和歌山県田辺市が舞台。大阪府泉南市から田辺市中辺路町へ移住し、田舎暮らしを楽しんでいる奥和倫さん(63歳)と妻の由紀子さん(61歳)が主人公です。
趣味のオートバイで自然豊かな場所をツーリングしているうちに、田舎暮らしをしてみたいと考えるようになった奥さんご夫婦。
関西から九州まで移住先を探し、美しい眺望が広がる標高約330メートルの中辺路町高原地区へ移住しました。
移住後、畑で野菜を栽培し、自宅の横にテラスを製作しました。地域に溶け込み、時間に追われることのない田舎暮らしを思う存分に楽しんでいる奥さんご夫婦を紹介します。
奥さんご夫婦が暮らす自宅の横にある建物は、一棟貸しの和風コテージです。奥さんご夫婦が隣に移住して来たことから、この貸しコテージの管理を任されるようになりました。今では宿泊客との交流も、田舎暮らしの楽しみの一つになっています。
冬に使うまき用の木材を分けてもらうために、山へ向かった和倫さん。3年前に移住してきた奥さんご夫婦のことを地域の方々は、「もう何十年も居るみたいだ」と言います。この地域で暮らす人たちがとても気さくな人ばかりだったことも、高原地区に移住する決め手の一つでした。
近所のレストランで週2回パート勤務をしている由紀子さん。熊野古道を訪れる人が多いので、レストランも大忙しです。元々じっとしているのが苦手な由紀子さんは、パート勤務だけでなく、大好きな花の栽培など、中辺路町での暮らしを楽しんでいます。
春休みに、大阪から孫の莉子さんと亜子さんがやって来ました。大阪に住んでいたころは、自宅が近所だったこともあり、孫が泊まりに来ることは滅多にありませんでした。しかし中辺路町では一日中孫と過ごしながら、自然との触れ合いを楽しんでいます。
大阪からバイク仲間たちがやって来ました。移住当初は奥さんご夫婦の田舎暮らしを心配していた仲間たちですが、今では頻繁に中辺路町を訪ね、田舎の良さを感じています。この日は仲間たちとバーベキューを楽しみました。いつもは静かな高原地区も、少しにぎやかになりました。