今回は夏真っ盛り、ハイビスカスが咲き誇る石垣島が舞台。島の北部、明石集落でペンションをオープンした柾木邦彦さん(44歳)と由紀子さん(41歳)が主人公です。 熱帯魚に魅了され、ダイビングの資格をとり沖縄の島巡りをしていたお二人。その中でも気に入った石垣島で、島の美しい自然をたくさんの人に紹介したいと2008年に「ペンションコーラルフィッシュ」をオープンしました。開拓の地という独特の歴史を持つ明石集落で、地域の人々に支えられながら頑張っています。これからも沖縄の海のように輝いていってください。
沖縄本島から411キロ離れた南国・石垣島。ここでは島特有の動物を見ることができます。国の天然記念物のセマルハコガメが道路を歩いていたり、ペンションのテラスには東南アジアからの渡り鳥・リュウキュウアカショウビンが遊びに来たり・・・。青い海に白い砂浜、希少な動植物、石垣島には魅力ある自然が残っています。
柾木さんご夫婦が石垣島のお父さん・お母さんと慕う新里さんご夫婦。「自分の子と同じ。親子」と言って、ご夫婦を可愛がってくれています。明石集落は、1955年に沖縄本島から入植した移民によって開拓された土地。新里さんご夫婦も移民として集落を作り上げてきました。開拓時の苦労があったからこそ、移住者である柾木さんご夫婦を優しく包み込んでくれるんです。
柾木さんご夫婦はお客様が来ると、必ず案内する場所があります。それが地元の人しか知らない絶景の高台。青い空にエメラルドグリーンの海、そして明石集落を一望することが出来ます。ご夫婦が石垣島に移住しようと決めたこの景色に、お客様も感動してくれました。石垣島の魅力を少しでも多くの人に伝えたいと考えるお二人。十分に島の魅力を紹介できました!
夜になるとコーラルフィッシュ恒例のイベントが幕を開けます。お客様の要望があると、新里さんご夫婦とご近所さんが沖縄民謡を披露しに来てくれるんです。三線の音色と皆さんの歌声にお客様も大喜び。そんなお客様に新里のお父さんは熱弁をふるってペンションの宣伝までしてくれました。最後は柾木さんご夫婦とお客様も加わってのカチャーシー。温かい空気に包まれて明石の夜が更けました。
シュノーケリングポイントを地元の方に教わり、明石集落のはずれのビーチにやってきたお二人。水に入ってすぐ目の前には絶滅が危惧されている希少なアオサンゴが!長さ200メートルに及ぶ明石のアオサンゴは日本で2番目に大きいといわれています。美しいサンゴに大興奮のご夫婦。お客様にまた明石の自然豊かなポイントをご案内できますね。