舞台は宮崎県日南市。主人公は共に日南市生まれで、柑橘農園の上で農家民宿を営む井上長生さん(51歳)と妻の悦子さん(47歳)です。過疎化によって活気がなくなってきた故郷を「どんげかせんといかん!」と思い立ち上がった長生さん。長年勤めた製紙会社を辞め家業の柑橘農家を継ぎ、2004年に「農家民宿 上の丘」を始めました。その理由は日南市に人を集めるため。愛する故郷の良さを知ってもらいたいと、お客さんにはご夫婦が作る郷土料理でおもてなし。そしてみかんの収穫体験など、農業の良さもアピール!また、直売所を立ち上げたり、民宿以外の町おこしにも力を注いでいます。これからも、明るい悦子さんと一緒に頑張っていってください!
「農家民宿 上の丘」自慢の料理です。こちらは夜のコース。サトイモをふかし、砂糖と醤油で味付けをして練った“のたいも”や、地鶏のダシが美味しい手打ちそばなど、宮崎・日南の食材にこだわった郷土料理。季節によって出すものが変わりますが、この日はなんと全部で21品もありました!
長生さん自慢の一品がこの“みやざき地頭鶏の刺身”。軽く火で炙り、その日に仕入れた新鮮な、みやざき地頭鶏(じとっこ)を使っているのでやわらかく、美味しいと評判です。こちらは夜のみのメニューです。
この日は一ヶ月ぶりに宿泊のお客さんがいらっしゃいました。夕食時、デザートを運びながら長生さんもお客さんの席に合流。お酒が大好きな長生さんは、こうやってお客さんと飲みながら話すのが大好きなんです。ノリの良いお客さんだったので、夜遅くまで飲んじゃいました。
会社を辞め柑橘農家を継ぎ、農家民宿を始めた長生さん。その時、喜こぶ半面、心配したのはお母さん・エミオさんでした。でも明るい悦子さんに支えられ、町おこしを頑張っている長生さんを、今では心から応援しています。ただひとつ「お酒はもう少しだけ控えてほしい」とおっしゃってました。
母校の高校生のために特別授業の講師を頼まれた長生さん。テーマはグリーンツーリズム。故郷や農業への熱い思いを語りました。
「今は理解できなくていい。何年後かにふと思い出してくれればいい」という長生さん。故郷を大切にしてほしいという思い、きっと生徒さんたちの心に届いたことでしょう。