2019年11月1日
母子を支援“民間シェルター”とは
自分に何が起こっていたのか、はっきりわかるような心理教育プログラムとか、様々な支援が必要だけど、行政がまだカバーできていない」と指摘する。
ひかりさん(20代)と母親は、父親から暴力によって“支配”された状態だった。しかし、シェルターに避難したのは、ひかりさん一人だけ。ひかりさんは「親戚とも関わらないし、(父親から)学校の友達とも関わるなという感じだったので、他の家庭がどういう状況か知らなかった。自分が普通だと思っていた。ただ、日常的に身体的とか言葉とか暴力があった」と話す。そして、母親については「まだ逃げ出せない」と言葉をつまらせた。
民間シェルターの多くは、財政難に悩み、継続が危ぶまれる状況となっている。松本代表理事は「本当に綱渡り。まだまだやりたいことがあるけど、限界があるというのが現状」と話す。
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