空いっぱいに青空が広がる小平市の特別養護老人ホーム「小平健成苑」に1月17日、大島花子さんをお迎えして歌謡ショーを開催しました。新年らしい紅白幕が張られた会場には、特養、デイサービス、近隣の認知症専門のグループホームから130人が参加し、全12曲を楽しみました。
黒とライトオレンジのモダンなドレスの大島さんが登場すると大きな拍手で迎えられました。
スタートは「夢で逢いましょう」。何人もの歌声が自然に重なり、昔懐かしいあの時代に心地よく誘われていきます。「次は坂本九の曲で『明日があるさ』!」との紹介に手拍子が生まれ、大きな声で「明日がある♪」と歌ってくれました。続いては初めての試みで、歌の1番だけを繋げて3曲をメドレーで披露。「赤いリンゴにくちびるよせて~」、「蔦の絡まるチャペルで」、「花咲き花散る宵も」と誰もが歌える「リンゴの唄」、「学生時代」、「東京ラプソディ」を合唱しました。
6曲目は坂本九さんのヒット曲「幸せなら手をたたこう」。この施設でよく歌っているだけに、足を鳴らしたり、お隣りの方と「どうもどうも」と挨拶したり、みなさん楽しそう。続いて「故郷」、「赤とんぼ」と懐かしい唱歌を披露しました。岩に染み入る水のように、人の頭の芯まで染み込み癒してくれる大島さんの歌声。この安らぎは、父、坂本九さんのDNAならではないでしょうか。
9曲目は、坂本九さんが自身父のことを作詞作曲した「親父」。大島花子さんが歌って近年USENチャートで1位になった曲です。「息子と父」の次は「息子と母」の歌。病床のお母さんに歌ってあげたくて坂本九さんが、美輪(当時:丸山)明宏さんにカバーをお願いした「ヨイトマケの唄」。歌をプレゼントしようと思ったその日にお母さんが亡くなったことを伝え、大島花子さんが歌います。「父が亡くなって35年、小さな子二人を母が育ててくれた」と母、柏木由紀子さんへの思いも語ると、会場のあちらこちらで涙をぬぐう姿が見られました。大島さんもこの曲をレコーディングし、近年アルバムをリリースしています。
11曲目は施設のみなさんさんが大好きな曲、「上を向いて歩こう」。「永六輔さんが『男の子が涙をこらえる表情』を思い浮かべてこの曲を書いた」「励ます曲ではなく辛い時に歌いたくなる曲」とのエピソードを添えて歌います。笹子重治さんの歯切れのよいギターのリズムに乗って、車椅子の男性も大きい口を開けて歌い、満を持してのこの曲に手拍子と大合唱が生まれました。
「アンコール!」「アンコール!!」とのリクエストに「見上げてごらん夜の星を」。透き通る大島さんの声に利用者のみなさんの声が幾重にも重なり、素晴らしいハーモニーが生まれました。
「一人一人の心に受けとめてくださり、感じてくださるのがわかる。私が幸せをいただきました。またお会いしましょう!」と大島さんが感謝の言葉を述べ、施設から花束が贈られて和やかなお開きとなりました。
「大変素敵なショーの機会を設けて頂きましてありがとうございました。入居者、職員一同、今も興奮が冷めやらぬままとなっております」と後日施設からメッセージをいただき、私たちも嬉しい新年の幕開けとなりました。
日時:令和2年1月17日(金)
場所:特別養護老人ホーム「小平健成苑」(東京都小平市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
1月10日、八王子市の養護老人ホーム「竹の里」・特別養護老人ホーム「桜の里」に、佳山明生さんをお連れして新春歌謡ショーを行いました。当日は、暖冬の影響で比較的に暖かい好日となり、雲一つない晴天となりました。新年を迎えて、佳山明生さんの歌謡ショーを楽しみにしていた入居者の方たちなど、約110人が会場となった「多目的ホール」に集まり、佳山さんは昭和を代表する歌謡曲を中心にアンコールを含め全6曲をカラオケで熱唱しました。
施設の利用者さんたちが、職員さんたちと一緒に作成した派手な団扇を事前に用意。佳山さんが会場の後方から登場すると、大きな拍手とともに団扇を大きく振って迎えました。佳山さんが前列の利用者の方を舞台に呼び込み、大ヒット曲「氷雨」を一緒にデュエットするというハプニングもあって、スタートから会場は大盛況。拍手喝采で歌謡ショーが始まりました。
佳山さんは一番上のお姉さんが90歳を超え、女5人男3人の8人兄弟の末っ子。施設の利用者の皆さんは、ちょうど佳山さんのお姉さん、お兄さんの年代ぐらいの方々。その全員と握手をするため歌いながら会場を回ると、自然とお年寄りの笑顔が会場に溢れました。
佳山さんは、故古賀政男氏の最後の門下生。その故古賀政男氏の昭和の代表曲「誰か故郷を想わざる
」「無法松の一生」を歌うと、手拍子をして一緒に口ずさむ方や感激して涙ぐんでいる方もおられました。
歌謡ショーのラスト曲は、新曲「冬茜」。最後の曲が、歌い終わってもアンコールを求める声が鳴りやまず、佳山さんの代表曲「氷雨」をもう一度熱唱すると、会場は最高潮に。最後に、施設を代表した利用者さんから大きな花束が贈られ、参加者全員と記念撮影して終演となりました。佳山さんの歌に感激した人からは、「やっぱり、昭和の歌謡曲はいいですね」といった感想が聞けました。
日時:令和2年1月10日(金)
場所:養護老人ホーム「竹の里」特別養護老人ホーム「桜の里」 (東京都八王子市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
12月23日、足立区の特別養護老人ホーム「さの」で、大津美子さんの歌謡ショーを開催しました。前日から降っていた雨が心配されましたが、早朝にはすっきり上がって、青空の広がる気持ちの良い好日となりました。約90人の利用者や職員の皆さんが、施設1階の「食堂スペース」に集まりました。
司会者の早川さんが、大津美子さんを紹介。ロングドレス姿の大津美子さんが、「リンゴの唄」を歌いながら登場。大きな拍手とともに歌謡ショーがスタートしました。大津さんが1955年に紅白歌合戦に初出演した時に歌った「東京アンナ」から、昨年の傘寿記念で発表した新曲「北斗星(ほし)に祈りを」など、全8曲を熱唱しました。
