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【7月9日放送】
楽園の住人
文月の弐 秋田・北秋田市
~陶芸と花の競演 ふるさと夢工房~

秋田県の大館能代空港に程近い北秋田市が舞台。主人公は41年ぶりに故郷にUターンし、陶芸とお花の教室「夢叶庵(むきょうあん)」を開いた関義孝さん(61歳)と芳子さん(67歳)ご夫婦です。
東京都庁に勤務していた義孝さんは趣味で陶芸を始めました。
老後には、故郷の北秋田で工房を開く夢を持ちます。
そんな義孝さんに転機が訪れたのは2008年。母・ヒデさんが末期ガンを患い、介護のため帰郷することに。定年の一年前のことでした。
息子の焼き物を愛用し、陶芸教室の誕生を心待ちにしていた母のため、義孝さんは陶芸の工房作りをスタート。ヒデさんの亡くなる1カ月前に完成、2010年3月に「夢叶庵」をオープンしました。
義孝さんの作品の多くは芳子さんが華道教室で使う花瓶です。今回、大豆の茎や葉を焼いて混ぜた釉薬を使い、風情ある色味のコーヒーカップと壷作りに挑戦しました。焼き上がりの色に100%の満足はできませんでしたが、義孝さん、新たな作品作りのヒントをつかんだようです。

義孝さんの陶芸教室は週2回。現在8名の生徒さんがいらっしゃいます。
和気あいあいとした雰囲気の中で、陶芸を基本から教えてもらえます。
皆さんも、世界に一つのオリジナル作品を作ってみてはいかがですか?

華道緑葉式の家元である芳子さんの華道教室は月2回。生け花やフラワーアレンジメントを行なっています。庭にある旬な花材を使い、義孝さんの花瓶に生けます。授業の終わったあと、義孝さんが飛び入りでお茶を立ててくれることもあります。

秋田には「結い」という、ご近所が助け合う習慣が今も根付いています。
この日は義孝さんの田植えを共同で行ないました、そして、皆さんを招いての慰労会。その時に振舞われる秋田名物の“きりたんぽ鍋”は絶品です。
本格的な田舎暮らしを始めた義孝さんと芳子さんに、ご近所さんから熱いエールが送られました。

ご夫婦の朝の日課は畑仕事です。農業の基本を知らず失敗の連続だったことから、ご近所の農家の指導を仰ぐことにしました。大豆、人参、ジャガイモ・・・今年こそ、たわわに実った野菜が収穫できる事を願っています。

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秋田内陸縦貫鉄道

北秋田市を南北に走る秋田内陸縦貫鉄道は、角館から鷹巣までの94キロを結びます。車窓からは広大な田園や渓谷など、四季折々の美しい風景が楽しめます。ローカル鉄道で辿る、みちのく秋田の旅。“懐かしい日本の原風景”を満喫できます。


TEL:0186-82-3231

問い合わせ:
午前8時30分~午後5時15分

太平湖 遊覧船

緑の映える初夏から、紅葉の美しい初秋まで太平湖では遊覧が楽しめます。
小又峡まで足を伸ばすと大小100の滝が点在しており、ハイキングコースにはうってつけです。大自然が育む美しさと荒々しいスケール感を間近に感じてみてはいかがですか。


TEL:0186-84-2458

11月上旬まで運行

大人:1,100円
子供:550円

大太鼓の館

世界40ヵ国から集められた約140個の太鼓が展示されています。中でも、牛の皮一枚で作られたギネスブック認定の和太鼓は圧巻です。
毎年7月と9月には、この大太鼓を使ったお祭りも開催されます。
世界一の和太鼓から繰り出される巨大な音色、体感してみてはいかがですか。


TEL:0186-63-0111

営業時間:午前9時~午後5時

火・水曜定休(1~3月は休園)

大人:410円
小学生:300円

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