おさらい講座REVIEW

2025/1/16(木)放送

平成を騒がせた未解決から学ぶ!SP

【今回の先生】
清田浩司さん(テレビ朝日報道デスク)



●1995年 警察庁長官狙撃事件発生



日本の安全を守る警察庁のトップが狙われた前代未聞の大事件が発生。
狙われたのは当時の警察庁長官 国松孝次さん。
地下鉄サリン事件を期にオウムへの一斉捜査を行い、自身も警戒を強めていた矢先の
狙撃事件だった。



●事件現場に残された3つの謎。



1つ目は日本の犯罪で例を見ない特殊な銃。
非常に貴重な「コルト・パイソン」という銃はほとんど出回っておらず、入手が困難。
犯人は一体どこから銃を入手したのか。
2つ目は特殊な銃弾。
先端がナイロンコーティングされた銃弾で、非常に殺傷能力の高い銃弾を使用していた。
3つ目は高度な狙撃技術。
動く標的に1発目から命中させる非常に高度な狙撃技術で、3発も命中させていた。



●浮かび上がってきた真犯人



警察がオウム犯行説を唱える中、別の事件でつかまった男が警察庁長官狙撃事件を自白。
その男は「中村 泰」。現金輸送車を襲撃し逮捕された中村の経歴が明かされる。



中村が自供した、犯人しか知り得ない情報「秘密の暴露」により、中村犯行説が濃厚と
なる中、警察庁長官狙撃事件は時効を迎える。
そして中村も2024年10月、94歳で亡くなり事件は未解決のまま終わりを迎えた。