土井善晴先生

高野豆腐の含め煮

高野豆腐と椎茸はもっとも親しみ深い乾物です。

1人分 エネルギー 116kcal 塩分2.1g
テキストNO.198 P9

材料(4人分) 高野豆腐・・・4個
<煮汁>
|だし汁*・・・3カップ
|塩・・・小さじ1 1/2
|砂糖・・・大さじ5

材料補足 *だし汁の作り方
削りがつお20gと昆布10cm角1枚、水5カップを鍋に入れて煮立ててアクを取り、布巾でこす。

※2~3日は冷蔵庫で保存可

刻み干し椎茸の旨煮

全量 エネルギー 331kcal 塩分10.4g
テキストNO.198 P10

材料(作りやすい分量) 干し椎茸・・・中12~14枚(40g)
干し椎茸の戻し汁+水・・・3カップ
砂糖・・・大さじ6
醤油・・・大さじ4

※保存容器に入れて、5~6日は冷蔵庫で保存可

海苔巻き

刻み干し椎茸と高野豆腐の含め煮で手軽に海苔巻きが作れます。
巻きすに海苔をおき、まとめたすし飯をのせて、向こう側を2cmほど残して平らに広げる。
高野豆腐、きゅうり、刻み椎茸をすし飯の真ん中に揃えて並べる。
手前のごはんの端と向こう側のごはんの端をくっつけて、くるりと巻きます。

1本分 エネルギー 562kcal 塩分6.8g
テキストNO.198 P11

材料(1本分) 刻み干し椎茸の旨煮・・・30gほど
高野豆腐の含め煮・・・3/4個
きゅうり・・・1/4本
すし飯*・・・250g
海苔・・・1枚

材料補足 *すし飯の作り方(海苔巻き3本分)
(1)米2カップは洗ってざるに上げ、40分ほどおいて洗い米にし、洗い米の1割引きの水で固めに炊き上げる。
(2)炊き上がりに合わせて、すし酢を作る。小鍋に米酢1/3カップ、砂糖大さじ3、塩大さじ2/3を合わせ、弱火で混ぜながら温めて砂糖を溶かす。
(3)炊きたてのごはんを飯切りにあけ、温かいすし酢を全体に回しかける。うちわで扇ぎながら、切るように混ぜる。
※表面が乾かないように、固く絞った布巾をかけておく。

柳原尚之先生(季節を噛みしめる)

鶏の手綱揚げ

鶏肉を手綱に結び食べやすくした竜田揚げです。
冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにも。

1人分 エネルギー 232kcal 塩分1.4g
テキストNO.198 P100

材料(2人分) 鶏むね肉・・・1/2枚(150g)
<下味>
|醤油・・・大さじ1
|おろし生姜・・・15g
しし唐・・・4本
片栗粉・・・適量
揚げ油・・・適量

作り方

1. 鶏肉は、繊維に沿ってそぎ切りにする。中心に1cmほどの切り込みを入れ、水気をキッチンペーパーで拭き取る。鶏肉の片端を切り込みに通し、手綱を作り、下味に10分漬ける。
2. しし唐は軸を切り落とし、破裂して油が跳ねないように縦に切り目を1か所ずつ入れる。
3. 1の鶏肉に片栗粉をまぶし、180℃の油に入れて、きつね色に揚げる。しし唐は、170℃の油で揚げる。
4. 器に鶏肉としし唐を形よく盛りつける。

ポイント
  • <繊維に沿って切る>
    鶏肉は、繊維に沿ってそぎ切りにすることで、火が入っても縮みを防ぎ、パサつかずに柔らかい食感になります。
  • <手綱に結ぶ>
    手綱にすることで火が入りやすく、外はサクッと、中はしっとり揚がります。
    また、中心に切り込みが入っているので、短時間で揚げることができます。