2025年02月21日(金)放送

岐阜の秘湯下呂温泉「湯之島館」

下呂のかつての呼び名、「湯島」になぞらえて、その名をつけた、湯之島館。創業は昭和6年。当時の趣を残す玄関や木造三階建ての本館は、国の有形文化財に登録されています。廊下には真っ赤な絨毯が敷かれ、頭上には化粧屋根裏天井が広がる重厚な雰囲気です。奥へ進んでいくと、和から洋へと様相が変わります。「娯楽棟」という洋風建築エリアには木立を眺められる足湯があり、ホッと一息つけます。大浴場にはなだらかな曲線で囲まれた大きな内湯があります。大人が15人ほど楽に入れそうな大きな湯船で、深さは80cmほど。アルカリ性のお湯はやわらかく、肩までしっかり浸かると心地よさもひとしおです。4つのレトロな貸切風呂は風呂場ごとで趣が異なる脱衣所が設けられています。「七宝泉」の脱衣場は畳敷きで、和の趣がありました。夕食のメインは飛騨牛のしゃぶしゃぶ。風味豊かなスープと、とろけそうなお肉が堪りません。朴葉の香ばしさがしみ込んだ巻き寿司、三段重ねの箱に入ったスイーツも味わいました。最後は、雪景色の露天風呂へ。下呂温泉を存分に堪能しました。
電話番号 0576-25-4126
料金 29,850円より(一泊二食付・税込)
泉質 アルカリ性単純温泉

旅人tabibito

秦瑞穂Hata Mizuho

◇出身地:長野県

岐阜の秘湯下呂温泉「白鷺の湯」

下呂温泉の楽しみの一つが、湯めぐり。多くの宿や商店で手に入る「湯めぐり手形」を使うと、3ヶ所の入浴施設を利用できます。まずは温泉街の中心にある人気のお風呂「白鷺の湯」へ。大正15年に建てられた歴史ある公衆浴場です。鎌倉時代に下呂温泉は、一時お湯が出なくなったことがあり、そのとき“飛騨川に降り立った白鷺が、新たな源泉のありかを教えてくれた”という伝説が残されています。その伝説にちなんで「白鷺の湯」と名付けられました。男女別の内湯がひとつずつ。ヒノキの浴槽がとても心地よいお風呂です。一番風呂を待つ常連客も多いという、人気の日帰り温泉です。
電話番号 0576-25-2462
料金 湯めぐり手形を使わない場合 入浴料 大人430円
泉質 アルカリ性単純温泉

旅人tabibito

秦瑞穂Hata Mizuho

◇出身地:長野県

岐阜の秘湯下呂温泉「小川屋」

小川屋は、昭和24年創業の大型旅館です。湯めぐり手形で入浴できます。宿の看板ともいえる内風呂は約100畳あり、床はすべて畳敷きです。窓の格子には 羽ばたく白鷺の姿が…。一段高いところに、小さめの湯船もありました。露天風呂には2つの浴槽があり、「白いお湯」が満たされています。源泉は下呂温泉。浴槽の中で微細な泡を発生させることで、白く濁って見えているのです。広い浴槽がとても心地いい宿でした。
電話番号 0576-25-2118
料金 湯めぐり手形を使わない場合 入浴料 大人1500円
泉質 アルカリ性単純温泉

旅人tabibito

秦瑞穂Hata Mizuho

◇出身地:長野県