舞台は秋田県仙北市。東京からこの町に移住した江連清治さん(66歳)と昭代さん(65歳)が主人公です。経営していた印刷会社の廃業後、老人福祉施設などで働いていた清治さん。「いつか自然の中で暮らしたい」という夢を長年抱いていました。そんな時30年来の大親友が秋田にUターンしたことを知り、いつしか秋田に興味を持つように。そして一昨年、定年を迎えると同時に秋田を訪れ、すぐに移住を決意。田沢湖の近くに空き家を見つけ、念願の田舎暮らしを始めました。東京生まれ東京育ちのお二人にとって、大好きな自然と仲間に囲まれたこの町は、心の故郷!これからも田舎暮らし楽しんでくださいね。
清治さんの冬の楽しみ、それはスキー!毎日通うほどハマってます。移住してから始めたため、今はまだ初級者コースで精一杯。でも、転んだってなんのその!上達していつかかわいい孫たちにスキーを教えるんだ!と、今日も練習に励みます。
「大好きなシゲちゃんがいるから、秋田に住もうと思ったんです」・・・30年来の大親友、富嶋シゲ子さんは、江連さんご夫婦の秋田移住を語る上で欠かせない存在。今では毎日のように3人でお茶をしています。タクアンをつまみながら、おしゃべりが尽きません。
雪国の習慣や伝統を教えてもらうのも、江連さんご夫婦の楽しみのひとつ。この日はご近所の笹さんに、野菜の雪中保存を教えてもらうことに。昔の人の知恵に感心しきりのお二人。来年は雪中保存に挑戦しようと意気込んでいました!
寒い季節はやっぱり鍋!ということで、お友達の渡辺敏男さんを先生に、秋田名物きりたんぽ鍋作りに挑戦!みんなで囲む鍋は最高の味。「常に自然と接して生きる」という、雪国暮らしの極意も教わっちゃいました。
一緒に樹氷を見にいこうと昭代さんと約束していた清治さん。その約束を果たすため、大親友シゲちゃんと3人で出かけましたが、山頂は吹雪…樹氷見物は断念しました。でも焦らず、楽しみを来年までとっておくことに。次の冬が来るのも、楽しみになりますね!