舞台は楽園の案内人・西田敏行の故郷、福島。東日本大震災後、復興へ向けて頑張っている二組のご夫婦を紹介する拡大版です。
一組目は、2008年に埼玉県からいわき市へ移住した小島さんご夫婦。震災後、一度はいわき市を離れましたが、「住む所はいわきしかない」と戻ることを決意。ボランティアに取り組みながら田舎暮らしを楽しんでいます。
もう一組は、2011年1月に番組で紹介した、石窯ピザとそばが自慢の店「うっちゃんの倉庫」を営む内村さんご夫婦。地震でピザ窯が壊れ、一度は営業を断念しようと考えましたが、再開を望むお客からの声もあり店を再び始めました。
そんな二組のご夫婦のもとを西田敏行が訪問。福島の人々とふれあい、新たな絆が生まれました。さらに、西田敏行が少年時代を過ごした思い出の地を、楽園の案内人・菊池桃子と小学生時代からの友人と共に巡ります。
2011年1月29日に放送した、「うっちゃんの倉庫」を営む内村正則さん(65歳)と妻のとも子さん(65歳)ご夫婦。東日本大震災のとき、ピザを焼くための石窯が壊れてしまいました。それでも、石窯を修復して店を続ける気持ちになれたのは、訪ねてくるお客たちの応援のおかげでした。
そんな内村さんご夫婦を西田敏行が突然訪問。震災を乗り越えた「うっちゃんの倉庫」の石窯ピザと手打ちそばを、思う存分に堪能しました。
中学校卒業まで、郡山市で暮らしていた楽園の案内人・西田敏行。高校入学のため上京してからも、頻繁に郡山市を訪れていました。今回は友人たちと、同じく楽園の案内人・菊池桃子とともに故郷の思い出深い場所へ向かいました。
たどり着いたのは、高校生時代の夏休みに、友人たちと訪れた宿。50年ぶりとなる思い出の温泉に浸かり、当時は食べることのできなかった宿自慢の料理に舌鼓を打ち、大いに盛り上がりました。
5年前に埼玉県からいわき市へ移住し、震災を経験した小島剛さん(70歳)と妻の悦子さん(71歳)ご夫婦。一度はいわき市を離れ避難生活を送っていましたが、一カ月後にはいわき市へ戻り、がれき撤去などのボランティアに参加しました。そこで出会った地域の人々や若者たちとの交流を通じて、新たな生きがいを見つけることが出来ました。震災を経験したからこそ出来た新たな交流の輪。移住前は無趣味だったという剛さんは「今、人生を楽しく過ごしている」と語り、野菜作りや木工など様々な活動をしています。
震災後、小島さんご夫婦のまわりにできた新たな絆の輪。そんな人と人のつながりの中に、楽園の案内人・西田敏行も加えてもらいました。生まれ育った場所だからこそ、故郷を元気にしたい。住んでいる人々に笑顔になってもらいたい。送ってきた人生は違っても、思いはみんな同じでした。そんな人々の思いに触れ、「がんばっぺ」を合言葉に、西田敏行と菊池桃子はこれから日本全国を応援していきます。