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【4月23日放送】
楽園の住人
卯月の四 長崎・雲仙温泉
~焼きたてパンの温泉カフェ~

長崎県雲仙市、国際的な観光地である雲仙温泉が舞台。明治時代に創業した老舗旅館を、焼きたてパンが自慢のカフェへと生まれ変わらせた、髙橋浩次さん(48歳)と和美さん(45歳)ご夫婦が主人公です。温泉玉子をまるごと包んで揚げた「ばくだんパン」や、キャラメル風味の「モンキーブレッド」など、およそ25種類のパンが毎日並ぶ『かせやカフェ』。ここには、観光客だけでなく地元の住民も数多く訪れます。また、焼きたてパンとともに、『かせやカフェ』のもう一つの自慢が源泉かけ流しの温泉。120年続いた旅館の四代目である浩次さんが、受け継ぎ守っている温泉です。歴史ある雲仙温泉で生まれた温泉カフェで、焼きたてパンを振る舞うご夫婦のあったか~い物語です。

毎日、焼きたてのパンおよそ25種類が並ぶ『かせやカフェ』。朝7時から午後1時半までは、パンを購入したお客様のドリンクが100円になります。そして源泉かけ流しの足湯、貸切りの家族湯は明治創業の旅館から受け継いだもの。温泉目当てのお客さんが今でもいらっしゃいます。

受け継がれた屋号「かせや」は訪れた人を「加勢する、手助けする」の意味。建物は変わっても、髙橋さんご夫婦はこの思いを大事に守っています。午後になって『かせやカフェ』に、常連の仲居さんが訪れました。勤務時間が不規則な旅館勤めの人たちに、手軽なパンは大好評。ご夫婦は旅館業の先輩として、親身になって彼女たちの話に耳を傾けます。

旅館を閉める事に複雑な思いを持っていた家族ですが、今では髙橋さんご夫婦を応援しています。長男の良輔さん(17歳)は毎朝4時からお店の掃除を担当。開店当時、疲れて帰ってくる両親を見て、少しでも力になりたいと始めました。また母の和子さんと叔母の怜子さんは洗い物を手伝います。
『かせや』には、家族が力を合わせる光景が今も変わらず続いています。

浩次さんが参加している「雲仙湯のまち通りを考える会」。雲仙温泉の歴史ある旅館が立ち並ぶ「古湯地区」で、新たなプロジェクトが始まろうとしています。地下に流れる源泉を移設して地上に流し、遊歩道と新しい施設を作る計画です。古湯地区の人々が垣根を越えて、雲仙温泉の新たな魅力を生み出そうとしています。

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雲仙観光協会

電話:0957-73-3434
受付時間:午前9時~午後5時


雲仙温泉の観光情報は観光協会へ
お問い合わせください。

遠江屋本舗(とおとうみやほんぽ)

『湯せんぺい』を手焼きで実演販売している遠江屋本舗。3キロもある金型を操りながら一枚一枚丁寧に焼き上げます。金型からはみ出した耳も美味しいと評判。もっちりとした食感で、ほんのり甘くデザート感覚で頂けます。

『湯せんぺい』手焼体験も出来ます!
1名1,000円 *要予約
(3,4,5,9,10,11月のみ)


電話:0957-73-2155
営業時間:午前8時30分~午後10時

不定休
住所:雲仙市小浜町雲仙317
湯せんぺい 一枚50円より

かせやcafe

120年続いた老舗旅館が生まれ変わった、焼きたてパンが自慢のカフェ。上にかかったキャラメルが甘く香ばしい「モンキーブレッド」や、温泉玉子が丸ごと入った「ばくだんパン」が人気です。また、和美さんがその日のひらめきで作ったパンにも出会えるかもしれません。
温泉のご利用も是非どうぞ。ちょっと一息つきたい方は無料の足湯を。ゆったりと老舗の湯を楽しみたい方は貸切家族湯をお楽しみください。源泉かけ流しの湯は、強い酸性で美肌や皮膚病全般に効果があると言われています。


電話:0957-73-3321
営業時間:午前7時~午後6時

水曜定休
*店内のみ販売
住所:雲仙市小浜町雲仙315

モンキーブレッド 130円
ばくだんパン 160円

貸切家族湯 1組50分1,500円

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