過去のバックナンバー
【11月10日放送】
楽園の住人
霜月の弐 熊本・美里町
~農家のこだわりパン屋さん~

熊本県美里町が舞台。2009年にパン工房「Little Farmer's Bakery GOTO」を開いた、光田ひとみさん(53歳)と清志さん(54歳)ご夫婦が主人公です。お二人はこだわりにこだわりを重ねてパン作りに励んでいます。名水として名高い地元の地下水をくみあげ、自分たちの手で育てた小麦や旬の野菜、果物を使い、天然酵母で丁寧に焼き上げられたパン。こうして作られたパンは、素材のうまみが生きていると大好評です。そんなお二人のパン作りを支えたのは、ひとみさんの父・正己さんでした。正己さんは病をおして、農業経験の無かった清志さんに農業を教え、ひとみさんのために小麦を作ってくれたのです。「手間ひまを惜しまない」という、亡き父の教えを守りながら、おいしいパン作りに励む光田さんご夫婦を紹介します。

畑から始まるパン作り。小麦や野菜を育てるうえで、お二人にとって頼もしい味方がいます。それが、ひとみさんの母・ウメノさんです。この日、清志さんはウメノさんと一緒に2種類の紫イモと里芋を収穫しました。清志さんにとってウメノさんは畑の師匠。覚えることはまだまだたくさんあります。ウメノさんの指導を仰ぎながら、清志さんは農業を学んでいます。

パン作りは深夜0時にスタート。まずは清志さんが粉ふるいで下準備。1時間後に、ひとみさんが起きてきます。こだわりが多く手間がかかるので、作業を分担して助け合います。清志さんたちが収穫した紫イモは、甘みが強い物と色が鮮やかな物の2種類。ベーグルに合う品種を探し、育てたものです。2種類の紫イモを使い、色鮮やかで自然な甘みをもったベーグルが焼きあがりました。お二人が焼くパンは、一つ一つにこだわりが詰まっています。

焼きあがったパンは、宇城市にある道の駅で販売しています。清志さんは、試食用のパンを手に、お客さんにおいしさをPRします。この試食販売を始めてから常連さんが増えました。今では、清志さんとの会話を楽しみに来る方もいるそうです。手間ひまかけたパンをお客さんに広めてくれた清志さんに、ひとみさんは感謝しています。

今年の小麦は豊作だったので、ささやかな収穫祭を開きました。集まったのは、お二人のパンをこよなく愛する常連さんたち。ほとんどが道の駅で知りあった方です。こうしてパン作りを習ったり、夕食に招かれることもあるそうです。「こだわりを捨てずに、お客さんを大事にしたい」という、お二人の“熱い思い”と“人柄”が伝わり、交流の輪が広がっているのでしょう。

先頭へ戻る

サンサンうきっ子 宇城彩館

宇城市にある道の駅「うき」。
産直野菜などが並ぶ『宇城彩館』には、地元のおいしいパン屋さんのコーナーがあります。
「Little Farmer's Bakery GOTO」のパンは火~日曜日に並びます。人気はカボチャのクグロフや紅茶のカンパーニュです。

*宇城彩館のネットショップからでもご購入頂けます。

TEL:0964-34-0377
営業時間:午前9時~午後6時
休館日:1月1日~3日

アースデイマーケットくまもと

次回は12月8,9日
「KABハイパーフリーマーケット」に出店。
時間:午前10時~午後5時
会場:グランメッセ熊本
住所:熊本県上益城郡益城町福富1010
TEL:096-286-8000

*通常開催は概ね第一土曜日
時間:正午~午後5時
場所:早川倉庫
詳しくはhttp://blog.goo.ne.jp/morikentaにて
随時情報掲載します。

先頭へ戻る
戻る