大ヒットした「東京は恋人」では、大きな手拍子とともに、歌に合わせて手作りのうちわを振る方や、一緒に口ずさんでおられる方などがおられ、会場はたいへん盛り上がりました。また、石原裕次郎さんのヒット曲「恋の町札幌」「湖畔の宿」「さよならルンバ」をメドレーで歌いました。司会の早川さんとのトークコーナーでは、和やかな雰囲気の中で、会場にお年寄りの笑顔が溢れていました。
往年のヒット曲「いのちの限り」「銀座の蝶」「グッド・ナイト」に続いて、大津さんの代表曲で空前の大ヒット曲「ここに幸あり」のイントロが流れると、会場は一瞬にして雰囲気が変わり最高潮に。大きな声で一緒に歌うお年寄りや感極まって涙ぐむお年寄りの姿があちこちに見られました。
最後に、利用者の代表者から感謝の気持ちを表して、大津美子さんに綺麗な花束が贈呈され、全員で記念撮影を行って終演となりました。前の方におられた方が、大津さんに「ほんとうに素晴らしい歌をありがとうございます。このまま、100歳までも元気に歌い続けてください」との励ましの言葉をかけると、大津さんも「ありがとう。頑張ります」と笑顔で答えておられました。
日時:令和元年12月23日(月)
場所:特別養護老人ホーム「さの」(東京都足立区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
冬晴れに恵まれた12月11日、多摩市の特別養護老人ホーム「和光園」でDJ OSSHYディスコショーを開催しました。聖蹟桜ヶ丘は都心より少し温度が低いそうですが、川べりに向かうと空が広くてここちよく、施設周辺は真っ赤な紅葉に彩られていました。ケアセンターには、デイサービスの方を含む130人が集い、洋楽・邦楽・リクエスト曲など時代もジャンルも超えた全20曲に合わせて身体を動かし、大いに盛り上がりダンスを楽しみました。
午後2時、オッシーこと押阪雅彦さんが真ん中の通路から登場!「昭和の司会者、押阪忍の長男で」と自己紹介すると、テレビ画面から父、押阪忍さんがビデオレターでご挨拶。会場には懐かしそうな笑顔があふれました。
スタートはリクエストいただいたアバの「ダンシングクイーン」から「ナイトフィーバー」へ。続けて「ハッスル」、「ソウルトレインのテーマ」、「愛がすべて」と1970年代のディスコ大ヒット曲に続き「きよしのズンドコ節」。「ザッツ・ザ・ウェイ」「恋のハッピーパラダイス」「Private
Eyes」「北海道ソーラン節」と前半10曲一気に楽しみます。
オッシーが最初に高齢者ディスコの選曲を考えた時、「車いすの方が多いことに気付き頭が真っ白になった」といいます。そこで、上半身を動かす曲を繋ぎ、だれもが身体を動かせるような振付けを介護福祉士ダンサーの、のんちゃんこと野毛美邦さんと考案しました。大波小波、フィーバーポーズ、糸巻き、機関車のシュッシュポッポ、グーパー、芋を掘って背負うポーズ、拝むポーズ、綱引き、舟漕ぎ等等。満面の笑みで弾力のあるしなやかなダンスを見せ、丁寧に振りを教える野毛さんを真似て、車いすの方も楽しそうに踊ります。
そこにリーゼントにサングラス、ゴールドの飾りをあしらった白いスーツ姿の男性が一緒に歯切れの良いダンスで大盛り上がり!?それはなんと和光園の野上施設長でした。
クリスマスらしいスローなバラードのチークタイムと称した休憩の後は、いよいよリクエスト曲満載の後半です。「上を向いて歩こう」、「東京ブギウギ」、「銀座カンカン娘」、「YMCA」、「368歩のマーチ」。「UFO」では、施設の職員5人も前に出て壮観なダンスを披露しました。続く「ジンギスカン」もリクエスト曲。それに合わせて肩甲骨を動かすコツコツダンスも新しい振付として編み出されていました。
ラストはオッシーディスコの定番「君の瞳に恋してる」。名曲にのってこれまでの踊りをすべておさらいしました。楽しく踊った全20曲、みんなの顔が薔薇色に輝いたあっという間の1時間でした。
最後に105才の車いすの女性がにこやかにオッシーに「ありがとう」とお礼の言葉を伝え、ご自身が手編みしたバッグをプレゼント!しかも最近短時間で編まれたそうで、またビックリ!!100才の女性から花束を贈られ、そのお元気な姿に「人生は120年時代。いやそれ以上」とオッシーは感動していました。温かく迎えてくださった施設の方々、参加者全員に感謝いたします。
日時:令和元年12月11日(水)
場所:特別養護老人ホーム「和光園」(東京都多摩市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
11月26日、東京都日野市の特別養護老人ホーム「浅川苑」に原田直之さんをお連れして、民謡・歌謡ショーを開催しました。当日は朝から小雨が降るなど、とても寒い一日となりました。それでも、「浅川苑」の民謡クラブで、常日頃から民謡に親しまれているということで、原田直之さんの民謡を楽しみにしていた利用者やご家族、関係者を含めて50人ほどが集まりました。
司会者の早川さんの紹介で、原田さんが登場すると、大きな拍手でショーが始まりました。三味線、尺八、鳴り物、お囃子の生演奏で、「新相馬節」(福島県)から、「斉太郎節」(宮城県)を熱唱。会場は大きな手拍子で大変盛りあがりました。参加者の中には、原田さんの唄に合わせて口ずさむ方も多数いました。福島県浪江町出身の原田さんは、東日本大震災で被災した故郷への思いから、これからも引き続き支援していく必要性を訴えていました。
続いて日本を代表する民謡「佐渡おけさ」(新潟県)、「南部牛追い歌」(岩手県)、「ソーラン節」(北海道)を披露。会場はさらに大盛りあがりで、皆さんの手拍子が会場に鳴り響きました。尺八の米谷和修さんがメドレーでみんながよく知っている名曲を披露。村田英雄さんの「王将」のイントロが流れると、自然と尺八に合わせての大合唱になりました。その後、津軽三味線コーナーでは、久保木夫妻が息もピッタリで津軽三味線を演奏しました。
