テレビ朝日福祉文化事業団の新しいプロジェクト、DJ OSSHY さんを迎えた高齢者向けの初のディスコショーを開催しました!
初会場となった高齢者総合福祉施設「神楽坂」(新宿区)では、集まった皆さんに懐かしい音楽に合わせて身体を動かしていただき、笑顔と元気をお届けすることができました。
OSSHY(オッシー)こと押阪雅彦さんは、テレビ司会者の押阪忍さんの長男で、80年代ディスコ伝道師として知られています。オッシーさんは、2017年(平成29年)、慶應義塾大学の認知症プロジェクトの一環でディスコミュージックを用いて認知症患者に及ぼす効果・影響を探りたいとの依頼を受け、「高齢者ディスコ」をボランティアで開催しました。そこには懐かしのディスコミュージックに合わせて身体を揺らし、頬を薔薇色に輝かせているお年寄りの笑顔があふれていました。
そこで、2月6日、初の試みとして新宿区にある高齢者総合福祉施設「神楽坂」にオッシーさんをお迎えし、「DJ OSSHY ディスコショー」を開催しました。オッシーさんが拍手で迎えられ「押阪忍、栗原アヤ子の長男で・・・」と挨拶するとご両親と同世代の方々から「ほう!」と感嘆の声が上がりました。
スタートは70年代の大ヒット、ABBAの「ダンシング クイーン」!「きよしのズンドコ節」、「ハッスル」、「東京ブギウギ」、「That's The Way(I Like It)」、「Night Fever」、「め組のひと」、「阿波踊り」、「北酒場」、「Private Eyes」、「Y.M.C.A.」などオッシーさんが選りすぐったこの日のための全15曲。上半身を動かす曲を中心につないだ60年代から80年代までの洋楽、邦楽、演歌、民謡とジャンルを超えた素晴らしいディスコミックスでした。
「介護福祉士ダンサーのノンちゃん」の異名をとる野毛さんが曲に合わせて考案したオリジナルのゆっくりした振り付けも見事でした。「ダンシング クイーン」では両手で曲線を描く「大波小波」、スタイリスティックスの「愛がすべて(Can't Give You Anything ~But My Love~)」では「グーパー」など、アクションを交えながら明るく丁寧に教えます。「サタデーナイト フィーバー」の「腰に手を当てて指と腕を上にする」おなじみのポーズも、皆さん様になっていてビックリです。オッシーさんも曲を解説しながら笑顔でやさしく声をかけます。
とその時、最前列の女性が立って踊りだすと、もう一人の女性も前にでてきて踊りだしました。車椅子の方々も、うちわやボンボンを振りながら嬉々とした笑顔で楽しみます。この日は、特別養護老人ホームとデイサービスの方々50人が参加し、最高年齢は98歳。会場は熱気いっぱいで大盛況となりました。
最後の「三百六十五歩のマーチ」が終わったあとは、頬を紅潮させた笑顔があふれていて、懐かしいディスコミュージックに合わせて身体を動かすことって素敵だなと感じました。車椅子の男性に「『ビートルズ』や『ローリングストーンズ』もやってください」と早くもリクエストをいただき、私たちも手ごたえを感じる一日となりました。今後、多くの方々に喜んでいただけるようこの企画を発展させていきたいと思います。
日時:平成31年2月6日(水)
場所:高齢者総合福祉施設「神楽坂」(東京都新宿区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
1月24日、江東区のコスモス老人福祉施設に原田直之さんをお連れして、民謡・歌謡ショーを開催しました。当日は、雲一つない晴天。風は冷たかったのですが、施設中庭の紅梅は、季節の変わり目を告げるように赤いつぼみがほころんでいました。民謡・歌謡ショーを楽しみにしていた利用者や施設職員70人ほどが、施設の1階フロアに集まりました。
