栃木・湯の旅。浅草から、東武鬼怒川線でめぐります。趣ある駅舎の新高徳駅から車で5分ほど走ったところに、前日光温泉・川霧の湯があります。鬼怒川を見下ろす、絶景の露天風呂。敷地内から湧く源泉は、毎分100リットル以上あり、男女別の湯船は源泉かけ流しです。開放的な湯船の隣は、いっけん内湯に見えますが、実は同じ湯船。木の囲いがあるだけで、下はつながっています。

電話番号	0287-47-1037
料金	入浴料 大人 700円
泉質	アルカリ性単純温泉

栃木を代表する温泉街、鬼怒川温泉。この辺りから鬼怒川は、ごつごつとした岩が特徴的な景色が続きます。鬼怒川公園駅から、歩いて1分。渓谷に沿って立つのが花の宿・松やです。松やは創業65年。館内には女将が大好きだという日本人形や竹久夢二の画が飾られています。天井や壁に木をあしらった大浴場。窓には鮮やかな新緑が映ります。開湯330年の鬼怒川温泉。発見当時は「滝温泉」と呼ばれていました。轟轟と音を立て滝のように流れる鬼怒川の様子から、そう名付けられたといいます。緑の中に川の音が響く、癒しの露天風呂があります。夕食は、豪華な会席料理。前菜、焼き物、椀物など、地元の恵みを活かした品々が続きます。

電話番号	0288-77-1221
料金	17,750円より（一泊二食付・税込）
泉質	アルカリ性単純温泉

福島の県境に近い無人駅・中三依温泉駅から5分ほど歩くと、なんとも分かり易い、“そば屋”の看板が現れます。実はここ、温泉宿なんです。創業50年、そばの宿、まるみの湯。木造2階建ての宿泊棟は、創業当時、江戸時代に建てられた古民家を移築したものです。浴室の壁や天井もヒノキ。そこに切株のような湯船が据えられています。湯船も含めて総ヒノキ造リ…と言いたいところですが、湯船は耐久性の高いFRP素材。ここは合理的です。温度は42度ほど。滑らかな肌触りのお湯です。夕食のメインは何といってもおそば。何事にも凝り性のご主人が北海道中標津からそば粉を取り寄せ、毎朝作ります。静かな集落の片隅で、ひっそりと営まれてきたお蕎麦屋さんの宿。
懐かしい気分を味わうには絶好の穴場です。

電話番号	0288-79-0017
料金	12,000円より（一泊二食付・税込）
泉質	ナトリウム-炭酸水素冷鉱泉