参加者からのリクエスト曲を歌うコーナーでは、「秋田音頭」(秋田県)、「津軽じょんがら節」(青森県)、「黒田節」(福岡県)、「東京音頭」(東京都)の4曲を歌いました。さすが民謡好きのお年寄りが多いのでしょうか、普段はあまりリクエストされることがない珍しい民謡がリクエストされたり、次々に多くのリクエストがあって、原田さんと司会の早川さんも思わず困惑する場面もありました。それにも関わらず、原田さんたちは即興で生演奏し、唄を披露していました。ご自分のリクエストした曲が流れると、感激して目頭を熱くして目から涙がこぼれる利用者もおられました。
そして、いよいよ生演奏で「津軽あいや節」も披露。歌謡曲のコーナーではカラオケで 三橋美智也さんの「達者でナ」を歌った後、デュエット曲、「ある夫婦のうた」をお囃子の堀さんと二人で笑顔でデュエットすると、会場もお年寄りの笑顔で溢れました。また、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を、会場の皆さんと一緒に歌いあげました。
最後は、誰もが知る民謡「花笠音頭」(山形県)。会場の皆さんも手拍子、大合唱し、大いに盛りあがると、施設を代表してお年寄りから花束を贈られました。
参加者全員と記念写真を撮影後、会場を後にしましたが、後日、施設長から「ふるさとの民謡を久しぶりに聞けて、本当にうれしかったと泣かれている方もいらっしゃいました。このような機会を作っていただき、本当にありがとうございました。ご家族にも機会にある時にお伝えしようと思います」とのお礼のメールが届きました。
日時:令和元年11月26日(火)
場所:特別養護老人ホーム「浅川苑」(東京都日野市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
11月6日、板橋区の特別養護老人ホーム「サニーヒル板橋」で、こまどり姉妹さんの歌謡ショーを開催しました。当日は、抜けるような青空で雲一つない秋晴れとなりました。訪問した「サニーヒル板橋」は、8月に開所したばかりの新しい施設。イベントの開催も今回が初めてだということでしたが、会場となった1階ホールには、歌謡ショーを心待ちにしていた利用者、その家族など約100人が集まりました。
こまどり姉妹さんが派手な衣装で登場すると、大きな拍手で歌謡ショーが始まりました。代表曲「ソーラン渡り鳥」「浅草姉妹」など全部で7曲を熱唱しました。
故遠藤実さんが幼い頃のこまどり姉妹さんをモチーフに作詞作曲した「三味線姉妹」を歌いながら、利用者一人一人と握手をして会場を巡り、励ましました。こまどり姉妹さんから「次の曲は、歌詞をよく聞いてみてください」との前置きがあり、女性の失恋を歌った「未練ごころ」を熱唱。会場から、自然に大きな手拍子が沸き起こり一体感に包まれました。
また、姉の栄子さんが、川中美幸さんの「二輪草」の曲に合わせて、華麗な踊りも披露しました。
後半は、姉妹の立ち位置を入れ替えて、三味線の生演奏で「お吉物語」「岸壁の母」を歌いましたが、感激して涙ぐんでいるお年寄りがたくさんおられました。また、こまどり姉妹さんが、これまでの人生で数々の苦難を克服してきた話や歌手デビュー時の話など貴重な話を直接聞くことができました。
こまどり姉妹さんが、ラーメン好きだということで作られた新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌い、施設代表のお年寄りからお二人に感謝して、綺麗な花束が贈呈され、参加した全員と写真撮影を行いました。最後まで参加者一人一人と固く握手ながら、施設を後にしました。
日時:令和元年11月6日(水)
場所:特別養護老人ホーム「サニーヒル板橋」(東京都板橋区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
晴れ渡る青空がここちよい11月6日、西多摩郡日の出町の丘の上にある特別養護老人ホーム「ひのでホーム」でDJ OSSHYディスコショーを開催しました。「踊って楽しく健康体操 ディスコショー」「皆さん一緒にフィーバーしましょう!」との看板が出迎えます。会場の両サイドにミラーボールのようなライト、真っ白なサテンのスーツにアフロヘアーとサングラス姿の謎の人?と思いきや、日の出町のイベントの司会で芸達者として知られる同施設のケアマネージャーのコッシ―こと越沼さんでした。手作りのきらきらしたチアポンポンをつけたお年寄りや職員みんなが、オッシーこと押阪雅彦さんの来訪を楽しみに待っていました。
OSSHY
が登場すると大歓声!!「父、押阪忍、母、栗原アヤ子の長男で・・・」との挨拶に「わぁ~」、「ほう~」と会場がどよめく中、テレビ画面から押阪忍さんがご挨拶!この日のためにビデオレターで出演という嬉しいサプライズに笑顔が広がります。
スタートはアバの「ダンシングクイーン」。「ナイトフィーバー」、「ハッスル」、「ソウルトレインのテーマ」、「愛がすべて」と1970年代のディスコ大ヒット曲が続いた後は「きよしのズンドコ節」。痒いところに手が届く見事な選曲です。のんちゃんこと介護福祉士ダンサーの野毛美邦さんが大波小波や、フィーバーポーズ、機関車のシュッシュポッポ、グーパー、芋を掘って背負うポーズなど満面の笑みで丁寧にリードしながら、歯切れのいいダンスを披露します。参加者はもちろん、施設の30人近い職員さんも会場を包む大波のように全員が揺れながら踊ります。司会のコッシ―もキレッキレのダンスを披露し、会場を沸かせました。
「ザッツ・ザ・ウェイ」は両手で拝むポーズ、「恋のハッピーパラダイス」では、綱引き。「運動会シーズンですよ。みんなで綱を引きましょう!」とオッシーが声掛けすると、「紅組頑張って」とのんちゃん。「白組頑張って~」と利用者の男性が声を上げます。「北海道ソーラン節」の後は、チークタイムと称して10分間のドリンクタイム。「How
deep is your love」、「Only you」を聞きながらみなさん頬を赤らめ笑顔でひと休み。
後半は、施設からのリクエスト4曲も盛り込んだプレイリスト。「上を向いて歩こう」、「東京ブギウギ」、「お富さん」、「東京音頭」から、「プレイベート アイズ」へ。最初は1回、続けて2回全員で手をたたいた後は、「Y.M.C.A.」で一気に盛り上げます。そして50代の施設職員がオッシーのDJで踊ったことがあると自慢の「セプテンバー」も。「365歩のマーチ」の後、「君の瞳に恋してる」のリズムに乗ってすべての踊りをおさらいしました。大波小波、フィーバーポーズ、グーパー、芋掘り、拝むポーズ、つなひき、船漕ぎ。みなさん上手にポーズを思いだして楽しく踊った全20曲、あっという間の1時間でした。
