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【12月12日放送】
楽園の住人
師走の弐 秋田県潟上市
〜でっかい笑顔生まれる陶芸工房〜

今回の舞台は、秋田県潟上市。日本海に面し、市の北には干拓が行われた八郎潟の調整池が広がります。定年退職後、陶芸工房「裕遊窯」を開いた門間裕一さん(60歳)と妻の祐子さん(60歳)が主人公です。窯を開けた時のドキドキする瞬間が陶芸の魅力と語る裕一さん。失敗を重ねながらも、日々チャレンジを続けています。“でっかい笑顔が生まれる” 陶芸工房「裕遊窯」。幸せな陶芸ライフを送る裕一さんと祐子さんの楽園をご紹介いたします。

ろくろの前に座ると、裕一さんの眼差しは変わります。この日は直径80cmを超える大きな器作りに挑戦。作品が大きくなればなるほど、高い技術が求められます。これが成功すれば裕一さんにとって最大の作品。慎重な面持ちで土と向かい合います。

裕一さんがこだわる陶芸の技法が火襷(ひだすき)。素焼きした器に藁を並べ、文様を焼き付ける方法です。農家でもある裕一さんは自分の田んぼで育てた古代米の藁を使います。窯に入れたら、あとは「火の神様」頼み。展覧会などで数多くの受賞をしている裕一さんですが、思い通りの文様はなかなかでないそうです。

この日、窯から出した壷には亀裂がはいっていました。しかし「失敗には必ずヒントがあるんです。山あり谷あり。人生と一緒。」と語る裕一さん。陶芸との出会いもまた、職場の異動で陶芸教室の運営を任されたことがきっかけでした。やりがいのあった仕事から外され、落ち込んでいた時に出会った陶芸でしたが、今では裕一さんの人生にとってかけがえのないものとなりました。

お孫さんが遊んでいるのは、なんと焼き物のUFO。難易度の高い作品に挑戦する傍ら、裕一さんは独自の遊び心を持った作品も手がけています。陶芸を通して、皆と繋がり、笑顔が生まれる。この日の門間家では家族みんなの笑い声がいつまでも続いていました。

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TEL:018-877-2100
営業時間:
午前10時〜午後4時


純米秋田生酛
720ml 1102円
秋田生酛吟醸
720ml 1365円
純米大吟醸 天巧
720ml 2730円

小玉醸造

明治12年創業。稲作地帯に囲まれ、豊富な原料に恵まれた環境で古来の伝統的な醸造を継承しつつ、新しい知識を活かした酒作りをしている小玉醸造。太平山を始めとするおいしい日本酒を裕一さんも愛飲しています。直売所には裕一さんが陶器で作った特大の酒瓶も飾られています。酒蔵見学や試飲もできます。

TEL:018-877-3208
定休日:日曜・祝日
営業時間:
午前9時〜午後5時


高級佃煮詰合せ「味彩」6種 2730円

千田佐市商店

八郎潟調整池で採れたワカサギなどの佃煮は地元でも愛される潟上市の名物。栄養豊富な佃煮はご飯のお供にはもちろん、お茶受け、お酒の肴にもピッタリです。詰め合わせだけではなく単品でも販売しています。

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