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【4月10日放送】
楽園の住人
卯月の弐 静岡県富士宮市
~夢が広がる未来型農業~

富士山の麓に広がる静岡県富士宮市。有機栽培で育てられた野菜がおいしく食べられる“レストラン ビオス”を始めた、松木一浩さん(48歳)と以佐子さん(48歳)が主人公です。就農して10年目のお二人。実は人生の楽園には二度目のご出演です。高級レストランの給仕長だった一浩さんは、のんびりした田舎暮らしを求めて農業の道へ。しかし、衰退していく農業を目の当たりにし、“農業をもっと夢のあるものにしたい”と思うようになりました。お二人は生活を一転させ、“種を蒔くところから口に入るところまで”に関わる循環型有機農業を目指すプロジェクトを開始。去年12月、その中心となる“レストラン ビオス”をオープンしました。目指すのは「有機農業の新しいカタチ」。その思いに賛同した、農業への夢を抱く若い仲間たちが、お二人の下に集まってきます!

山の斜面を切り開いた場所にある、松木さんご夫婦の農場“ビオファームまつき”。レストランから出た野菜カスなどを肥料に変え、野菜を育て、採れた野菜を使って料理を作るという、循環型農業を目指しています。現在ここでは、農業に関心がある27名の若いスタッフが働いています。野菜を育てるだけでなく、付加価値を生み出す未来型農業。お二人の夢は若い力へと繋がっていきます。

“レストラン ビオス”では、“ビオファームまつき”で採れた新鮮な野菜を使った美味しい料理が食べられます。こちらは「タジン鍋でエトッフェした早春の野菜」。野菜を手作りバターと塩だけで味付けし、素材の風味を生かして蒸し焼きにした料理です。ほかにも旬の野菜を使ったフランス料理が並びます。畑を眺めながら食べる野菜料理。お客様からも大好評です。

高級レストランの給仕長だった一浩さん。接客を担当するためにレストランを始めてから、毎日スーツを着る生活に戻りました。
以前に比べ、畑に出る機会は減りましたが、一浩さんにとっては、これもまた「農業の一部」なんです。

忙しい日々を送る松木さんご夫婦の息抜きは、一人息子・耕人くんとの釣り。やってきたのは富士山の湧き水でニジマスを育てている“柿島養鱒”です。オーナーの好意で、規格外のニジマスを特別に釣らせてもらっています。この日の釣果はニジマス1匹。大奮闘の末、釣り上げました。親子3人で過ごす、楽しいひとときです。

“ビオファームまつき”にまた一人、農業に興味を持った若者がやってきました。今年2月に勤めていた会社を退職し、農業の勉強にやってきた片山洋平さん(27歳)です。夢は「自分で作った野菜をたくさんの人に食べてもらうこと」だという片山さん。
一浩さんは、これから農業を目指す若い人たちを応援しています。

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TEL:0544-25-2061
営業時間
午前10時30分~午後5時

※定休日は店舗ごとに異なります。

お宮横丁

富士宮市にお越しの際は、 “富士山本宮浅間大社”前の“お宮横丁”へ行ってみてはいかがでしょうか。B級グルメで有名な「富士宮やきそば」のお店が軒を連ねています。

TEL:0544-67-0095
営業時間
ランチ:午前11時30分~午後2時30分
ディナー:午後5時~午後8時
水曜定休

レストラン ビオス

松木さんご夫婦が営むレストラン。
“ビオファームまつき”で採れた新鮮野菜を使ったおいしい料理が楽しめます。
こだわりの野菜フレンチは絶品です。
お越しの際はぜひ電話でご予約を。

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