとり暮らし〜

今回は和歌山県白浜町が舞台。2010年4月、愛知県から単身で移住し、田舎暮らしを始めた佐藤貴美雄さん(69歳)が主人公です。貴美雄さんは、鉄鋼関係の商社に勤め、長年にわたって営業職を務めてきました。そのため退職後は“あまり人と接することなく、自給自足の生活がしたい”と思っていました。ある日、海辺にある畑付きの一軒家を見つけ、すっかり気に入り購入しました。しかし妻の美恵子さんは仕事があるため今まで通り愛知で暮らし、貴美雄さんは一人で白浜町へ移住しました。野菜作りに魚釣り、昼寝も楽しみのひとつです。苦手な家事を“合理的”にこなしながら、自由気ままな暮らしを楽しんでいる佐藤貴美雄さんを紹介します。

貴美雄さんのモットーは『悠々自足』。1日の計画を立てず、“その日に思いついたことをやる”という生活を送っています。畑仕事をしたり、釣りを楽しんだりと田舎暮らしを満喫しています。そんな貴美雄さんが唯一日課としていること。それはブランチ後の昼寝です。潮騒や風音、鳥のさえずりに包まれる中の夢の世界。ゆったりとした時間が流れています。

野菜を作るときに愛用しているのが野菜作りの参考書。植える間隔や育て方などの基礎知識を学んでいます。近所に住む箱嶋さんは農業の大先輩。参考書では分からない実践的な育て方を教えてもらっています。野菜作りを始めて3年が経ち、収穫できる野菜の量も増えてきました。100%自給自足の生活に少しずつ近づいています。

大型連休のある日、久しぶりに家族全員が集まりました。貴美雄さんが孫と息子を連れ、海釣りに出かけているころ、妻の美恵子さんと長女の恵子さんは貴美雄さんのために保存がきく食事を作っていました。「寂しい時もあるけれど、楽しんでくれているならいい」と貴美雄さんを温かく見守っている美恵子さんです。

家族が集まれば、庭先でバーベキューをするのが恒例です。お世話になっている近所の方々も招待しました。貴美雄さんが育てた野菜や地元で獲れた新鮮な魚介類が並びます。皆が集まりにぎやかな食事。いつもは一人で過ごす貴美雄さんですが、この日はずっとうれしそうな表情をしていました。

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白浜町 観光課

本州で一番早く海開きされた白良浜海水浴場。白い砂浜とエメラルドグリーンの海。
思う存分海水浴を楽しんだ後は、海辺の露天風呂や足湯などの温泉も楽しむことが出来ます。

TEL:0739-43-5555
問い合わせ時間:
午前8時30分〜午後5時15分

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