2024-10-18
新潟の秘湯越後長野温泉「嵐渓荘」
昭和の初めに創業された、越後長野温泉「嵐渓荘」。木造三階建て、入母屋作りの建物(本館)は2012年に国の有形文化財に登録されました。嵐渓荘には男女別の大浴場と2つの貸切風呂があります。泉質は、ナトリウム成分が豊富で、源泉温度は16度前後。42度ほどに温められています。塩分が多く、出汁のような味わいがあるのは、大昔、この辺りが海だった時の名残りだと考えられています。塩分濃度を測ってみると…「0.7%」。お味噌汁と同じくらいの塩分です。夕食には山の恵みを中心としたメニューが並びます。この地域で昔から食べられてきた「鯉のあらい」。定番の酢味噌を合わせて、いただきます。癖もなく、ほどよい弾力です。貸切風呂「深湯」へ。深さ130センチの立ち湯があります。湯船の底には、こぶし大の丸い石が転がっていました。元は、黒一色の石でしたが、温泉成分が付着して、まだら模様になったそうです。足つぼの刺激も楽しめる、心地よい湯船でした。
| 電話番号 | 0256-47-2211 |
|---|---|
| 料金 | 24,350円より(一泊二食付・税込) |
| 泉質 | ナトリウム-塩化物冷鉱泉 |
旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato
◇出身地:大分県
新潟の秘湯妙高温泉「香風館」
長野との県境に近い妙高温泉。大正11年から続く老舗旅館「香風館」の部屋からは北信濃の山々を眺めることができます。香風館の泉質は単純温泉。肌触りの柔らかい、優しいお湯です。源泉は、妙高山の中腹から、約8kmの距離を引き湯しているといいます。夕食は、地域の名物、トマトをふんだんに使った「トマト会席」。真っ赤なトマトのドレッシングをかけていただく「冷製の豚しゃぶ」に、魚介やキノコが入った「トマトチーズ鍋」。さらに、締めのデザートもやっぱりトマト。「高原トマトの自家製アイスクリーム」は、フルーツのような甘みと、ほのかな酸味のバランスが絶妙です。翌朝、昭和29年に作られたお風呂の面影を残した、レトロな貸切風呂へ。不思議な曲線の湯船は、お隣、長野県の野尻湖の形を模したものだといいます。
| 電話番号 | 0255-86-2046 |
|---|---|
| 料金 | 12,800円より(一泊二食付・税込) |
| 泉質 | 単純温泉 |
旅人tabibito

佐藤あかりAkari Sato
◇出身地:大分県










