四万川沿いに建つ「四万やまぐち館」。創業300年を超える老舗旅館です。
渓流を間近で眺める「お題目大露天風呂」。その奥には、「南無妙法蓮華経」と刻まれた縦横5メートルを超える大岩が…。四万川が氾濫したときこの大岩が流れを変え、宿は幾度も被害を免れてきました。そんな大岩が見守る露天風呂です。
源泉かけ流し、24時間入浴可能な専用風呂が設けられた特別室「そよ風」は、
6畳のベッドルームと12畳の和室に広縁が付いた、贅沢な広さ。
夕食は、体温まる「鱈鍋」と、群馬県産の上州地鶏が使われた「ひつまぶし風仕立て」。地鶏の歯ごたえと緑茶が入ったお出汁が後をひきます。
夜になると、女将さんによる紙芝居が上演されます。紙芝居が目当てで訪れる人もいるほど、この旅館ならではの楽しみです。

電話番号	0279-64-2011
料金	14,450円より（一泊二食付・税込）
泉質	ナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩温泉

温泉街を北へ、新湯川沿いに坂道を登っていくと現れる茅葺の屋根…。室町時代に創業した宿「四万たむら」は、四万温泉で最も古い歴史を持つ宿です。創業したのは、田村甚五郎という上杉方の武士でした。
茅葺の屋根が特徴的な母屋は、江戸時代に建てられたもの。高村光太郎や与謝野晶子など、多くの文人墨客が訪れました。
内風呂、「御夢想の湯」は、浴槽から天井までヒノキ造りのお風呂。湯治場の名残から洗い場はなく、浴室にはかけ湯だけが設けられています。
混浴の露天風呂「竜宮」は、新湯川の川原の中に掘られたお風呂。川の流れで浴槽が隠れてしまうこともあるため、「幻の湯」と呼ばれています。
夜は食事処で懐石料理。京野菜と銀鱈の「源泉蒸し」や「和牛のすき焼き」をいただきます。すきやきは、きめ細かい肉質が特徴のリブロースと、昆布の甘味が効いた割り下が宿のこだわり。お肉のお供は、源泉で作った温泉たまごです。

電話番号	0279-64-2111
料金	16,650円より（一泊二食付・税込）
泉質	ナトリウム・カルシウム－塩化物・硫酸塩温泉／ナトリウム・カルシウム－塩化物温泉