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【7月31日放送】
楽園の住人
文月の四 島根県松江市
~家族をつなぐ とんぼ玉輝け!~

島根県・松江市の玉造温泉が舞台。玉造温泉街をもっと元気にしようと“とんぼ玉工房 いちの家”をはじめた角和幸さん(41歳)と角喜和子さん(30歳)ご夫婦が主人公です。35歳でがんを告知された和幸さん。過酷な闘病生活を乗り越え、奇跡的に回復。“家族とともにゆっくり生きよう”と、故郷である島根県の松江市へ帰郷しました。観光協会で働く弟からの話しがきっかけとなり玉造温泉に“とんぼ玉工房 いちの家”をオープン。訪れる人々を“とんぼ玉”で楽しませようと、日々頑張っています。辛い病がきっかけとなって見つけた第二の人生。とんぼ玉のように輝く、ご家族の笑顔をお届けします。

玉造温泉の中ほどに建つ“とんぼ玉工房 いちの家”。和幸さんに妻の喜和子さん。和幸さんの弟・賢二さんの3人が火に向かい、ガラスを溶かして色鮮やかな模様を作ります。こうして生まれたとんぼ玉の輝きにひかれ、温泉客が店を訪れます。とんぼ玉作りを体験したお客さんは、自分だけのとんぼ玉に喜び、笑顔に。そんな笑顔を見るのが嬉しいという和幸さんたちです。

病気のため“一度は家族との生活をあきらめた”という和幸さん。元気になった今、家族と過ごす時間をとても大切にしています。父・秀春さん愛用の杖には、いくつものとんぼ玉がつけられています。兄弟たちも、ご両親も、家族みんなが“とんぼ玉工房 いちの家”を応援してくれています。

“玉造温泉街を盛り上げていきたい”と考えている和幸さん。この日は、老舗旅館“長楽園”を訪ねました。とんぼ玉体験がついた宿泊プランの打ち合わせです。旅館の担当の方も、とんぼ玉の美しさを気に入ってくれた様子。話はすぐにまとまりました。“訪れる人々に楽しんでもらいたい“という気持ちは同じ。玉造温泉の明日に向け、まずは1歩前進です。

“玉造温泉をイメージしたとんぼ玉を作りたい”。憧れの“ガラス工芸家”近藤直美さんに技を教えてもらおうと、島根から5時間かけて名古屋までやって来た和幸さん。玉造温泉といえば“勾玉”。でも立体のパーツをそのままの形でガラスに閉じ込めるのは、とても難しい技術が必要です。近藤先生の技を“いちの家”に持って帰るため、真剣なまなざしで見守る和幸さんです。

“いちの家”の定休日。和幸さん、喜和子さん、賢二さんの3人で、近藤さんから教えてもらった新たな技に挑戦です。勾玉をガラスに閉じ込めようと真剣な3人。自分たちが納得できる作品に仕上げるには、もっと練習が必要なようです。でも、いつか必ず、玉造温泉を訪れるお客さんに喜んでもらえるものを作ろうと、そんな思いで練習に励みます。

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TEL:090-1783-6832
体験教室 1回2時間2000円

こんどうなおみ ガラス教室

名古屋にある近藤直美先生の教室では“とんぼ玉”を始めとするガラス細工が学べます。
初心者から、本格的にやりたい方まで、希望にあわせて作品制作ができます。

TEL:0852-68-9367
営業時間:
午前10時~午後7時
定休日:月曜日
とんぼ玉体験:1800円~

とんぼ玉工房 いちの家

玉造温泉にお越しの際は、ぜひ“とんぼ玉工房 いちの家”へどうぞ。どなたでも簡単に自分だけのアクセサリーを作ることができますよ。

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