2025-11-21

福島の秘湯飯坂温泉「鯖湖湯」

開湯1800年以上の歴史がある飯坂温泉は、東北屈指の規模を誇ります。摺上川の周りには、旅館や日帰り入浴施設が点在。外湯文化が根付き、8つの共同浴場があります。中でもシンボルと言える存在が「鯖湖湯」。飯坂温泉発祥の地といわれ、古くは日本武尊が病を癒したという伝説のほか、松尾芭蕉も奥の細道の旅でここを訪れたといいます。日本最古の木造建築の共同浴場として親しまれてきましたが、老朽化により、1993年に当時の姿を再現して改築されました。脱衣所と一体になった、いかにも湯治場の風情を残す湯小屋は、高い天井が開放的です。明治時代の湯舟を再現した、御影石づくりの湯舟が設えられています。泉質はアルカリ性単純温泉。飯坂温泉は、町のいたるところに源泉があり、湯量豊富。そして、お湯が熱いことで知られています。鯖湖湯のこの日の温度は45度弱。それでも、共同浴場の中では入りやすい温度だといいます。観光客はもちろん、地元の人々にも根強く愛される鯖湖湯。古き良き湯治場の風情を感じることができました。
電話番号 024-542-5223
料金 入浴料 400円
泉質 アルカリ性単純温泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県

福島の秘湯飯坂温泉「青葉旅館」

創業90年以上の老舗宿「青葉旅館」。客室は全部で10室。専用の露天風呂がついた部屋もあります。浴室は3つあり、すべて貸切で利用することができます。1つは、石造りの内湯。温度は45度近い、熱いお湯です。源泉の温度は56度から64度。47度くらいのお湯が届いており、なるべくそのままで入れるように源泉の出る量を絞って温度調整をしています。温めが好きな人は水を入れて調整してもいいそうです。夕食は客室でいただきます。びっしりと並べられた小鉢は、青葉旅館の名物。日によって変わりますが、この日は34種類の小鉢が並んでいました。宿の主人が山菜やキノコを採取するうち、あれもこれも味わってほしい、という想いから、数が増えていったのだそう。メインは、米沢牛と松茸の鉄板焼き。わさびであえた薬味との相性が絶品です。客室専用の露天風呂は、熱いけれど、ほのかに、ヌメリがあり、ツルツルとした肌触り。贅沢なひと時を過ごせました。
電話番号 024-542-3346
料金 18,850円より(一泊二食付・税込)
泉質 単純温泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県

福島の秘湯飯坂温泉「十綱湯」

飯坂温泉の最後に訪れたのは、住宅街の中に溶け込んだ昭和43年開業の共同浴場、「十綱湯」。レトロな浴室が特徴的です。足を入れてみましたが、そのままでは熱すぎて入れません。注がれている源泉は60度前後で、浴槽での温度は50度ほど。ゆっくり掛湯をして、体を慣らして入ります。何とか体を沈めることができましたが、ちょっと、我慢できません。やむなく水を入れさせてもらいました。お湯の温度を測ってみると、46度。ホースの近くで何とか入ることができました。熱いけど、慣れれば癖になる飯坂のお湯。是非一度、お試しあれ。
電話番号 024-542-0400
料金 入浴料 400円
泉質 単純温泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県

福島の秘湯穴原温泉「吉川屋」

摺上川の上流にある穴原温泉。老舗の温泉旅館「吉川屋」は、天保12年創業以来、180年以上にわたり、多くの人を迎えてきました。客室は120室を備えています。ロビーには、宿泊客が自由に飲める、福島産の果物を使ったジューススタンドがありました。摺上川に面した大浴場の内湯は、ガラス窓に沿って全長30mほどの巨大な浴槽。気兼ねなく足を延ばせる、気分爽快な湯船です。無色透明のお湯は単純温泉。とてもやさしい肌触りです。四季折々の山の景色を望むことができる石造りの露天風呂に、内湯と露天風呂を備えた貸切風呂もあります。夕闇に染まる山肌。静かな時が流れます。夕食は、季節ごとの旬の食材がふんだんに使われています。宿の名物は、キノコとフカヒレの薬膳スープ。スッポンの出汁にクコの実やナツメなど、とてもやさしい風味で、体に染み渡ります。もう一つの大浴場は、広い浴室の中に、大小2つの浴槽があります。開放感のある浴室で湯あみを楽しみました。
電話番号 024-542-2226
料金 23,250円より(一泊二食付・税込)
泉質 単純温泉

旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato

◇出身地:大分県