今回の舞台は、広島県庄原市総領町。築300年の自宅で「和食処 和み亭」を営む、和田芳治さん(66歳)と妻の和子さん(60歳)が主人公です。地元の町役場に勤めていた芳治さん、毎日のように同僚や友人などを家に招き、和子さんの手料理でもてなしていました。訪れた人たちに和子さんの手料理は大好評。定年退職後「和子さんの手料理をもっと多くの人に食べてもらいたい」と考え、2009年2月「和食処 和み亭」をオープンしました。地域の活性化のために、これからも頑張ってください。応援しています!
「和食処 和み亭」はコース料理のみ。広島の郷土料理・ちしゃもみ、こんにゃくステーキ、おからのサラダ、里山のしんじょうなど計15品が並びます。すべて和子さんの手料理です。素材の味を活かした料理は大好評です。
この日、四国の高松市から3時間半かけてお客様がいらっしゃいました。実は、ご夫婦の古くからのご友人なんです。和み処の開店を聞きつけ友達を連れてやってきてくれました。和子さんの手料理、そして芳治さんの絶妙な話術!楽しい時間はあっという間に過ぎて行きました。
予約がないこの日はご夫婦で和子さんの実家を訪れました。2ヶ月に1度くらいは顔を出すというご夫婦。お目当ては和子さんの母・スエミさんが作る手料理です。実は、スエミさんは15年前まで食堂を開いていたんです。和子さんの手料理は母・スエミさんから受け継いだ味なんです。
地域を元気にしたいと移住者の受け入れに積極的に取り組んでる芳治さん。こちらは芳治さんの勧めで、去年9月に家族4人で総領町木屋地区に移住してきた佐々木照美さん。今では、地域活性化の様々な活動を相談し合える仲間です。