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【1月3日放送】
楽園の住人
人生の楽園
新春スペシャル2010

放送開始から10年目を迎えた「人生の楽園」。節目となる2010年の正月スペシャルは「故郷や移住先の町を元気づけたい」と楽園づくりに励む4家族をご紹介します。「楽園」は自分たちだけでなしえるものではない。故郷や移住先、自分たちが暮らす地域が元気になってこそ 暮らしは楽しく充実したものになる・・・これは番組で紹介してきた全家族に共通する思いです。
「地域と共にある楽園」今回はそんな楽園の姿をご紹介します。生まれ故郷、終の棲家を構えた第二の故郷・・・そこから始まる新しい生き方の提案です。新たに取材する家族2組、放送した家族のその後取材を2組、計4組の楽園家族を紹介します。

宮城・利府町
こだわりマグロ料理の人情屋台

宮城県のほぼ中央に位置し、新鮮な魚貝の宝庫、塩釜市に隣接する利府町。利府駅前の屋台村に、2009年3月「海鮮料理ひこばえ」をオープンした佐藤鉄次郎さん(65歳)と、夫を支える妻の友子さん(59歳)。店名の“ひこばえ”とは新芽という意味。新鮮なマグロの脳天やノド肉、ホホ肉など珍しい部位を使ったメニューが人気を呼んでいます。故郷の恵まれた食材を活かして町を元気にしたいと日々頑張る鉄次郎さん。マグロ専門店の店主や家業の漁師を継いだ兄、幼馴染など多くの仲間がそんな鉄次郎さんの応援団です。まだまだ芽吹いたばかりの“ひこばえ”はこれから更にすくすくと成長し続けます!

宮崎・日南市
みんなのふるさと 元気になあれ

日南市でかんきつ農家と「農家民宿 上の丘」を営む井上長生さん(52歳)と妻の悦子さん(48歳)は去年2月にご紹介したご夫婦です。地元を元気にしたいと、体験型の民宿を始めたのが6年前。そんなお二人を10ヶ月ぶりに訪ねると・・・様々な変化が起きていたんです。最近宿泊客が増えて、客室を増築。そして、宿の脇には高さ5メートルの手作りやぐらまで作っちゃいました!さらに、仲間と「平成釜」を作り、木炭作りもスタート。新たな特産品作りにもチャレンジし始め、次から次へとふるさとおこしのため挑戦を続ける長生さんと、そんな夫を支える悦子さん。これからも夫婦仲良く、頑張って下さいね!

大分・豊後大野市緒方町
幸せの黄色いカボス

荘厳な原尻の滝や、伝統の祭り「緒方三社川越祭」が有名な緒方町。この町に移住した、小代富男さん(68歳)が「男のロマン」をかけ取り組むのはこれまた町おこし活動!仲間とNPO法人を立ち上げ、イベントを開いては緒方町の良さをアピール。さらに皆で町の特産品・カボスの加工所「あねさん工房」も作りました。本来カボスは夏~秋に緑の実を出荷。その後、実は黄色く熟します。地元では捨てる黄色い実を、加工所では皮と果汁を使ったジャム「カボスコンフィチュール」にしています。そこで活躍するのが富男さんの妻・スミヱさん(68歳)と地元の女性達。これが最近注目を浴び、町の新たな特産品となりつつあるんです!
高齢化が進むカボス農家を元気にしたいという夢を持つ富男さん。「この町には宝物が一杯ある」そうで、夢は尽きません。

千葉・いすみ市
夫婦で熟成 愛情チーズ

飼育しているジャージー牛のミルクを使い、チーズ作りに励む五十川敬記さん(59歳)と明子さん(57歳)をご紹介したのは2008年12月のことでした。あれから1年、チーズ工房をオープンして迎えた2度目の冬。家族のように可愛がる牛も一頭増え、工房にも変化が・・・。敬記さん、本場スイスに習い、チーズを熟成する洞窟を作ったんです。そんなチーズ作りを通して新しい仲間も増えました。酪農一筋40年のご夫婦がチーズ作りを始めたり、新たにいすみ市に移住してくる家族がいたり。「自分の村」と自信を持って言えるようになったいすみ市で、着々と仲間との輪が広がっています。そして年の瀬、ジャージー牛のミミが元気な子牛を出産しました。家族の増えた五十川さんご夫婦、これからも美味しいチーズを作っていってください!そして、2010年もまた素晴らしい一年になるよう応援しています!!

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