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【5月4日放送】
楽園の住人
皐月の壱 新潟・阿賀野市
〜お母さんが作るプルップル豆腐〜

今回の舞台は新潟県阿賀野市。去年5月に豆腐店『まめ工房 いとう』を始めた伊藤玲子さん(53歳)が主人公です。玲子さんが目指したのは、義父が作っていた“のど越しで食べるプルップルの豆腐”です。豆腐店の家庭で生まれ育ち、豆腐作りの大変さを知っている夫・宏一さん(60歳)は当初、開店に猛反対していました。それでも玲子さんは県内外の豆腐店を訪ね、豆腐の作り方を学びました。試行錯誤の末、納得のいく豆腐が完成。念願の豆腐店をオープンしました。“おいしい豆腐を毎日食べてもらいたい”と豆腐料理の研究にも日々励む伊藤玲子さんを紹介します。

『まめ工房 いとう』の豆腐は“やわらかく、のど越しで食べる木綿豆腐”。新潟県産の2種類の大豆と天然にがりを使って作っています。亡き義父が作り、古くから愛されてきた“プルップルの豆腐”です。こうして玲子さんが復活させたことを地元の人たちは喜んでいます。豆腐だけでなく、油揚げも人気があります。揚げたてを店頭で試食してもらいます。

玲子さんがやって来たのは養鶏場。豆腐を作るときに出たおからを再利用してもらっています。そして、この養鶏場の従業員の方々も大切なお得意様です。注文があれば、訪問販売しています。皆さん、豆腐や油揚げが届くのを楽しみに待っています。「『おいしい』と言ってもらえることが何よりもうれしい」と玲子さんは言います。

月に一度、玲子さんは豆腐や油揚げの様々な食べ方を教えるセミナーを自宅で開いています。この日は、油揚げの中に豚キムチなどを包んだはさみ揚げや豆乳鍋、そして豆腐茶漬けなどを紹介しました。自宅でも作ってもらえるように、参加者には自ら開発したオリジナルレシピを配っています。“毎日豆腐を食べてほしい”玲子さんの思いが詰まったレシピです。

豆腐店を始めると聞いたときは猛反対していた宏一さん。面と向かって伝えられない感謝の気持ちを何か形にして伝えたいと、手作りの看板を玲子さんにプレゼントしました。“父が作っていた豆腐を復活させてくれてありがとう”そんな宏一さんの思いが込められた看板を見た玲子さんは、大感激。玲子さんの豆腐店を今では誰よりも応援している宏一さんです。

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まめ工房 いとう

玲子さんが作るプルップルの木綿豆腐。新潟県産の2種類の大豆と天然のにがりを使って作っています。
他に油揚げと豆腐揚げも店頭で販売しています。どれも数に限りがありますのでご確認の上、来店してください。

TEL:0250-67-2053
営業時間:午前11時から午後6時
定休日:水曜、日曜、祝日

豆腐 210円
三角揚げ 130円
豆腐揚げ 130円(2個)

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