2014年8月第1週放送 お料理の材料と分量
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柳原尚之先生(季節を噛みしめる)
冬瓜と海老の清汁
体を冷ます効果のある冬瓜。色よく下茹でして薄味に仕上げましょう。
1人分 エネルギー 154kcal 塩分3.2g
テキストNO.193 P104
材料(2人分)
冬瓜(3cm×4 cm)…2個
海老…2尾
そうめん…1束
長ねぎ…4cm
青柚子の皮…適宜
<下煮汁>
だし汁*…300ml
塩…小さじ2/3
うす口醤油…大さじ1
みりん…大さじ2
<本汁>
だし汁*…450ml
塩…小さじ1/2
うす口醤油…小さじ1/2
材料補足
<*だし汁の作り方>
昆布20cm長さと水1200mlを鍋に入れて中火にかけ、昆布から泡が出れば取り出し、火を強める。煮立てば火を止め、かつお節16gを入れて沈め、1分おいて布巾でこす。
1. 海老は頭と背わたを取り、色よく塩茹でして水にとり、殻を剥く。長ねぎは長さを半分に切ってせん切りにし、水に浸ける。冬瓜はワタと種を切り落とし、皮を薄く剥いて皮目に綾の包丁目、裏に十字の包丁目を入れる。
2. 鍋に米の研ぎ汁(分量外)と冬瓜を皮目を下にして入れ、布巾をかけて水から下茹でする。冬瓜に細串が刺さるほど火が入れば、水にとり、冷ます。
3. 別鍋に下煮汁、冬瓜を皮目を上にして入れ、布巾をかけて中火で5分煮る。
4. そうめんは端をタコ糸などで縛って茹で、水にとり、ざるに上げる。本汁の材料を別鍋に入れ、温める。
5. そうめんは結び目を切り落とし、冬瓜、海老とともに椀に盛り、熱い本汁をかける。長ねぎ、青柚子を添える。
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<冬瓜の下茹で>
皮目を下にし、空気に触れないように茹でるときれいな緑色になります。布巾をかぶせれば、煮立ちを押さえつけることなく、冬瓜が反転してしまうことを防ぎます。 -
<下煮汁>
具に含ませる煮汁のこと。冬瓜の香りを生かすため、ほんのりとした下味をつけます。このままでもおいしい冬瓜を汁に仕立てます。
いんげんのごま味噌和え
いんげんのポリポリとした食感は、夏のイメージにつながります。
普段のおかずや酒の肴にぴったり。
1人分 エネルギー 151kcal 塩分2.7g
テキストNO.193 P105
材料(2人分)
さやいんげん…150g
塩…ひとつまみ
<ごま味噌>
みがきごま…大さじ3
信州味噌…大さじ2
砂糖…大さじ2 と1/2
醤油…小さじ1
1. いんげんは塩を入れた熱湯で色よく茹で、水気をきり、すぐにボウルに入れてうす口醤油小さじ2(分量外)をまぶす。ざっと混ぜたらすぐにざるに上げて水気をきり、団扇などで冷ます。
2. ごまを鍋できつね色になるまで炒って、すり鉢でしっかりする。
3. 小鍋に味噌、砂糖、醤油を入れて、つやが出るまで強火で練る。2に加えてすり合わせる。
4. いんげんを3等分に切り、ごま味噌と和える。
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<醤油洗い>
茹でたての野菜に下味をつけると同時に余分な水分を出す役割があります。特に和え物は、水っぽく仕上げないために、この手法はよく使います。 -
<絡ませる味>
いんげんのシャキシャキとした食感を生かすために、ごまは形がなくなるまでしっかりすってください。濃厚なごま味噌の風味の後に、いんげんを噛むとほんのり醤油味。