柳原尚之先生(季節を噛みしめる)

米茄子の鶏味噌かけ

素材の持つ力は、シンプルな調理でこそ引き出される。
季節の瑞々しい茄子を素揚げして、しっとりとした肉味噌でいただきます。
噛めば夏の味が染み出します。

1人分 エネルギー 155kcal 塩分2.2g
テキストNO.192 P100

材料(2人分) 米茄子…1本
<鶏味噌> 
 鶏ささみ…2本(100g)
 赤味噌…60g
 砂糖…大さじ3と1/2
 酒…大さじ2
木の芽…2枚
揚げ油…適量 

作り方

1. 米茄子は、縦半分に切って、切った面に綾の包丁目を入れる。
2. 170℃の揚げ油に、茄子の皮目を下にして入れて揚げる。30秒後に返して、包丁目を色よく揚げる。
3. 油をしっかりきった茄子を器に盛り、鶏味噌をかけ、木の芽を添える。
<鶏味噌の作り方>
1. ささみの筋を取って、包丁で細かくよく叩く。
2. 小鍋に味噌と砂糖と酒半量を合わせて木べらで混ぜ、なじんだら強火で練る。
3. 照りが出てきたら、残りの酒を加え、再び照りが出たら鍋を火から下ろしてささみを加えて、ほぐし混ぜる。
4. 再び小鍋を火にかけて鶏肉に火が入るまで練る

ポイント
  • <綾の包丁目>
    細長いひし形ができるように切り込みを入れることを言います。茄子の皮に包丁の先が当たるまで深く入れてください。食べやすく美しく仕上がります。
  • <鶏ささみを叩く>
    鶏ささみは、細かくなるまで叩き、火加減に気をつけながら火を入れることで柔らかくしっとりと仕上がります。