今回の舞台は、知床半島の付け根に位置する北海道斜里郡清里町。エゾシカやオオワシなどが見られる自然豊かな地で、ネイチャーガイドをしながらロッジを営む山下健吾さん(45歳)亜矢さん(42歳)が主人公です。
学生時代から憧れていた北海道に移住し、念願の「ロッジ風景画」を2002年にオープンした健吾さん。雄大な自然をお客さんに紹介するネイチャーツアーや、清里町への移住者促進活動に力を入れています。これからも北海道の大自然の中、愛する家族と町のために頑張ってください!
シベリアから1000キロもの長旅を経て、今年もやってきた流氷。地元では流氷が完全に接岸することを「海が閉じる」といい、一面真っ白な音のない世界が広がるそうです。流氷の南限であるオホーツク海。温暖化が進み、少し気温が上がるだけでも、この美しい景色が見られなくなってしまいます。
日本百名山の斜里岳を望む広々とした大地に建つ「ロッジ風景画」。室内は木のぬくもりが感じられる山小屋風の作りになっています。基礎工事や躯体工事以外を健吾さんが一人で作った力作。釘一つ、ねじ一つにも愛情たっぷり、石膏ボードが少しずれているのもご愛嬌です。
スノーシューで歩くネイチャーツアー。鳥のさえずりと川の流れる音だけが響きます。雪に埋もれたカーブミラーや動物たちの足跡など、健吾さんの説明を受けながら歩くこと1時間、神の子池に到着です。氷点下20度になっても凍らず、エメラルドグリーンに輝く神の子池はまさに神秘的!
清里町では、商工会と観光協会が移住体験者の受け入れなど移住促進の活動をしています。自分の移住経験を活かし、体験滞在者の町内案内などに積極的に取り組む健吾さん。東京から下見にやってきた大竹さんご夫婦に清里町をご案内しました。ご夫婦も、清里町の自然に感激し、季節移住を前向きに検討したいと言ってくれました。健吾さんの活動も前進です。
この日は家族4人で網走湖へワカサギ釣りに!宿とネイチャーツアー、移住促進の活動など、仕事にかかりっきりになってしまう健吾さん。娘の広葉さん、暁葉さんと出かける機会も余りありませんでした。「働いている時には、会えないから寂しい」と言っていた二人。久しぶりのお出かけに大喜びでした!これからはもう少し家族の時間を作りましょうね。