京都府京丹後市が舞台。主人公は2009年に一日一組の田舎体験民宿『LOHASくるみ谷』をオープンさせた飯島篤さん(56歳)と裕紀子さん(40歳)ご夫婦です。篤さんは丹後半島の来見谷集落に移住し、多くの人に来見谷を訪れて欲しいと築107年の古民家を宿に改装しました。天井の高さが4メートルある客室、昔の農具や家具が古き時代へ誘います。もう一つの自慢は野菜。畑にかえせるものは全て肥料にしており味がよいと評判。今の時期は日本海で取れる旬の魚と一緒にお鍋にしています。6世帯の小さな集落で始めた田舎体験の宿。ほっこりあったか〜いお話です。
天井までの高さが4メートルある客室。煤で黒光りした梁や壁は、107年間家族の歴史を見守ってきた証。飯島さんご夫婦がこの古民家に出会い、一目惚れしたのも納得できます。
薪ストーブで温まりながら、窓外に広がるのどかな風景を見る・・・。何もしないのんびりとした時間を過ごす事が出来ます。
宿の目の前にある畑、これも篤さんの自慢です。自家製野菜の肥料はほぼ自給。宿から出るゴミや落ち葉など、畑にかえせるものはすべて肥料にしています。野菜がどんどん育つと篤さん。今の時期はネギや白菜、春菊などが収穫できます。と言う事は・・・寒くなってきましたし、夕食はあったかいアレですかね!
宿泊のお客様は奈良県からお越しの藤岡さんご一家です。のんびり来見谷散策を楽しんだ後はお待ちかねの夕食。日本海で取れた新鮮な戻りガツオのたたきや来見谷の家庭料理が並びます。そしてメインディッシュは自家製野菜とウマヅラハギのお鍋。篤さん自慢の野菜は、シャキシャキしていて甘いと大好評でした。
篤さんは時々、お世話になっている集落の方々を招き食事会を開きます。住民の皆さんも楽しく食事ができると喜んでいる様子。6世帯の小さな集落。みんなが楽しみや喜びを分かち合い一つの家族の様です。