最後に105才で矍鑠とした車椅子の女性がにこやかにオッシーに花束贈呈。「人生150年時代を実感した」というオッシーは施設の職員全員に見送られ、晴れやかな笑顔で日の出町を後にしました。後日、施設から「余韻抜けきらないスタッフが多く、踊ってコミュニケーションをとったりし、施設内ディスコブーム中です!今後の体操に使用させていただきます」と嬉しいメッセージをいただき、私たちスタッフも温かい気持ちになりました。
日時:令和元年11月6日(水)
場所:特別養護老人ホーム「ひのでホーム」(東京都西多摩郡)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
10月28日、横浜市の老人福祉センター・デイサービスセンター「横浜市戸塚柏桜荘」に、園まりさんをお連れして歌謡ショーを開催しました。「横浜市戸塚柏桜荘」は、戸塚区の緑豊かな丘に立地しており、シニアの皆さんの生きがいづくりの場として利用されています。当日は、秋晴れの気持ちのよい好日となり、歌謡ショーを楽しみにしていた高齢者・ご近所の方々100人ほどが集まりました。
園さんは、ご自身の代表曲など全11曲を熱唱しました。1964年の東京オリンピックの年にヒットした曲「何も云わないで」のイントロが流れると、会場から「まりちゃん!」と大きな掛け声がかかり、歌謡ショーがスタートしました。「夢は夜ひらく」「何でもないわ」等のヒット曲では。多くの利用者の方々が曲に合わせて口ずさんでいました。
園まりさんは、14年前に中尾ミエさん、伊藤ゆかりさんと共に「スパーク3人娘」を再結成し活動を続けています。今回は、中尾ミエさんの代表曲「可愛いベイビー」を舞台から降りて会場内を歩きながら陽気に歌うと、客席は大きな手拍子で一気に盛り上がり、参加者の笑顔が溢れました。
故平尾昌晃氏作曲の「愛情」に続いて、「恋のしずく」「瀬戸の花嫁」「二人でお酒を」といった平尾作品をメドレーでも熱唱しました。
また、テレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」では、多くの参加者が一緒に口ずさんだり、感激して思わず涙ぐむお年寄りもみられました。事前に配布された歌詞カードを手に利用者さんたちと一緒に「ふるさと」「青い山脈」を大合唱する場面もあり、童心に返ったお年寄りたちの元気一杯の大きな声が会場に響き渡りました。
往年のヒット曲「逢いたくて逢いたくて」「愛燦燦」を歌った後に、施設を代表から大きな花束が園さんに贈られました。最後に、参加者全員と一緒に記念写真の撮影を行って終演となりました。
日時:令和元年10月28日(月)
場所:老人福祉センター・デイサービスセンター「横浜市戸塚柏桜荘」(神奈川県横浜市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
10月15日、東久留米市の特別養護老人ホーム「けんちの里」に、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを行いました。当日はどんよりとした雲がたれこめて、今にも雨が降り出しそうな天気でしたが、歌謡ショーを楽しみにしていた利用者や関係者など約100人が、会場となった地域交流室に集まりました。往年の歌謡曲を中心にアンコールを含め全7曲を熱唱しました。
佳山さんの大ヒット曲「氷雨」のイントロが流れ、佳山さんが舞台袖から真っ白な衣装で颯爽と登場。拍手喝采で歌謡ショーがスタートしました。佳山さんは一番上のお姉さんが90歳を超え、女5人男3人の8人兄弟の末っ子。施設の利用者の皆さんは、ちょうど佳山さんのお姉さん、お兄さんの年代ぐらいの方々。「私のお姉さん、お兄さんに聞いてもらっていると思って歌います」と挨拶。会場を回りながら参加者一人一人と握手をして、代表曲「わがまま」「思い出たずね人」を歌うと、会場にたくさんのお年寄りの笑顔が溢れました。
佳山さんは、故古賀政男氏の最後の門下生。その故古賀政男氏の代表曲「誰か故郷を想わざる
」「無法松の一生」では、手拍子で一緒に口ずさむ方や昔を想いだして、涙ぐんでいる方もおられました。
歌謡ショーのラスト曲は、新曲「冬茜」。歌い終わってもアンコールを求める声が鳴りやまず、佳山さんの故郷、函館の大先輩、故川内康範氏の名曲「ともだち」をアンコールで熱唱しました。
最後に、施設を代表した利用者さんから大きな花束と感謝状が贈られ、佳山さんも感激。参加者全員と記念撮影して「生の歌ほんとうに良かった」「とても歌がうまっかった」など、たくさんの感謝のお言葉を頂きました。
日時:令和元年10月15日(火)
場所:特別養護老人ホーム「けんちの里」(東京都東久留米市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
10月3日、足立区の特別養護老人ホーム「古千谷苑」で、こまどり姉妹さんの歌謡ショーを開催しました。当日は、天候にも恵まれて、歌謡ショーを楽しみにしていた入所者、近隣の特養の利用者など115人が集まりました。
こまどり姉妹さんが、ピンクの派手な衣装で登場すると、大きな拍手で歌謡ショーが始まりました。「ソーラン渡り鳥」から「浅草姉妹」「三味線姉妹」「未練ごころ」など全部で7曲を熱唱しました。
また、姉の栄子さんが、川中美幸さんの代表曲「二輪草」の曲に合わせて踊りも披露。三味線コーナーでは、三味線の生演奏で「お吉物語」「岸壁の母」を歌いましたが、特に「岸壁の母」を哀愁を込めて、子を思う母の気持ちを切々と歌う姿に、多くのお年寄りが感激して涙ぐんでいました。
現役で70年間も歌い続けているという、こまどり姉妹さんから、幼いころからの数々の苦難を克服して現在に至るまでの貴重な体験を直に聞いて、参加者は一応に大変励まされたようでした。
