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特集

2020年3月16日

植松被告に死刑判決「社会の在り方問われている」

障害者施設で入所者19人を殺害した罪などに問われた植松聖被告(30)に16日、死刑判決が言い渡された。判決を受け、長男が重傷を負った尾野剛志さん(76)は「被告の生い立ちとか知らないと、事件の背景は見えてこない。結局モヤモヤしたまま結審してしまった」と述べた。重い障害のある娘がいる社会学者の和光大学名誉教授・最首悟さん(83)は、事件などについてメディアで発言をしたところ、植松被告から突然、手紙が届き、2年にわたって手紙や接見などのやり取りを重ねてきた。最首さんは「“異常な個人の犯罪”の問題ではない。今の社会の在り方が問われている」「“この人がいては社会が成り立たない”人は、排除せざるを得ないという思想。それに対して『そんなことはない』と、皆が思うかというとどうもそうではない。それも相当多くの部分にある」と話した。

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