田園風景が広がる広島県世羅郡世羅町が舞台。この世羅町で農家レストランを営んでいる池本昭夫さん(66歳)と妻の節子さん(62歳)が主人公です。酒造会社に勤めていた昭夫さん。糀が完成したときの美しさに魅了され、退職後、自宅で糀作りを始めました。そして糀と野菜を使った農家レストランを開きたいという夢を抱くようになります。当初はレストラン開店に猛反対だった節子さんも昭夫さんの熱意に心を動かされ、2012年1月14日「せら恋し」をオープン。自家製野菜を糀で味付けする料理はお客様に大好評。昭夫さん特製の甘酒入りカレーも人気です。町の活性化につながればと昭夫さんが作るどぶろくに地元の方も期待を寄せています。地域に溶け込んで、手作り料理を振る舞う池本さんご夫婦の日常を紹介します。
昭夫さんが丹精込めて作る糀。材料は昭夫さんが自ら育てたお米です。寝ても覚めても糀のことを考えているという昭夫さん。時間があれば作業小屋で糀の手入れをしています。塩糀やしょうゆ糀も自家製の糀を使って昭夫さんが手作りします。昭夫さんが丹精こめて作る塩糀としょうゆ糀はレストランのメニューの味付けに欠かせないものになりました。
「せら恋し」の営業日。たくさんのお客様がいらっしゃいました。「せら恋し」はバイキング形式のレストラン。好きな料理を好きなだけ味わうことが出来ます。自家製の野菜を塩糀やしょうゆ糀で味付けした料理は、この日もお客様に大好評でした。
自宅の畑で野菜を育てている池本さんご夫婦。レストランで使っている野菜のほとんどが自宅の畑で収穫したものです。2人が育てる鮮度抜群の野菜は「せら恋し」の魅力のひとつです。野菜だけでなく、果樹園で果物も育てています。桃やりんご、柿、ぶどうなど、季節ごとのフルーツをお客様に出したいと頑張っています。
この日、節子さんは、昭夫さんの姉、都子さんと一緒に、畑で収穫した新じゃがを使ったメニューを試作しました。アイデアは料理上手の都子さん。試作したのは「イモダコのしょうゆ糀煮」と「ジャガベーコンの塩糀とチーズのせ」。試食した家族には好評。「せら恋し」の新メニューが誕生しました。
塩糀やしょうゆ糀だけでなく、どぶろくも作っている昭夫さん。この日は、出来上がったばかりのどぶろくを、近所の方々に振る舞いました。昭夫さんが作り上げた世羅町産のどぶろくに期待も高まります。どぶろくで町起こしを!皆の願いです。