食欲旺盛なこまどり姉妹さんが、特にラーメンが大好きだということで作られた新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌うと、会場は大きな手拍子とお年寄りの笑顔で溢れました。
最後に、お二人に感謝して、施設代表のお年寄りから綺麗な花束が贈呈され、参加した全員とカメラ撮影を行いました。その後、会場を退場する前に、参加者一人一人と丁寧に握手をしていましたが、参加者の方から「もう終わりなの、また是非来てくださいね」と、一方施設長からは「入居者の方、本当に喜ばれており楽しいひと時を過ごせたこと感謝しております」との感謝の言葉を頂き、興奮でまだ熱気が冷めやらぬ会場を後にしました。
日時:令和元年10月3日(木)
場所:特別養護老人ホーム「古千谷苑」(東京都足立区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
行く夏を惜しむように太陽が照り気温は32℃、残暑が戻った8月29日、稲城市の介護付有料老人ホーム「ペアウェル多摩川」に大島花子さんをお迎えし、利用者やご家族、お孫さんなど80人が歌謡ショーを楽しみました。
1階のデイルームには窓いっぱいに梨畑が広がり、「稲城」という旬を迎えた梨がたわわに実っていました。そんなやさしい空間に初秋を思わせる紫色のドレスの大島花子さんが登場すると、大きな拍手で迎えられました。
スタートは「夢で逢いましょう」。美しい声にまどろむように「あの日」に誘われます。大島さんが「ご存じですか?この番組、渥美清さん、永六輔さんや・・・」と語りかけると、「バッチリ覚えてます。九ちゃんも。元気かと思っていました。今もそう思っていますよ!」「亡くなって34年になります」「大きな出来事でしたね」と遠い日を想う会話が続きます。
「では坂本九の歌を」と2曲目は「明日があるさ」。「完全に忘れてたのを今思い出した!メロディーで歌詞まで頭に浮かぶ」という嬉しいリアクションとともに、みんな手拍子で九ちゃんソングを歌います。3曲目は「幸せなら手をたたこう」。「どんな時幸せですか?」との大島さんの問いに「歌を歌ってる時」とすかさず答えが返り「幸せなら歌、歌おう!ラララ・・・」と歌った後は、「肩たたこう、反対の肩」、「乾杯」、「バンザイ」、「手をたたこう」と身振り手振りで楽しみました。
次に童謡を3曲合唱。大島さんが選曲した夏の歌、「夏の思い出」。秋の歌「赤とんぼ」。すると「サービスで『枯葉』歌っていただけますか?」とのリクエストにビックリ!!そこは伴奏を担当されているギタリストの笹子重治さんが、ギターソロで見事に応えてくれました。そして、施設でよく歌っているとリクエストいただいた「故郷」。大きな声でみなさん上手に歌いました。
7曲目は坂本九さんが自身父のことを作詞・作曲し、大島さんが近年歌ってUSENチャート1位になった「親父」。8曲目は「岸壁の母」。戦地から帰る日を待つ母の思いが伝わるその歌唱に何人もが涙ぐみました。9曲目は坂本九さんの大ヒット曲「上を向いて歩こう」。大好きとリクエストいただいていただけに満を持してのこの歌に、全員が大合唱!!大いに盛り上がりました。最後はお母さん思いの坂本九さんが病床の母に聞かせたいと、美輪(当時:丸山)明宏さんにカバーをお願いした「ヨイトマケの唄」。録音して持ち帰ろうとステージに立つ直前、お母さんが亡くなったというエピソードを添えて歌います。大島さんが近年レコーディングした名曲でもあります。
あふれんばかりの拍手に応えてアンコールは「見上げてごらん夜の星を」。坂本九さんの大ヒット曲で大島花子さんのデビュー曲でもあります。笹子さんの爪弾くギターの繊細な音色に大島さんの澄みきった声が重なると、岩に水がしみいるように会場のすべての人々の心に沁みて、感涙のなかにも美しい合唱が生まれました。全11曲を披露し花束贈呈、写真撮影を終えてお開きに。「元気をいただきました」という大島さんに、「歌は永遠に残るからね」、「また来てくださいね」とエールが送られ、施設から「いつもおとなしい方もすごく楽しんでいました」と嬉しいお声をいただいた夏の終わりでした。
日時:2019年8月29日(木)
場所:介護付有料老人ホーム「ペアウェル多摩川」(東京都稲城市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
8月20日、座間市の特別養護老人ホーム「太陽の家座間」で、大津美子さんの歌謡ショーを開催しました。当日は、お盆明けの残暑で、猛暑日にもかかわらず、歌謡ショーを心待ちにしていた約100人の利用者やご家族の皆さんが、1階の「地域交流スペース」に集まりました。
司会者の早川さんが、大津美子さんを紹介して歌謡ショーが始まり、ロングドレス姿の大津美子さんが、「リンゴの唄」を歌いながら登場。往年のヒット曲を、事前に用意してあった歌詞カードを手に、参加者全員で合唱しました。大津さんは、デビュー曲「東京アンナ」から、昨年発表したばかりの新曲「北斗星(ほし)に祈りを」まで、全8曲を熱唱しました。メドレーでも、石原裕次郎さんのヒット曲「恋の町札幌」「湖畔の宿」「さよならルンバ」など日本の名曲を歌いました。また、ショーの合間のトークコーナーでは、司会の早川さんとの微笑ましい笑いがあり、会場にお年寄りの笑顔が溢れていました。そして、往年のヒット曲「「いのちの限り」「銀座の蝶」「グッド・ナイト」に続いて、大津さんの代表曲「ここに幸あり」のイントロが流れると、会場に一瞬、どよめきのようなものが起こり、昔を思い出して、感極まって涙ぐむお年寄りの姿もみられました。
最後に、利用者の代表者から感謝の気持ちを表して、大津美子さんに綺麗な花束が贈呈され、全員で記念撮影を行って終演となりました。参加した職員の方からは「お年寄りの笑顔がほんとうに良かったです。ありがとうございました」との感謝の言葉をいただきました。
日時:令和元年8月20日(火)
場所:特別養護老人ホーム「太陽の家座間」(神奈川県座間市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
