過去のバックナンバー
【6月6日放送】
楽園の住人
水無月の壱 千葉県鴨川市
~自給自足を楽しむ暮らし~

千葉県鴨川市の山間部。美しい棚田が広がる鴨川の風景に魅せられ、ここに移住した主人公の井上静雄さん(59歳)と春子さん(59歳)。東京で市役所に勤めていた静雄さんは、娘のアレルギーがきっかけで食に関心を持つようになりました。そして9年前、夫婦で鴨川市にある農業体験施設の会員に。通ううちに静雄さんは鴨川が気に入り、移住をしたいと考え始めます。土地が見つかると、静雄さんは早期退職し単身移住。その後、家が完成するのと同時に春子さんも移住し、夫婦揃っての田舎暮らしがスタートしました。
ご夫婦の夢は100%自給自足の暮らし!野菜はもちろん、塩も醤油も作るお二人。さらには地域の方との交流にと大忙しの毎日です。でも何もかも楽しんでやっている井上さんご夫婦。これからも夢に向かってがんばっていってください!

こちらは房総に伝わる郷土料理、「太巻き祭り寿司」。お祝い事やお祭りのときによく作られます。山で採れた食材を使い、花やかたつむりなど、様々な美しい模様を作るのが特徴です。見た目だけではなく、味も絶品!でも綺麗すぎて食べるのがもったいないくらいですね。

夫婦が住む地域には日本の棚田100選にも選ばれた「大山千枚田」があります。そこでは棚田オーナー制度を設け、一般の方々に田植えや稲刈りなどを体験してもらっています。静雄さんは1年前から大山千枚田保存会の支援者になりました。棚田オーナーさんに田植えを教えるのは今回が初めて。少し緊張しながらも堂々と植え方を教えていらっしゃいました。

井上家の愛犬「りんごちゃん」です!
りんごちゃんは静雄さんが大好き。どこへ行くにもついていきます。とっても甘えん坊で静雄さんからひと時も離れません。その愛らしさにスタッフもりんごちゃんにメロメロでした。

自宅前にある畑では井上さんご夫婦がエシャロットやキヌサヤなど色々な野菜を作っています。実はこの畑、夫婦それぞれの領地には干渉しないという厳しいルールがあるんです。作り方も植えたいものも違う井上さんご夫婦は、だんだんとそれぞれ自由に作るようになっていったんです。これが夫婦円満のコツかもしれませんね。

この日、鴨川の海岸までやってきた井上さんご夫婦。ポリタンク3つも海水を汲んで何をするのかというと…実は塩を作るためなんです。自給率100%の暮らしを目指す井上さんご夫婦は、塩・味噌・醤油も全部手作りをしているほどの徹底ぶり。静雄さんは、こうやってじっくりと時間をかけて何でも作るのが楽しくてたまらないそう。

ご夫婦が住む地域には、女性が集まり出産や子育ての安全を祈願する「子安講」が今もなお続いています。現在では女性たちが食事をしたり情報交換したりする交流の場として形を変えました。春子さんはこの日、2回目の参加です。移住してまだ間もなく、あまり知り合いがいない春子さんにとって、ここに来ることで地域の方と知り合えることが嬉しいとおっしゃってました。

もっと知り合いを増やしたいと思った春子さんには、最近新たな夢ができました。それは自宅で「無料休憩所」を開くこと。地域の方や、棚田を見に来た方に自宅に寄って頂いてお話ができたらと考えたのです。鴨川市での暮らしをめいっぱい楽しむため、毎週土・日に看板を掲げ、無料休憩所をする事にしたんです!

先頭へ戻る

千葉県鴨川市宮山1696
TEL:04-7099-8055
営業時間:午前9時~午後6時
不定休

みんなみの里 農産棟直売所

大山千枚田のある、自然豊かな鴨川市の特産品を買いたい方はこちらの直売所へ。新鮮な野菜がずらっと並んでいて、どれを買おうか悩んでしまいますよ。
美しい棚田の景色を見た後に寄ってみては?

TEL:04-7099-9050
問い合わせ時間:午前9時~午後4時
火曜定休
来年度の棚田オーナー募集は11月~1月末まで
(抽選にて決定)

年間契約料 100㎡ 3万円

大山千枚田保存会(棚田倶楽部)

日本の棚田100選にも選ばれた「大山千枚田」の棚田オーナー制度。
棚田オーナーになると、年間を通して田植えや稲刈りなどの、稲作を体験できます。来年度の棚田オーナーの受付は11月~1月末まで。ただし定員がありますので、抽選での決定になります。詳しくは大山千枚田保存会までお問い合わせを。

先頭へ戻る
戻る