宮城県の南部に位置する白石市。白石蔵王駅から車で約30分の秘湯を目指します。静かな里山に、赤い屋根の一軒宿があります。鎌倉温泉です。日帰り入浴もできる旅館です。玄関の正面にある建屋は宿泊棟。年季の入った木造2階建てで、築100年以上たっていると言います。平安時代後期、傷を負った武将が見つけたと伝わる鎌倉温泉。その源泉は21度の冷泉ですので、1時間おきに薪をくべて湯を沸かしています。湯船は43度前後で、良く体が温まります。

電話番号	0224-33-2533
料金	6,500円より（一泊二食付・税込）／立ち寄り入浴料　大人400円
泉質	温泉法第二条に規定するメタケイ酸の項により温泉に適合する

鎌倉温泉から車で四十分。標高1500m以上の山々からなる、蔵王連峰が見えてきます。その中腹にあるのが青根温泉。開湯から約500年の歴史を持ち、かつて仙台藩伊達氏の御用達だったという由緒ある名湯です。今回泊まるのは、山景の宿・流仙。男女別に大浴場あり、掛け流しのお湯はサラリとした肌触りで、およそ42度の適温。しっかりと体の芯まで温めてくれます。外には、寝湯が付いた露天風呂があり、蔵王山麓の四季を楽しむことができる贅沢な露天風呂です。夕食は食事専用の個室でいただきます。地元食材と四季の味覚を盛込んだ会席料理です。

電話番号	0224-87-2611
料金	17,590円より（一泊二食付・税込）
泉質	単純温泉

南蔵王・不忘山の麓に鎌先温泉があります。開湯から600年以上、山あいでひっそりと守られてきた鎌先温泉は、昔から知る人ぞ知る湯治場として親しまれてきました。温泉街の中でも、ひと際趣深い宿があります。江戸中期に創業したという最上屋旅館は、古き良き時代の面影を、今に残しています。一般客室と湯治用の客室は、全部で40室あり、間取りや趣も様々です。貸切風呂の和光の湯は、船の形をした浴槽です。自家源泉かけ流しの茶色い濁り湯は、ナトリウム成分を多く含みます。湯治棟は最上屋旅館で一番古い建物で、創業時から変わらない場所に大浴場があります。
夕食は、宮城ならではのメニューが並びます。名物料理の白石うーめんや牛タンがいただけます。

電話番号	0224-26-2131
料金	11,550円より（一泊二食付・税込）
泉質	ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