今回は愛知県一宮市が舞台。去年10月、車に石窯を積んで移動販売のピザ屋さん「ぼっけーの」を始めた若尾直哉さん(46歳)と妻・文子さん(41歳)が主人公。アパレルメーカーを45歳で早期退職した直哉さん。第二の人生は大好きな薪と炎に囲まれて仕事がしたいと考えるように・・・
その思いと、文子さんの趣味である天然酵母のパン作りを組み合わせ、ピザ作りをしようと決意。そんな時、車に積む事が出来る、薪を燃料にした石窯の存在を知り、固定店舗を構えず移動販売でピザ屋さんを開くことに。直哉さんは「お客さんの目の前でアツアツのピザを焼き、その場で食べてもらうことが何よりも炎のすばらしさを伝えられる」と言います。
始めてまだ5ヵ月の新米ピザ屋さん。今日もお客様の元へ情熱いっぱいのピザを届けるため走り続けています。
石窯の炎の力が最大限に発揮されるのはシンプルなピザ生地だと考える直哉さん。その生地は、国産の小麦と塩、それに天然酵母と水だけを使って練り上げたもの。焼き上がると、外はパリパリで中はモチモチと、お客さんから大好評。ピザのトッピングも日々開発し、少しずつそのレパートリーは増えています。
注文を受けてから焼き上がりまではおよそ5分。
お客さんが待つ時間も楽しんでもらいたいと考える直哉さん。生地を伸ばしトッピングをのせ、そして、窯に入れること約一分間。香ばしいピザの匂いと炎の魅力にお客さんも釘付けに・・・
子供たちの喜ぶ顔を見るのがなによりもうれしい瞬間だそうです。
石窯に必要な薪を仕入れに、薪販売店ログスプリットガクへ。
直哉さんのピザ作りにぴったりの楢の薪を仕入れた後は、薪販売店のご主人、木田さんが営むもう1つのお店「そば切桔香草」へ。店内にある薪ストーブの炎を見ながら一休み。
炎を目の前に語り合う直哉さんと木田さんの話は付きません。
妻の文子さんと犬山市にあるアウトドア・ベース犬山キャンプ場を訪れた直哉さん。アパレルメーカーを早期退職して約一年。新米ピザ職人として走り始めたばかりの直哉さんは、日頃、陰から支えてくれる文子さんへの感謝の気持ちを込めてピザを焼きました。
将来の夢は、夫婦でキャンプ場を開き、そこでピザを焼きたいと直哉さんの夢は膨らむばかりです。