＜INTRODUCTION＞
異世界「ジューランド」で生きるジューマンたちと出会った、駆け出しの動物学者・風切大和。しかし、宇宙からやって来た侵略者・デスガリアンの攻撃によって、４人のジューマンはジューランドへ戻れなくなってしまう。大和を含めた５人は「ジュウオウチェンジャー」でジュウオウジャーへと変身。デスガリアンから地球を守るため、戦うことを決意した。果たして、ジューマンたちがジューランドへ戻れる日は来るのだろうか？
日本発、世界にもその名を轟かせている「スーパー戦隊シリーズ」の、記念すべき第40作。それが『動物戦隊ジュウオウジャー』だ。振り返れば、これまでにも第５作『太陽戦隊サンバルカン』（81年）や、第25作『百獣戦隊ガオレンジャー』（01年）などで“動物”がモチーフに使用されていたが、本作では単なるモチーフにとどまらず、「ジューマン」という設定によって、“動物”たちの特徴や能力が劇中で最大限に活かされる形となっている。
新たな戦士ジュウオウザワールドも仲間入りし、物語がますます盛り上がっていく中、本作が持つ魅力のすべてを詰め込んだ劇場版が登場する。1000人規模のエキストラが参加し、大スクリーンで繰り広げられる熱き戦い。まさに“ジュウオウ無尽”とでもいうべきスーパーサーカスアクションは、ファンの度肝を抜くことだろう。
オリンピックの夏、「地球代表ヒーロー」が、宇宙からの侵略者を迎え撃つ！
＜STORY＞
今、話題のサーカス団。それは人間の世界で暮らしていた、ジューマンたちが結成した一座だった。セラ、レオ、タスク、アムは、逞しく生きている同胞たちの姿に大喜び。だが、それも束の間、宇宙サーカス団の団長・ドミドルと名乗る男がサーカスに乱入し、客席にいた子どもたちをサーカス団ごと、宇宙船でさらってしまった。親とはぐれ、泣き叫ぶ子どもたち。しかし、それこそがドミドルの求めているものだった。ドミドルは子どもの泣き声をエネルギーに変えて、地球を壊すつもりなのだ。
このままでは、地球がドミドルの餌食になってしまう！ だが、この星の子どもたちは決して負けてはいない。サーカス団の一員で、コンドルジューマンの子ども・ペルルをはじめ、捕まっていた人間の子どもたちも、勇気を振り絞る。風切大和と４人のジューマンもまた、ドミドルに対して激しい怒りを燃やし、立ち上がった――!!
「この星を、なめるなよ！」
戦え、動物戦隊ジュウオウジャー！ 地球に生きる、数えきれない命のために!!