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【12月18日放送】
楽園の住人
師走の参 三重県大紀町
~一人一組 陽だまりレストラン~

今回の舞台は、海と山の幸に恵まれた三重県大紀町が舞台。熊野三山へと続く熊野古道を有するこの町で、1日1組貸し切りのレストランを営む濱はるみさん(65歳)と濱昌平さん(75歳)が主人公です。お二人は、夫婦でのんびり過ごしながら、お店もできる家を探し、4年前に大紀町の阿曽に移住しました。庭に大木があり、傍には川が流れる自然豊かな家。ここでお二人はレストラン「さんずい」をオープンしました。地元の食材にこだわって作る料理と庭の眺めは、訪れる方々を幸せにしています。阿曽の人たちの温かい心に支えられ、四季を感じながらのんびり過ごす。そんなお二人の笑顔あふれる日々をご紹介します。

「さんずい」の料理は洋風のランチコース全10品。オードブルやスープ、サラダ、パスタは地元で採れた野菜をふんだんに使った、はるみさんの創作料理です。近くの海で獲れた鮮魚を使った、メインのアクアパッツアはイタリアの漁師料理。パプリカなどを加え、見た目も鮮やか!最後は、昌平さんの淹れたこだわりのコーヒーと手づくりデザート。食後も、のんびりくつろげます。

この日、はるみさんと昌平さんは山へキノコ刈りにやってきました。案内してくれるのは、地元でキノコ栽培をしている藤原正幸さん。お二人の目当ては原木に育った“なめこ”。おが屑などを使って栽培されたものと違い“原木なめこ”は、この時期にしか採れない貴重なものです。悪戦苦闘しながら、なめこを収穫したお二人。この“原木なめこ”で、はるみさんは美味しいパスタを作ります。

週に2日しか営業しない、ご近所の居酒屋「満月」。お二人は、この日を楽しみにしていて、いつもそろって出かけます。地元の人が集るこのお店は、近所付き合いの拠点。濱さんご夫婦が大紀町に引っ越してきて4年。女将さんの生駒月子さんを始め、常連の方々ともすっかり仲良くなりました。移住者を温かく歓迎してくれる、阿曽の人々の優しさに触れられる場所です。

この日、昌平さんが作ったのは「さんずい」の看板。入り口に気づかないお客様が多く、以前からはるみさんにお願いされていました。筆を手にした昌平さん、墨で一気に書き上げます。その出来に、はるみさんは大満足。新たな看板は通りに面した場所に掲げられました。これからもここで、陽だまりのような居心地のいい場所を提供してゆきたい、とお二人は考えています。

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四季の店「旬彩」

大紀町で採れた旬の野菜や、地元の方が作った素朴な木工品をお求めなら、「阿曽湯の里」にある『四季の店 旬彩』へどうぞ。地元の方が丹精込めて育てた野菜や、地域の食材を使ったお惣菜、手作りの工芸品が販売されています。野菜は季節によって販売している種類や量が異なります。阿曽の方々の温かい心のつまっているお店です。
 
TEL:0598-84-8082
営業日:木・土・日曜日
営業時間:午前10時~午後4時

さんずい

はるみさんの手料理が味わえる、レストラン『さんずい』。
予約制でお客様は一日一組の貸し切りです。メニューはおまかせランチコース3000円のみ。メインのアクアパッツァは新鮮なお魚を使ったイタリアの漁師料理です。はるみさん手作りのフランスパンと一緒にどうぞ。更に地元で採れた野菜のサラダやパスタ、食後はデザートと一緒に、昌平さんが淹れたこだわりのコーヒーが楽しめます。四季折々の庭を眺め、川のせせらぎを聞きながらの食事は癒されますよ!
 
TEL:0598-86-3208
営業時間:昼12時~
定休日:月・木・第3日曜日
1日1組 予約制
電話受付時間:
午後1時~午後4時
年内は予約がいっぱい
年明けは1月15日から営業

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