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【4月7日放送】
楽園の住人
卯月の壱 鹿児島・屋久島
~島の恵み味わう 絶景の宿~

世界遺産の島、屋久島で2008年に“田舎家風民宿 鹿鳴庵(ろくめいあん)”をオープンした朝田真一郎さん(62歳)と妻の美栄さん(61歳)が主人公です。大阪で暮らしていたご夫婦。大好きな釣りを楽しみながら暮らしたいと夢見た真一郎さん、屋久島に約680坪の森を購入しました。休日に通いながら開拓を始めた真一郎さんは55歳で早期退職。2007年に移住を果たしたお二人、働けるうちは働こうと民宿をオープンしました。大自然の恵みを存分に味わう絶景の宿と朝田さんご夫婦の暮らしぶりをご紹介します。

鹿鳴庵という名前は、毎朝のように庭に屋久鹿が遊びに来ることから名付けました。宿の自慢は食堂のテラスからの眺め。天気の良い日には森の向こうに青い海が見えます。どこか懐かしい雰囲気の宿。大工さんの指導のもと、ご夫婦も建築に参加しました。木工や日曜大工が大好きな真一郎さん、民宿の隣には工具類が並ぶ工房があり、お客様と一緒に屋久杉の箸などを作って楽しんでいます。

宿の食事にはなるべく島で手に入る食材を使っています。屋久島といえば海の幸!と思いきや、山の幸も豊富です。お隣さんを訪ねた朝田さんご夫婦。こちらの庭には山菜がいっぱい。お客様の夕食用に摘ませていただきます。「今日のお客様はラッキーです」と笑う美栄さん。タラの芽とワラビを収穫しました。今の時季にしか採れない山菜は天ぷらに。春の恵みを存分に味わって頂きます。

大好きな釣りに出かけた真一郎さん。釣った魚はお刺身にしてお客様に振舞います。気持ち良い海風が吹く海岸で竿を振るう真一郎さん、自信満々でのぞみましたが・・・釣果はゼロ。でも、大丈夫!ちゃんと美栄さんがご近所の魚屋さんで買出しをしています。屋久島名産の首折れサバやトビウオ、地元で赤バラと呼ばれるカンパチなどが食卓を彩り、お客さんは大喜びでした。真ちゃん、ドンマイ!

真一郎さんがやって来たのは湯泊温泉(ゆどまりおんせん)。海辺に沸く天然の温泉です。古くから地元の方々に愛され、守られてきました。海原に夕日が沈む雄大な景色を眺めながらつかる露天風呂は贅沢の極み!真一郎さんは「最高です」と目を細めます。大自然と共に生きる島暮らし。その醍醐味を味わいつくす朝田さんご夫婦の第二の人生は、今まさに幸せに満ち溢れています。

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田舎家風民宿 鹿鳴庵

海も山も魅力的な屋久島。朝田さんご夫婦が営む鹿鳴庵は、木のぬくもりあふれる宿です。島の食材をふんだんに使った食事とテラスからの眺めが自慢です。

TEL:
0997-49-4225
問い合わせ時間
午前8時~午後4時
不定休 要予約
一泊一人 7,500円~

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