2026-02-06
群馬の秘湯四万温泉「御夢想の湯」
群馬県の北西部、四万温泉。この地の温泉は、「四万の病を癒す霊泉」と言われ、お湯が発見されてから千年の歴史を刻んでいます。国指定の重要文化財で、群馬県内最古の木造建築、日向見薬師堂は、1598年に建立。病気の治癒を願う湯治客が、ここに泊まり込んでお祈りをしたという歴史があります。四万温泉発祥のお湯が、薬師堂のすぐそばにあります。それが、薬師堂の向かいに建つ「御夢想の湯」。温泉協会が管理する共同浴場です。1枚の黒御影石をくり抜いて作られた湯船。薬師堂の下から湧いている源泉と、ここから1~2km先の山奥から湧いている源泉を混ぜて湯船に注がれています。PH8.7 アルカリ性のとろみを感じるお湯です。歴史を刻む名湯を、心ゆくまで堪能しました。
| 電話番号 | 0279-64-2321(温泉協会) |
|---|---|
| 料金 | 無料(午前9時から午後3時) |
| 泉質 | カルシウム・ナトリウムー硫酸塩温泉 |
旅人tabibito

映枝Akie
◇出身地:静岡県
群馬の秘湯四万温泉「積善館」
1694年に旅籠宿として開業した積善館。300年以上の歴史を刻む本館は、群馬県の重要文化財です。昭和初期に建てられた「元禄の湯」。湯小屋がある1階は鉄筋コンクリート、その上に木造2階建ての客室という珍しい建物は、国の登録有形文化財です。アーチ型の大きな窓から光が差し込む開放的な内湯。75度ある源泉に、ろ過した山水を加えて、40度から42度ほどに調整して湯船を満たしています。奥の壁には、小さなアーチ型の扉が…。温泉を使った蒸し風呂です。丸いタイル張りの椅子で寝そべる、一人サイズの小部屋。温泉の蒸気で満たされた空間は、気温40度ほど。じわじわと汗が出てきます。大浴場「杜の湯」は1986年に建てられた別館「佳松亭」の中にあります。湯船に満たされているのは、元禄の湯と同じ源泉。天然の保湿成分と言われるメタケイ酸が多く含まれています。2025年には洗い場の床が畳敷きに変わりました。外には、大人10人がゆったり入れる大きな石組みの露天風呂が備わっています。江戸時代の元禄4年に建てられた本館の部屋は、時代ごとに増築や改築をして、湯治場の雰囲気を残しています。夕食はお弁当形式。身体の内側から整える「食で癒す」献立で、部屋に持ち込んで食べることもできます。竹串に巻いたゆばの表面に、味噌を塗り、火で軽く炙った「ゆばの田楽」。「上州麦豚こしね汁」は、群馬名物の“こんにゃく・しいたけ・ねぎ”の頭文字をとった郷土汁です。時代を超えた情緒に包まれ、名湯と郷土の味を堪能しました。
| 電話番号 | 0279-64-2101 |
|---|---|
| 料金 | 10,600円より(一泊二食付・税込) |
| 泉質 | ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉 |
旅人tabibito

映枝Akie
◇出身地:静岡県
群馬の秘湯四万温泉「四万やまぐち館」
江戸時代創業の「四万やまぐち館」。69室を誇る大型旅館です。20畳を超える内湯。宿では6本の自家源泉を混ぜて湯船に注いでいます。この日は、40度ほどの少し温めのお湯でしたが、身体の芯からゆっくり温まってきます。外には宿名物の大露天風呂が…。「お題目大露天風呂」と名付けれらた名物の湯船。お題目とは仏教で唱えられる「南無妙法蓮華経」のことで、その名の通り、5メートルを超える大岩に、「南無妙法蓮華経」と刻まれています。目の前を流れる四万川が氾濫したときにこの岩が流れを変え、宿は幾度も被害を免れたそうで、感謝の気持ちを込めて彫られたそうです。四万川の渓流に寄り添うように、17メートルに渡って続く湯船。岩から離れるほど、少しずつお湯の温度が下がるように、工夫されており、お好みの湯加減を楽しめます。宿の最上階にある特別室。2009年に作られたこの部屋には、源泉掛け流しの風呂が備わっています。宿の1階にある「薬師の湯」。湯船は42度ほどのお湯と40度ほどの温めのお湯の2つ。現在湧き出ているお湯は、50、60年前に降った雨水が地下に浸み込み、温泉成分を含んで湧き出していると言われています。樹齢800年の楠木で造られた薬師如来が、温泉への感謝の気持ちを込めて祀られています。食事処には色鮮やかな料理が並びます。上州牛ステーキに、幅広の手打ち麺と旬の野菜を煮込んだ、群馬県の郷土料理「おっきりこみ」。夕食の後は、部屋のお風呂で、お湯を独り占めしました。歴史あるお湯に浸かり、贅沢な時間を過ごせました。
| 電話番号 | 0279-64-2011 |
|---|---|
| 料金 | 16,100円より(一泊二食付・税込) |
| 泉質 | ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉 |
旅人tabibito

映枝Akie
◇出身地:静岡県