7月19日、東京・品川区に完成して間もない特別養護老人ホーム「グランアークみづほ」に原田直之さんをお連れして、民謡・歌謡ショーを開催しました。入居者やご家族の方、関係者を含めて70人ほどが、会場に集まりました。
まずは原田さんの故郷である福島の「新相馬節」を三味線、尺八、鳴り物、お囃子の生演奏の伴奏で披露。続いて宮城の「大漁唄い込み」を熱唱し、原田さんの声が会場に染み渡りました。その後、岩手の「南部牛追い唄」では尺八の音と原田さんの歌声に参加者の皆さんが身を入れて聞き入っていましたが、新潟の「佐渡おけさ」北海道の「ソーラン節」が始まると車いすの方も身を乗り出すように音頭を取り、手を高く振り上げ踊りだす方までいらっしゃいました。
原田さんのお色直しの時には、お弟子さんの堀さん・江島さんの「安里屋ユンタ」「浪花節だよ人生は」で場を飽きさせることなく後半の部へ突入。
お色直しを終えた原田さんと司会の早川さんで軽妙なトークを回しつつ、参加者からの民謡リクエストコーナー。積極的にリクエストをしてくれたまではよかったのですが、リクエストされたのが「歌謡曲」でしたが、それでも原田さんは「サビなら唄えるよ」と快く応じ、次のリクエストも唱歌「ふるさと」でしたが、原田節で熱唱。会場も合唱して一つになりました。その後も次々リクエストの手が挙がり、山形「最上川舟歌」、青森「「津軽じょんがら節」を歌いました。そして福岡の「黒田節」をリクエストされたおじい様が原田さんの民謡に合わせ上機嫌で踊っている姿に、施設の方も大変喜ばれ、こちらまで微笑ましい気持ちになりました。
その後は昭和26年のヒット曲「あざみの歌」、原田さんが尊敬してやまない故三橋美智也さんの「達者でナ」と昭和歌謡を披露され、「ある夫婦のうた」では原田さんご夫妻の息の合ったデュエットに会場も聞きほれました。続いて原田さんも関わられている東日本大震災復興ソング「花は咲く」を唄われ、場内でも沢山の方が口ずさんでいました。
ラストは山形「花笠音頭」。手拍子や踊りだす方もいて盛況なフィナーレでした。
89才の入居女性から花束贈呈、皆さんとの記念写真を撮影し終演。会場を出ようとする原田さんに握手を求める沢山の人にも笑顔で、気軽に応じていました。
参加者から涙ぐみながら「今日は元気を頂きました」、「リクエストした曲を歌ってもらえて嬉しかった」という感謝のお声を頂きました。
日時:令和元年7月19日(金)
場所: 特別養護老人ホーム「グランアークみづほ」(東京都品川区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
7月10日、稲城市の特別養護老人ホーム「いなぎ苑」に、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを行いました。併設のデイサービスの方々が開演の1時間も前から前列の席を埋め尽くし、佳山さんのショーを心待ちにされていました。会場のBGMとして流れる佳山さんの歌うカバーソングに合わせて、開演が待ちきれない方々の口ずさむ歌が廊下まで聞こえてきます。その後も続々と利用者が集まり、開演の時間には会場は溢れんばかりの150人の大盛況となりました。
まずは佳山さんの大ヒット曲「氷雨」からスタート。前列のデイの方はもちろん、車椅子の方も上半身でリズムをとり、お顔にもにこやかな表情が溢れていました。それに応えるかのように佳山さんも軽妙かつユーモア・愛情あふれるMCで更に会場を湧かしてくれました。
この日一番の大盛り上がりをみせたのは、佳山さんが故古賀政男氏の最後の門下生ということから披露された「誰か故郷を思わざる」「無法松の一生」。当時に思いをはせられたのか、涙ぐみながら熱唱されるお年寄りの男性が多く目につき、こちらまで目頭が熱くなりました。この2曲では客席を一列ずつ回って皆さんと心のこもった握手をされる佳山さん。2曲では到底全員は回り切れず、握手を待つお年寄りに「後でキスしに来るからね」と声をかけると会場は笑いの渦に。佳山さんの新曲「冬茜」でもお一人ずつ握手をしながら会場を回りました。
笑いあり、涙ありのショーもあっという間にお別れの時間が・・・アンコールで「ともだち」「花」と2曲を披露。「花」では涙しながら歌われる方や、施設の職員の方も大合唱でした。
最後の花束贈呈は、なんと施設最高齢の107歳のおばあ様。ご自分でお食事も召し上がり、好物は硬いせんべいだそうで、佳山さんは年齢にも驚いていましたが、何よりお元気に受け答えされる事に驚嘆されていました。皆さんの温かい拍手と声援に見送られ、名残惜しい歌謡ショーも終演となりました。
「このような素晴らしいショーを初めて見ました」「感動しました」という声や、職員の方からも「普段の忙しさを癒していただきました。明日からの活力にします!」という嬉しい言葉も頂きました。
日時:令和元年7月10日(水)
場所:特別養護老人ホーム「いなぎ苑」(東京都稲城市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
DJ OSSHY(ディー・ジェー・オッシー)
さんを高齢者施設にお連れして、懐かしのディスコミュージックなどに合わせて身体を動かして楽しいひと時を過ごしてもらう新イベント「DJ OSSHY
ディスコショー」。テレビ朝日福祉文化事業団の高齢者福祉事業のレギュラーとなり、早々とご応募いただいた中から、今回は特別養護老人ホーム「陽のあたる丘MISONO」(横浜市)に伺いました。
OSSHY(オッシー)こと押阪雅彦さんは、テレビ司会者の押阪忍さんの長男で、70-80年代ディスコ復活の立役者と言われています。2017年(平成29年)、慶應義塾大学の認知症プロジェクトの一環でディスコミュージックを用いて認知症患者に及ぼす効果・影響を探りたいとの依頼を受け、「高齢者ディスコ」をボランティアで開催。「親子ディスコ」に続き「高齢者ディスコ」の活動を広げていきたいと考えており、当事業団との良き出会いになりました。