司会の早川さんの紹介で、原田直之さんが登場すると、大きな拍手でショーが始まりました。三味線、尺八、鳴り物、お囃子の生演奏で、原田さんの故郷の「新相馬節」(福島県)から「大漁唄い込み」(宮城県)を熱唱。続いて尺八の伴奏で「南部牛追唄」(岩手県)を歌うと会場に原田さんの済んだ声が響き、「佐渡おけさ」(新潟県)、「ソーラン節」(北海道)では手拍子と大きな拍手で、会場は盛り上がりました。福島県浪江町出身の原田さんから、「東日本大震災から8年が経とうとしているが、まだ自宅に戻れない人がいる。大震災のことを決して忘れないようにしたい」と故郷へ思いを熱く語りました。原田さんがお色直しをしている間、司会の早川さんのトークコーナーや、お弟子さんの堀さん、江島さんのお二人が「安里屋ユンタ」「浪花節だよ人生は」を披露しました。
お色直しを終えた原田さんが再び新しい衣装で登場。今度は、お年寄りからのリクエストに応えて「会津磐梯山」(福島県)、「常磐炭坑節」(茨城・福島県)、「相馬盆歌」(福島県)、「さんさ時雨」(宮城県)を即興で歌いましたが、最後に民謡ではありませんでしたが「リンゴの唄」のリクエストに答えていただき、陽気に歌っていただきました。原田さんもご本人も初めて歌ったと少し照れたようでしたが、この想定外?の優しい対応に会場は笑顔でつつまれました。歌謡曲「あざみの歌」「達者でナ」などをカラオケで唄い、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」と「花笠音頭」(山形県)を、参加者たちと一緒に合唱しました。
最後に、施設を代表した104歳のお年寄りから大きな花束を贈られ、参加者全員と記念写真を撮影し終演。参加者からは「大変感激しました。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を頂きました。
日時:平成31年1月24日(木)
場所:コスモス老人福祉施設(東京都江東区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
1月11日(金)、新年最初の高齢者施設訪問は、町田市の特別養護老人ホーム「友愛荘」へ。この日の新年会に大島花子さんにお越しいただきたいとのご要望を受け、晴れやかな青空が広がる郊外の住宅街の施設に、大島さんとギターの笹子重治さんのお二人をお迎えしました。
玄関や廊下には「歓迎!大島花子さん、笹子重治さん」と大きく書かれた文字に手作りのお花がたくさん添えられ、この日を心待ちにされたことが伺えます。ご尊父坂本九さんの大ヒット曲や大島花子さんのアルバムの中の名曲、施設のリクエストなど全10曲、1時間のショーを100人の皆さんが楽しみました。
ホールは開演前にぎっしり。紅白幕に合わせた赤いドレスの大島さんが現れると、大きな拍手で迎えられました。スタートは「明日があるさ」。歌の合間に「あ~ほらほら」と合いの手が!「奇麗」、「着るものがいいね」、「顔もいい」など次々声がかかります。続いて、施設からリクエストがあった「夕焼け小焼け」と「故郷」を披露すると、みなさん得意でお上手に大きな声で大合唱。「幸せなら手をたたこう」では、大島さんが「足ならそう」を「足たたこう」と歌詞を変えてリードし、車椅子の方も身振り手振りで楽しみました。「岸壁の母」は笹子重治さんの独特のアレンジ。大島さんが歌うと、戦地に行った息子を岸壁で待つ母の姿が眼前に浮かびます。
大島花子さんがトークで、母、柏木由紀子さんのことに触れると、「お元気?」「よろしく言ってください」と会場から声がかかり、温かいやりとりが生まれました。そして、坂本九さんがご自身のお父さんのことを作詞作曲した「親父」。大島さんが歌い、近年USENチャートで1位になったこの曲を披露すると、「いい歌」、「うまいうまい」、「九ちゃんらしい詩ね」、「涙が出ちゃった」と多くのリアクションをいただきました。
待望の「上を向いて歩こう」を全員大合唱で楽しんだ後は、美空ひばりさんの「日和下駄」。大島花子さんがファーストアルバムでカバーしている曲でもあります。アップダウンが多く難しいこの曲を軽快に歌うと、「上手いっ」、「凄い」、「ああステキ」などの声が飛び交い、笑顔があふれました。
