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【12月26日放送】
楽園の住人
師走の四 大分県別府市
~湯けむり漂う温泉茶房~

今回は日本を代表する温泉地、大分県別府市で自宅にそれぞれの店を開いたご夫婦が主人公。定年後も人生を楽しみたいと考えていた高崎富士夫さん(67歳)と妻ナル子さん(68歳)です。まずはナル子さんが50歳の時、花と小物のお店を、それを追って富士夫さんが定年後に温泉付き喫茶店を開店しました。二つのお店にはご近所から観光客までたくさんの人が訪れます。そんな人たちに自分の住む町の魅力を伝えようと富士夫さんは、町歩きのツアーも始めました。忙しくも楽しい第二の人生を送るお二人です。

メニューを注文すると温泉に入れるというユニークな喫茶店「茶房たかさき」。定年後お店を始めた富士夫さん、お客さんを増やすにはまず自分が地元に溶け込もう、と積極的に町の活動に参加するようになりました。その活動が実を結び、今では地元の人々から温泉好きの観光客まで幅広く多くの人たちが集う場となりました。

こちらは「人が好き」というナル子さんが50歳の時に始めた「花工房たかさき」。富士夫さんの定年に向けまずは自分が、との思いで開いたお店には、自ら市場で仕入れる花や、旅先で見つけた砥部焼、たくさんの作家の手作り小物など、ナル子さんが好きなものが所狭しと並べられています。常連さんとはお店を見た後、茶房たかさきでお喋りを楽しんでいます。

もちろん忙しい合間をぬって温泉も楽しんでいるお二人。開店前、閉店後の時間を利用して温泉に出かけ、88箇所入浴が条件の温泉道名人にもそろって認定されました。源泉の蒸気を利用して食材を蒸す“地獄蒸し”で夕飯を用意することもあります。

別府の魅力を歩いてガイドする“別府八湯ウォーク”。数あるコースの中に地元朝見地区のコースがなかったことから、富士夫さんは2008年末に仲間を集い、新コース“朝見郷ロマン散策”をたち上げました。訪れる人たちに歴史ある朝見地区の魅力を知ってもらいたい富士夫さん、新しい案内場所を下見するなど日々充実したコース作りに励んでいます。

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TEL:0977-24-2828
問い合わせ時間:
午前8時30分~午後5時
定休:土日祝
温泉本350円
スタンプ台帳100円

別府市観光協会

温泉天国・別府には泉質はもちろん入浴法も様々な個性豊かな温泉が多数あります。温泉に入りたくなったら、まずは温泉本を購入するか、観光協会で情報を得てお好みの温泉を探しましょう。地元ボランティアが案内する別府八湯ウォークに参加すれば別府の深い魅力に触れることができますよ。たくさんの温泉に入りたい!という方はスタンプ台帳を手に入れて温泉道名人を目指してみてはいかがでしょう。

TEL:0977-23-0592
問い合わせ時間:
午前10時~午後6時
不定休
珈琲400円
※茶房たかさきでメニューを注文するとたかさきの湯に入浴することができます

花工房・茶房たかさき

高崎夫婦のお店は別府駅から徒歩15分。花工房たかさきで手作り小物を見学したあとは茶房たかさきでお茶をどうぞ。最後はたかさきの湯にゆっくり浸かってあたたまりましょう。
茶房のマスター富士夫さんは別府の観光情報にも詳しく心強い旅の味方です。

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