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【12月3日放送】
楽園の住人
師走の壱 茨城・水戸市
〜小麦農家の焼きたてパン〜

茨城県水戸市が舞台。主人公は農家が営むパン屋『シルキーウェーブ』の外岡郁子(とのおかふみこ)さん(58歳)と健寿さん(58歳)ご夫婦です。「自分たちで育てた小麦でパンを作りたい。」50代を迎えた郁子さんは、自家製小麦でパン作りに挑戦しました。しかし当時作っていた小麦はパンに不向きな品種だった為、失敗。郁子さんはめげずに様々な品種の小麦栽培を健寿さんや仲間と試みました。そして5年の歳月を経て、パン作りに向いている小麦に辿り着き、2008年『シルキーウェーブ』をオープンさせたのです。種まきから、粉ひき、そしてパンとなってお客さんに届くまで、家族力を合わせ、美味しくて安心なパンを焼いています。

毎日30種類以上の手作りパンが並ぶ『シルキーウェーブ』。自家製小麦と国産小麦を使っています。人気No.1は小麦の味そのものが味わえると評判の食パン。もっちりしてほんのり甘いのが特徴です。小麦以外の材料も、健寿さんが収穫したモノや地元産のモノにこだわっています。「美味しくて安全」。農家だからこその強みをパン作りにも活かしています。

この日、郁子さんのお友達が来店。郁子さんは、今年の小麦で作ったシフォンケーキを皆さんに一番に食べてもらおうと思っていました。シフォンケーキは薄力粉を使用する事が多いのですが、中力粉で作ってみました。常連さんの感想は・・・フワフワしてる中にもモッチリした食感が楽しめると好評でした。郁子さんは今年の小麦にも手応えを感じた様子。健寿さんに感謝感謝です。

郁子さんが農作業から離れた後、健寿さんには心強い仲間が出来ました。定年退職したご近所さんが田畑を一緒に守ってくれているんです。仲間たちも定年後の仕事ができたと喜んでいます。「お昼からもがんばっぺ!」と年齢も近く、気のあった者同志で、のびのび農業を楽しんでいます。

毎年恒例の収穫祭。ご夫婦は日ごろお世話になっている仲間を集め、もてなします。郁子さんは自家製小麦でパンを試作しました。小麦を育てた仲間たちにも好評だったようです。夢は自家製小麦だけで全てのパンを焼く事。家族や仲間の協力を得て、夢は一歩一歩近づいています。

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土からのたより

JA茨城中央直売所の「土からのたより」
毎日とれたて野菜が並び、人気を集めています。
毎週月曜日と金曜日には『シルキーウェーブ』のパンも並びます。水戸市のお隣、笠間市にありますので、お立ち寄り下さい。

住所:笠間市押辺2709-137
電話:0299-45-8989
営業時間:午前9時〜午後7時
年中無休

シルキーウェーブ

外岡さんが営む農家のパン屋さん。
毎日30種類以上のパンが並びます。店内にはカフェスペースがあり、焼きたてのパンを温かい飲み物と一緒に召し上がる事ができます。自家製野菜を使用したオープンサンドも人気。
小麦の収穫時期には、麦の穂が揺れる風景を眺めながら、ゆったりとくつろげます。


住所:水戸市杉崎町831-4
電話:029-259-7628
営業時間:
午前10時〜午後6時30分
火曜&第2.4.5水曜定休

食パン 380円
オープンサンド 660円(単品)

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