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【10月13日放送】
楽園の住人
神無月の弐 岩手・奥州市
~妻が主役 手作り陶器のカフェ~

岩手県奥州市が舞台。築100年ほどの古民家で、春から秋にかけて「cafe萱刈窪(かやかりくぼ)」を営む榎美佐子さん(63歳)と夫の政哉さん(67歳)が主人公です。
田舎で思う存分に趣味の陶芸を楽しみたいと、2006年に東京から奥州市へ移住した榎さんご夫婦。その後、自分で作った器を使いカフェを営みたいと考えるようになり、2011年8月、美佐子さんの作る陶器とパンが自慢の「cafe萱刈窪」をオープンしました。カフェは、夫の政哉さんと甥の門倉勝之さんも協力してくれています。オープンから一年が過ぎ、カフェには常連のお客様も増えてきました。
夢をどんどん実現する美佐子さんと、妻を支える政哉さんの日常を紹介します。

美佐子さんが酵母から作った丸パンに、甥の勝之さんが調理した具材を挟む「cafe萱刈窪」自慢のランチセット。特製のスープが付き、毎日変わるパンの具材は、美佐子さんが畑で育てた野菜をふんだんに使っています。旬の野菜をたっぷりはさんだサンドイッチは、野菜ならではの優しい味わいが人気です。

常にオリジナリティーにあふれた物を作りたいと考えている美佐子さん。酵母から手作りするパンの種類を増やしたいと、サツマイモを使ったパン作りに着手しました。さいの目切りにしたサツマイモを、自家製のしょうゆを加えたザラメに絡ませ、ヨモギを練り込んだ生地で巻きました。焼き上げる前から美味しそうです。焼き上がりが楽しみです。

パンの種類を増やしたいと新作に挑戦です。焼きあがった試作品を3人で食べてみます。味には厳しいという美佐子さんでしたが、結果は全員一致で商品にできると納得。こうして店の創作パンに、新作の「おさつロール」が追加されることになりました。

店で使う陶器には、可愛らしい犬の模様が施されています。この模様のモデルは、15歳になる愛犬のクリヤちゃん。季節が本格的な冬になると、来年お店で使用するための新たな陶器づくりがスタートします。今度は、今年の3月に家族になった、愛犬のダイちゃんもモデルにする予定です。

店の営業日、カフェにはご近所や町中から、美味しいランチやケーキを求めてお客様が来店します。
美佐子さんと政哉さん、そして甥の勝之さんもお客様に満足していただくため、それぞれ全力で接客や調理に取り組みます。真心込めたおもてなしが、カフェの人気の理由のひとつです。

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いさわ産直センターあじさい

カフェで使う野菜が足りない時に、政哉さんが仕事帰りに立ち寄る産直センター。
地元で収穫された新鮮な野菜が、数多く並びます。
奥州市産の美味しい野菜が、きっと見つかりますよ。

TEL:0197-47-2345
営業時間:
午前9時から午後6時
休業日:
1月1日、2日

cafe萱刈窪

榎さんご夫婦と甥の門倉勝之さんが営む、手作りの陶器とパンが自慢のcafe萱刈窪。
築100年の古民家を改装した店内は、レトロな雰囲気でゆったりとした時間を楽しむことができます。
美佐子さんと勝之さんが作るランチセットは絶品です。
ぜひ、一度味わってみて下さい。

TEL:0197-41-8502
営業期間:
4月末から10月末の土日のみ営業
営業時間:
土曜日:午前11時から午後5時
日曜日:午前11時から午後4時

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