最後は「ヨイトマケの唄」。坂本九さんが病床の母に歌ってあげたくて美輪明宏さんにカバーをお願いした当時のエピソードを添えて歌います。大島さんがレコーディングした曲でもあります。母の無償の愛をテーマにしたこの曲に、皆さんご自身の母親を思い出されたのでしょうか、涙ぐんでいる方もいらっしゃいました。
アンコールは坂本九さんの大ヒット曲で大島花子さんのデビュー曲、「見上げてごらん夜の星を」。笹子さんの生ギターの美しいイントロに大島さんの澄みきった歌声が重なってゆく美しさは圧巻で、会場の方々の涙を誘いました。「こちらが元気をいただきました」と手を振る大島さんに、「また来てくださいね」と声がかかり、お開きに。私たちスタッフも心洗われる新春となりました。
施設の方から「大島花子さんの素晴らしい透き通った歌い声、笹子重治様の素敵なギターの音色にとても感動いたしました。利用者様のとびっきりの笑顔が沢山見られて職員一同本当に感謝しております」とうれしいメッセージもいただきました。
日時:平成31年1月11日(金)
場所:特別養護老人ホーム「友愛荘」(東京都町田市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
12月7日、武蔵野市の特別養護老人ホーム「親の家」に、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを行いました。この日は気温17℃、曇天でしたが、歌謡ショーが始まる頃には雲間に青空が見えはじめました。歌謡ショーを楽しみにしていた利用者やその家族の方々、地域の方々を含めて約90人が集まり、演歌を中心にアンコールを含めると7曲を熱唱しました。
会場となったホールに大ヒット曲「氷雨」のイントロが流れると、佳山さんが舞台後方から派手な衣装で登場、拍手喝采で歌謡ショーが始まりました。続いての曲「片割れ月」「歌一生」では、一緒に口ずさむお年寄りがいたりと会場は大いに盛り上がりました。佳山さんは、故古賀政男氏の最後の門下生。一年先輩が歌手の大川栄策さんだということで、大川さんのモノマネをするとソックリなので大爆笑、会場に笑顔が溢れました。また、アカペラで昔懐かしい霧島昇さんの「誰か故郷を想わざる 」を即興で歌うと思わず昔を想いだして、涙ぐんでいる方もおられました。
故古賀政男氏の代表曲「無法松の一生」では、「待ってました!」の大きな掛け声とともに大きな拍手が沸き起こりました。歌謡ショーのラスト曲は、「冬茜」。歌い終わってもアンコールを求める拍手が鳴りやまず、佳山さんの故郷、函館の大先輩、故川内康範氏の名曲「ともだち」を熱唱しました。
最後に、施設を代表した最高齢の102歳6ヶ月の利用者さんから大きな花束が贈られ、参加者全員と記念撮影を行いました。「ほんとうに良かった」「とても歌がうまっかった」「とても楽しかった」など、たくさんの感謝のお言葉を頂きました。
日時:平成30年12月7日(金)
場所:特別養護老人ホーム「親の家」(東京都武蔵野市 )
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
11月21日、相模原市の特別養護老人ホーム「大野北誠心園」に、園まりさんをお連れして歌謡ショーを開催しました。晩秋の清々しい雲一つない好天にも恵まれて、歌謡ショーを楽しみにしていた利用者・ご家族の方々160人ほどが、会場となった施設1階の地域多目的交流室に集まりました。
園さんは、ご自身の代表曲を中心に「何も云わないで」「太陽はひとりぼっち」「何でもないわ」など、全11曲を熱唱しました。園まりさん、中尾ミエさん、伊藤ゆかりさんはスパーク3人娘と呼ばれた国民的アイドルです。そのスパーク3人娘のツイストでもヒットした「太陽はひとりぼっち」を陽気に歌うと、「まりちゃん!」という大きな掛け声と手拍子で、会場にお年寄りの笑顔が溢れました。また、施設が事前に用意した歌詞カードを手に利用者の皆さんと一緒に「ふるさと」「青い山脈」を合唱。参加したお年寄りたちとの一体感が生まれ、元気いっぱいの大きな声が会場に響きわたりました。
