今回は北アルプスの山麓、長野県安曇野市で小さな宿「和寛の里」を営む丸山寛治さん(56歳)と、寛治さんを支える看護師の和子さん(46歳)が主人公です。
結婚後に訪れた信州旅行で安曇野の自然と北アルプスに魅了されたお二人。2008年に寛治さんは自動車学校を早期退職し、ご夫婦で安曇野市に移住しました。そして2009年、安曇野の素晴らしさを一人でも多くの人に伝えたいと「和寛の里」をオープン。
親戚のように迎えてくれたご近所さんに支えられ、安曇野暮らしを楽しみながら頑張っています。これからもお客様が和み寛げる素敵な宿を続けていってください。
「和寛の里」は寛治さんと和子さんの名前から一文字ずつとって名付けました。今は和子さんが看護師をしているため、寛治さん一人の経営。将来的には二人で宿をしたいと、経営を軌道にのせるため頑張っています。そんな寛治さんの自慢がこちらの料理。自家製野菜や地元の味をいかした前菜、長野の特産品である信州サーモンはお客様にも好評です。
野菜作り初心者の寛治さんにとって、頼れる存在がご近所に住む高橋さんと井上さん。時には優しく、時には厳しく野菜作りのコツを教えてくれる師匠です。井上さんに生のトウモロコシを手渡された寛治さん。恐る恐るガブリといった感想は「甘い!」。その姿を見て笑顔の師匠たち。「自分で作った野菜はうまいんだ」師匠の力のこもった一言です。
和子さんの夜勤の日には家の売り主・中田さんのお宅へ飲みに行く寛治さん。畑の師匠・高橋さんも加わって楽しいひと時を過ごします。「和子さんがいる時といない時どっちがいいんだ?」という中田さんの厳しい突っ込みに対し、「いた方がいい」と答えた寛治さん。とはいいつつ、男同士の息抜きの時間も大切ですよね。
週末、和子さんの元同僚の方が宿泊に来ました。旦那としてみっともないところは見せられないと張り切る寛治さんに嬉しいサプライズが!実は和子さんが内緒で寛治さんの誕生会を準備してくれていたんです。突然のお祝いに寛治さんもびっくり!「これをきっかけに、更に頑張りたい」と気合を入れ直した寛治さんでした。