今回は山形県尾花沢市が舞台。この町で「手打ちそば 百笑家 姫」を始めた柴田孝一さん(66歳)と妻のヒメさん(63歳)が主人公です。定年後、野菜を作りながらと趣味で蕎麦打ちをしていた孝一さん。その姿を見たヒメさんは、孝一さんの作った野菜と蕎麦を「もっと多くの人に食べてもらいたい」と考え、お店の開業を提案。2007年5月「手打ちそば 百笑家 姫」をオープンしました。最初は夫婦だけのお店でしたが、長男夫婦・お婆ちゃん、そしてお孫さんも手伝ってくれるようになりました。そんな家族の協力もあって去年の10月にはお店の2階を宿泊用にして、農家民宿も始めました。これからも笑顔の絶えないお店にしていってください!応援しています。
孝一さんヒメさんにとって頼もしい助っ人、長男・章さん。以前蕎麦打ちをしていた孝一さんが指を痛めてしまった為、現在は章さんが蕎麦打ちを担当しています。章さんの夢は「父の蕎麦の味を超えること」。その為に努力の日々が続いています。
「手打ちそば 百笑家 姫」の一押しメニューがこちら。冷たいそばつゆと温かい鴨汁の2種類の味が楽しめる「そばのダブルつゆ」。長男・章さんが打つ蕎麦と孝一さんが作った野菜、この2つがヒメさんの腕によって最高の味に仕上がります。
この日、東京から農家民宿のお客さんがいらっしゃいました。オープンから半年で4回も泊まりに来てくれた常連さんです。ヒメさんの接客と孝一さんの作った野菜、章さんの打った蕎麦でおもてなし。夜遅くまで笑い声が絶えませんでした。
お店に飾る花を摘みに、尾花沢市にある花畑に訪れたご夫婦。年会費1000円で花を摘むことが出来るここは、お二人にとってお気に入りの場所。この日はカモミールの花で淹れた、おしゃれなカモミールティーを頂きました。ご夫婦のゆったりとした時間が流れます。