2020年08月23日(日)放送

栃木の秘湯奥鬼怒温泉郷「加仁湯」

鬼怒川の源流近く、山あいに4つの温泉が点在する奥鬼怒温泉郷。
送迎バスに乗ってたどり着いたのは、標高1350メートル、渓谷沿いに建つ老舗旅館の「加仁湯」です。
宿には、乳白色のお湯で満たされた宿で最も広い露天風呂「第三露天風呂」をはじめ、泉質の異なる5本の源泉を比べながら入浴できる「利き湯・ロマンの湯」や、1枚の大きな岩をくり抜いて造られた「カモシカの湯」など、様々な湯舟があり、その数は全部で14。1日では入りきれないほどです。
川魚や山菜など、地元食材が並ぶ夕食では、注文すれば、「鹿の刺身」や「山椒魚の天ぷら」など、この地ならではの珍味をいただく事もできます。
電話番号 0288-96-0311
料金 12,000円より(一泊二食付・税別)
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉

旅人tabibito

吉山 りさRISA YOSHIYAMA

◇出身地:東京都

栃木の秘湯奥鬼怒温泉郷「八丁の湯」

旅館「加仁湯」から歩いて15分、昭和のはじめに創業した「八丁の湯」。
登山道のそばにあり、古くから登山客の疲れを癒してきた温泉宿です。本館の和室のほか、本格的なログハウスに宿泊することもできます。
名物の混浴露天風呂「滝見の湯」は、そばを流れ落ちる滝を眺めながら浸かることができます。さらに、階段を上った先にある露天風呂「石楠花の湯」に浸かれば、滝を真横から見ることも。奥鬼怒温泉郷ならではの大自然が味わえる特等席です。
源泉は、宿の裏手にある岩肌一体から湧き出しており、52度と高温ですが、湯船まで引き湯する間に温度が下がるため、加水することなく、源泉がそのまま露天風呂にかけ流されています。
電話番号 0288-96-0306
料金 入浴料:大人800円
泉質 単純温泉

旅人tabibito

吉山 りさRISA YOSHIYAMA

◇出身地:東京都

栃木の秘湯奥塩原元湯温泉「大出館」

栃木県を代表する「塩原温泉郷」、その発祥の地と言われるのが「奥塩原元湯温泉」です。
江戸初期までは「元湯千軒」と言われるほど、賑わいをみせた湯治場でしたが、現在は3軒の旅館が営む静かな温泉地として親しまれています。
そのうちの1軒、山の斜面に建てられた旅館「大出館」は、2種類の自家源泉が人気の宿です。
2つの湯舟には、日によって色が変わる「五色の湯」と呼ばれる白い濁り湯と、「墨の湯」と名付けられた全国でも珍しい黒いお湯、2色の異なる源泉がかけ流されており、泉質の違いが楽しめます。
朝食では、希望すれば「墨の湯」を使った薄墨色の「温泉粥」をいただくことができます。
電話番号 0287-32-2438
料金 9,000円より(一泊二食付・税別)
泉質 含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉

旅人tabibito

吉山 りさRISA YOSHIYAMA

◇出身地:東京都