7月9日は曇り。丘の上の施設の玄関では柴犬と金魚が優しく出迎えてくれました。施設の司会者は星条旗に赤い蝶ネクタイ柄のTシャツ姿で会場を大いに盛り上げます。ほとんどが車椅子の方々でしたが、金銀の手作りチアポンポンを持ち、黄色いポップなスーツ姿のオッシーさんが登場すると大きな拍手が沸き起こりました。
「押阪忍と栗原アヤ子の長男で・・・」とオッシーさんが自己紹介し、さっそくABBAの「ダンシング・クイーン」からスタート!みんな懐かしい音楽に合わせて楽しそうに身体を動かします。この日のためにオッシーさんが特別に上半身を中心に動かす曲を選りすぐって繋ぎました。「ナイト・フィーバー」、「ハッスル」、「TSOP(ソウル・トレインのテーマ)」、「愛がすべて」と70年代に大ヒットした洋楽が続いた後は、「きよしのズンドコ節」。ご年配の方に人気の氷川きよしさんの歌謡曲も外しません。
「ソウル・トレイン・・・」では機関車の車輪ようにシュッシュッポッポと両手を動かしたり、「ズンドコ節」ではお芋を掘って担ぐ動きをしたり・・・。みなさんが上手に踊る秘密は、開場から開演までの間、「のんちゃん」こと、介護福祉士ダンサーの野毛さんがオッシーさんと考案した振付けを、チアガール二人と入念に教えてくれたから。だれもが参加しやすい動きになっています。
「ザッツ・ザ・ウェイ」など洋楽3曲の後に5分間休憩。チークタイムと称して1950年代のスローな美しいバラード2曲を挟み、後半は田中星児さんの「ビューティフル・サンデー」、「東京ブギウギ」、「今夜はブギ・ウギ・ウギ」、「阿波踊り」、「YMCA」、「いい湯だな」、「365歩のマーチ」と昔懐かしい名曲で盛り上げます。1947年の笠置シヅ子さんのヒット曲「東京ブギウギ」がかかると、ツイスト気分で会場は大盛り上がり。「いい湯だな」では、オッシーさんが「ここは横浜、『みその』の湯」と歌詞をかえて歌い、笑顔が広がります。
また、客席の間を縫うように、紅白のチアのスカート姿の愛らしいダンサーが、にこやかに手を取りながら参加者に寄り添います。のんちゃん含む4人が踊りながら振りを伝える姿は壮観で、オッシーディスコに花を添えました。
オッシーさんのディスコDJの締めの曲でおなじみ、ボーイズ・タウン・ギャングの「君の瞳に恋してる」でお開きに。ジャンルも時代も超えた全19曲を一部乗り換えつつ、テンポよくやさしいお喋りを挟みながら披露し、お年寄りも、施設のスタッフも、取材の方々も、私たちスタッフも、参加者90人全員が笑顔でハッピーになれた50分間でした。
最後に最高齢の104才の女性から黄色い可愛らしい花束を贈られ、オッシーさんも最高の笑顔!!少し涼しく感じる梅雨の日でしたが、会場は熱気ムンムン、いつしか窓を全開するほど活気あふれる素敵な一日となりました。
日時:2019年7月9日(火)
場所:特別養護老人ホーム「陽のあたる丘MISONO」(神奈川県横浜市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
6月12日、目黒区の特別養護老人ホーム「駒場苑」に、園まりさんをお連れして歌謡ショーを開催しました。駒場苑は、今年30周年を迎えるため「30周年記念コンサート」としての催しとなりました。当日は、今にも雨が降り出しそうな梅雨空でしたが、比較的涼しく過ごしやすい日となりました。歌謡ショーを楽しみにしていた利用者・ご家族の方々115人ほどが、会場となった施設1階ホールを埋め尽くすように集まりました。
園さんは、ご自身の代表曲を中心に全11曲を熱唱しました。歌手デビューのきっかけともなったオーディションで歌った大津美子さんの「ここに幸あり」を、施設が用意してくれた歌詞カードを手にした利用者さんたちと一緒に合唱。感激して思わず涙ぐむお年寄りの姿も散見されました。
かつてテレビ番組で中尾ミエさん、伊藤ゆかりさんと共に「スパーク3人娘」を結成した園さん。その中尾ミエさんの代表曲「可愛いベイビー」、伊藤ゆかりさんの「ヴァケーション」を陽気に歌うと、会場から大きな掛け声と手拍子で盛り上がり、会場にお年寄りの笑顔が溢れました。また、利用者の皆さんと「ふるさと」を合唱すると、童心に返ったお年寄りたちの元気いっぱいの大きな声が会場に響き渡りました。今回、初めて披露したというテレサ・テンさんの「時の流れに身をまかせ」では、多くの参加者が一緒に口ずさんでいました。往年のヒット曲「夢は夜ひらく」「逢いたくて逢いたくて」「愛燦燦」を歌った後に、施設を代表したお年寄りから大きな花束が園さんに贈られました。
最後に、参加者全員と一緒に記念写真の撮影を行って終演となりましたが、施設を代表する職員さんから「ほんとうにありがとうございました。30周年を記念する良い機会となりました」との感謝のお言葉をいただきました。
日時:令和元年6月12日(水)
場所:特別養護老人ホーム「駒場苑」(東京都目黒区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
5月17日、厚木市の特別養護老人ホーム「グランモールさくら及川」を訪問して、こまどり姉妹さんの歌謡ショーを開催しました。当日は、初夏を思わせるような陽気で夏日を記録。天候に恵まれたので、スライドドアを開放してパティオ(中庭)から新鮮な空気が入ってくる会場となった1階パティオラウンジには、歌謡ショーを心待ちにしていた入所者、利用者など123人が集まりました。
元号が平成から令和に変わり、第1回目となった高齢者施設訪問ですが、こまどり姉妹さんが、派手な衣装で会場の後方から登場すると、大きな拍手で歌謡ショーが始まりました。代表曲「ソーラン渡り鳥」「浅草姉妹」「三味線姉妹」「未練ごころ」など全部で8曲を熱唱しました。また、姉の栄子さんが、川中美幸さんの「二輪草」の曲に合わせて素晴らしい踊りも披露しました。三味線コーナーでは、姉妹の立ち位置を入れ替えて、三味線の生演奏で「お吉物語」「九段の母」「岸壁の母」を熱唱。昔のことを思い出したのか、感激して涙ぐむお年寄りの姿も見られました。
今年81歳のこまどり姉妹さんから、これまで数々の苦難を克服してきた貴重なお話を直接に聞くことができ、参加者はたいへん励まされたようでした。こまどり姉妹さんが、ラーメンが大好きだということで作られた新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌うと、会場は大きな手拍子で盛り上がりました。
