今回の舞台は、富士山麓の静岡県富士市。茶畑に囲まれる自宅で、体にいい食事を提供する「茶畑レストラン ちゃの生(き)」を営む豊田由美さん(38歳)と夫の郁也さん(46歳)が主人公です。富士市のお茶農家に生まれ育ち、結婚後は浜松市で暮らしていた由美さん。2006年にご両親が亡くなったことで、帰郷してお茶農家を継ぐことに。更に今年2月には、両親が生前に営んでいた農家レストランを復活させ「茶畑レストラン ちゃの生」としてオープンしました。帰郷をきっかけに地域の活性化にも取り組む由美さんを支えているのは、夫・郁也さんと、二人の子供たちです。これからも、両親の思いを受け継いだ「ちゃの生」を拠点に、家族との絆を育み、地域の人々を元気にしていってください!
両親が営んでいたレストランに、由美さんのアイデアを加えてオープンした「茶畑レストラン ちゃの生」。元々は、由美さんの母、玲子さんが療養中に「食は体の基本」という考えに至り、回復後に始めたお店でした。しかし玲子さんは志半ばで再び病に侵され死去。由美さんは『食べる茶葉』など新たなアイデアを盛り込み、亡き母の意思を受け継いだ「茶畑レストラン ちゃの生」を再開しました。
「ちゃの生」自慢のランチ『農家のひるげ』は、地元の有機野菜や摘みたての茶葉など野菜を中心にしたメニュー。一押しは、目の前の茶畑で摘んだばかりの『お茶の葉天ぷら』。他にも、大豆マヨネーズを使った、ヘルシーな『お豆のサラダ』。由美さんが畑で育てたフキの『炒め煮』や、裏山で採れた野ゼリの『胡麻和え』など。のんびりと茶畑を眺めながら、体に優しい食事がいただけます。
近年のお茶農家の厳しい現状を知った由美さんが、地元を元気にしたいという思いで始めた『お茶摘み体験』。この日の参加者は総勢32人。富士山の麓で行う初めてのお茶摘みに、大人も子供も大興奮。摘んだ茶葉は自分たちで手揉みしてお茶にします。更に、天ぷらや茶葉を使ったチャンプルなどの料理にも挑戦。皆さん自然の中で、思いっきり自然を味わいました。
両親から、300本のブルーベリーの木を受け継いだ由美さん。この日は、地元のブルーベリー農家が共同で行うイベントの打ち合わせに参加しました。ブルーベリー農家の大先輩と意見を出し合い、プランをまとめていきます。今回の企画は、ブルーベリー狩りとラフティングを一緒に楽しむ、というイベント。でも由美さん、ラフティングは未経験なのだそうです。
この日、自らラフティングを体験することになった由美さん。夫の郁也さん、そして長女の春奈さんも参加して、日本三大急流の一つである富士川を約一時間半かけて下ります。マイナスイオンをたっぷりと浴び、歓声と悲鳴が入り混じる中、スリル満点のラフティングを満喫した皆さん。ブルーベリー狩りとの合同イベントも、素敵なものになりそうです。