舞台は兵庫県の南部に位置する淡路島。淡路市で暮らす丈達俊夫さん(66歳)と喬子さん(67歳)が主人公です。水資源開発の団体職員としてダムを作ってきた俊夫さんは、定年前に夫婦で始めたキャンプがきっかけで淡路島を気に入り、退職後の2008年に淡路市へ移住しました。移住後、日曜大工や海釣り、ガーデニングなどの趣味を楽しんできた丈達さんご夫婦。移住から一年が過ぎ、新しく養蜂と里山再生のお手伝いを始めることにしました。これからも新しい発見に満ちた島暮らし、楽しんでいってください!
丈達さんご夫婦の暮らす淡路市は、神戸市垂水区と明石海峡大橋で繋がり、神戸市内から車で約1時間。温暖な瀬戸内海式気候で1年を通して季節の植物を楽しむことができます。温暖な気候と自然豊かな淡路島は、丈達さんご夫婦にとって理想的な移住先でした。
移住してから少しずつガレージを製作してきた丈達さんご夫婦。残る作業は屋根をつけるだけです。ダム作りで高い所に慣れていると思われた俊夫さんですが、実は高所恐怖症。屋根張りをできたのは“助っ人”喬子さんのおかけでした。喬子さんがトタン板を渡し、俊夫さんが屋根の上で板を受け取り固定する。息の合ったコンビネーションで台風にも耐える立派なガレージが完成しました。
自宅の庭でガーデニングを始めた喬子さん。この日は、お手本にしている地元のお友達・小南公子さんの家を訪ねました。小南さんは200坪の庭で300種類以上の植物を育てています。ハーブ好きの喬子さんは公子さんから栽培方法を教わり、ガーデニングの意欲がさらに増しました。
キャンプ生活で料理の腕を鍛えた俊夫さんの自信作はフランスの野菜煮込み料理「ラタトゥイユ」。カボチャ、ズッキーニ、パプリカなどの野菜をワインとホールトマトでじっくりと煮込んで作ります。いつも特別な日に振舞ってきた「ラタトゥイユ」。俊夫さんいわく、「今回のお味はバッチリ!」。思わず自画自賛したほどの出来映えだそうです。
丈達さんとご近所さんによる食事会がおこなわれました。メンバーのうち、丈達さん夫婦を含む3組のご夫婦が淡路島への移住組です。地元で採れた山菜のてんぷらと、俊夫さんの作ったラタトゥイユに舌鼓を打ちながらの楽しいひと時。淡路島の良さや、夫婦で仲良く島暮らしをする秘訣を披露し合うなど、話題は尽きませんでした。
淡路島に移住したらミツバチを飼いたいと思っていた丈達さん夫婦。お二人が訪ねたのは、養蜂歴10年の庄司功さん宅。庄司さんにニホンミツバチの巣を見せていただきました。ミツバチの飼育方法を教わる俊夫さんと喬子さんの目は、好奇心に満ちた子供のようでした。念願の蜂蜜作り、お二人の夢が膨らみます。