最後に、お二人に感謝して、施設代表のお年寄りから、お二人に綺麗な花束が贈呈され、参加した全員とカメラ撮影も行いました。会場を出るときには、参加者一人一人と固く握手しながら、お声がけをして励まされていました。施設長から「プロの歌手のヒット曲を直に聞くことができて、とてもよかったです。また是非来てください」との感謝の言葉を頂きました。
日時:令和元年5月17日(金)
場所:特別養護老人ホーム「グランモールさくら及川」(神奈川県厚木市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
4月17日、新宿区の高齢者福祉施設「神楽坂」に、大津美子さんをお連れして歌謡ショーを行いました。高齢者施設訪問は,今回の大津さんの歌謡ショーで233回を数え、平成最後となった今回の歌謡ショーを心待ちにしていた約90人の利用者や地域の皆さんが、早稲田通りに面した施設の「地域交流スペース」に集まりました。
司会者の早川さんが大津美子さんを紹介すると、会場後方から華麗なドレス姿の大津美子さんが、「リンゴの唄」を歌いながら颯爽と登場。拍手喝采で約1時間の歌謡ショーが始まりました。昭和30年のデビュー曲「東京アンナ」から、集団就職で上京した若者たちを描いた映画にもなった「東京は恋人」など昭和を代表するヒット曲(全9曲)を熱唱しました。また、途中に早川さんとの楽しいトークもあって、参加された多くの皆さんが大変楽しまれたようでした。
日本の名曲の中から、石原裕次郎さんの「恋の町札幌」「湖畔の宿」「さよならルンバ」をメドレーで歌い、昨年発表したばかりの新曲「北斗星(ほし)に祈りを」も披露。そして、往年のヒット曲「いのちの限り」「銀座の蝶」「グッド・ナイト」に続いて、昭和31年の大ヒット曲「ここに幸あり」では、歌手カードを手に参加者全員で合唱しました。昔を思い出し、感極まって涙ぐむお年寄りもいらっしゃいました。予定の歌を歌い終わっても、拍手が鳴りやまずに、アンコールでもう一曲「サンパウロ・チャチャチャ」を陽気に歌ってくださり、会場は大きな手拍子とともに大変盛り上がりました。
最後に、大津美子さんに利用者の代表者から綺麗な花束が贈呈され、記念撮影を行って終演となりました。参加者の方から「プロの歌手の歌をすぐ近くで聞くことが出来て、ほんとうに良かったです。ありがとう」と感謝の言葉を頂きました。
日時:平成31年4月17日(水)
場所: 高齢者福祉施設「神楽坂」(東京都新宿区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
青梅を過ぎると緑が深まり、東京では盛りを過ぎた桜が奥多摩では、ちょうど見頃を迎えていました。青空と澄んだ空気、花冷えも心地よい4月12日、山々に抱かれた特別養護老人ホーム「寿楽荘」に大島花子さんとギターの笹子重治さんをお迎えし、歌謡ショーを開催しました。
一階の広いホールは132人の方々で超満員。春らしいドレスの大島さんが現れると、大きな拍手で迎えられました。お父様、坂本九さんの懐かしのヒットソング「夢で逢いましょう」、「明日があるさ」で古き良き時代へと誘います。続く「幸せなら手をたたこう」では、大島さんが独自の歌詞で、「幸せなら乾杯しよう」「肩たたこう」「となりの方の肩も」と語りかけ、皆さん身振り手振りを交えながら楽しそうに歌います。
「お名前は?」「ダイサクです。」「ダイサクさんはどんな時が幸せですか?」「お風呂。」「それでは、皆さんで『幸せならお風呂入ろう』!」と大島さんがリードして替え歌が続きます。「カヨコさんはフランス留学の頃を思い出すと幸せなんですね。」「では、『しあわせなら挨拶しましょう』」、「ボンジュール、マダム」。「マルコさんは今のここの生活がとても楽しいんですって。ではみんなで『万歳しましょう』」との掛け合いに一同万歳。この施設からは、「歌が好きな方が多く、日ごろ生で歌を聴けるチャンスがない」と大島花子さんにリクエストをいただきましたが、歌や拍手や手拍子できる方が多く、珍しく男性もたくさん参加され、会場は和気あいあいになりました。
次は懐かしい童謡「夕焼け小焼け」、「ふるさと」、「赤とんぼ」。大島さんの歌は歌詞を手渡しで胸の中に置いていく丁寧さがあり、あちこちで涙ぐむ方も・・・。私たちスタッフも幼い頃の故郷の景色を思い出し、目頭が熱くなるのでした。
そして名曲「親父」。「父が亡くなって34年になります。坂本九が自分のお父さんのことを作詞作曲した曲です」と大島さんが歌い始めると皆さん歌詞をかみしめるように聴いてくれました。大島花子さんが歌い、近年USENチャートで1位になった曲でもあります。
「上を向いて歩こう」が始まると、目を閉じていた車椅子の男性が手拍子を始めました。会場全体に自然に手拍子が生まれ、全員(待ってました)とばかりに嬉しそう。さすが坂本九さんの大ヒット曲です。
次は「ヨイトマケの唄」。大島さんが「歌わせていただいています」と美輪明宏さんに伝えると、「九ちゃんも歌わせてと言ってきたのよ。お母さんに歌ってあげたかったのね。ぜひ若い方にも伝えてね」と仰っていただいたエピソードを添えながら熱唱し、会場の方々の涙を誘いました。
最後は、坂本九さんの大ヒット曲で大島花子さんのデビュー曲、「見上げてごらん夜の星を」。笹子重治さんのアコースティックギターの繊細な爪弾きに大島さんの澄みきった歌声が重なると美しさが極まり、いつしか会場の皆さんの大合唱になっていて、素晴らしいハーモニーが生まれました。全10曲をお届けし、花束贈呈、写真撮影してお開きに。会場には笑顔があふれ、車椅子を動かしてお部屋に帰る方々も春風のように颯爽としていて、私たちスタッフも幸せをいただいた一日となりました。
日時:平成31年4月12日(金)
場所:特別養護老人ホーム「寿楽荘」(東京都西多摩郡)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団