往年のヒット曲「夢は夜ひらく」、「逢いたくて逢いたくて」を歌った後に、施設を代表したお年寄りから大きな花束が園さんに贈られ、最後に人生の応援歌「愛燦燦」を熱唱しました。その後、参加者全員と一緒に記念写真の撮影を行って終演となりましたが、施設を代表する職員さんから「感激して涙ぐんでいる利用者さんが、ほんとうに沢山いらっしゃいました。ほんとうにありがとうございました。」との感謝のお言葉をいただき、まだ興奮の冷めやらぬ会場を後にしました。
日時:平成30年11月21日(水)
場所: 特別養護老人ホーム「大野北誠心園」(神奈川県相模原市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
10月17日、北区の特別養護老人ホーム「新町光陽苑」を訪問して、こまどり姉妹さんの歌謡ショーを開催しました。当日は、朝から抜けるような秋空の下、歌謡ショーを心待ちにしていた利用者、地域の方々など100人ほどが1階のラウンジに集まりました。
こまどり姉妹さんが、ゴールドの派手なキンキラ衣装で登場すると、大きな拍手で歌謡ショーが始まりました。代表曲「ソーラン渡り鳥」「浅草姉妹」「三味線姉妹」「未練ごころ」など全部で7曲を熱唱しました。また、姉の栄子さんが、川中美幸さんの「二輪草」の曲に合わせて素晴らしい踊りも披露しました。三味線コーナーでは、三味線の生演奏で妹の敏子さんが「岸壁の母」を熱唱。一緒に歌を口ずさんだり、感激して涙ぐんだりするお年寄りの姿が見られました。
今年80歳のこまどり姉妹さんが「これまで苦難の連続だったけれども、この経験があってこそ、何があってもがんばることができます」という言葉に、参加者はたいへん励まされたようでした。最後に、こまどり姉妹さんたちが、ラーメンが大好きだということで作られた新曲「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌って、歌謡ショーは終演となりました。
施設代表のお年寄りから、お二人に綺麗な花束が贈呈され、記念に参加した全員とカメラ撮影を行いました。会場を出るときには、参加者一人一人と固く握手しながら、まだ興奮冷めやらぬ施設を後にしました。
日時:平成30年10月17日(水)
場所:特別養護老人ホーム「新町光陽苑」(東京都北区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
9月18日、杉並区の特別養護老人ホーム「上井草園」に、大津美子さんをお連れして歌謡ショーを行いました。当日は、秋晴れの気持ちの良い好日になりました。長寿を祝う敬老会での歌謡ショーを楽しみにしていた100人ほどの利用者や地域の皆さんが、施設の2階フロアに集まりました。
司会者の早川さんが大津美子さんを紹介すると、待ちかねた利用者の大きな拍手で、「リンゴの唄」を歌いながら大津さんが登場。約1時間ほどの歌謡ショーが始まりました。デビュー曲で海外でも大ヒットしたという「東京アンナ」から、集団就職で上京した若者たちへエールを送る歌「東京は恋人」など往年のヒット曲を全8曲を歌いました。また、大津さんが40代で「くも膜下出血」で病に倒れ、その後のリハビリによって奇跡的にカムバックを果たすことができたという体験談を直に聞くことができて、参加された多くの皆さんが大変励まされたようでした。
日本の名曲の中からメドレー形式で、「恋の町札幌」「湖畔の宿」「さよならルンバ」を唄い、最近発表したばかりの新曲「北斗星に祈りを」を熱唱しました。そして、往年のヒット曲「銀座の蝶」「いのちの限り」「グッド・ナイト」に続いて、代表曲「ここに幸あり」では、若い頃に親しんだ歌に再び出会い自然に口ずさんだり、感極まって涙ぐむお年寄りがたくさんいらっしゃいました。
最後に、利用者の代表から、大津美子さんに綺麗な花束が贈呈され、全員で記念写真を撮って終演となりました。職員の方から「ほんとうに素晴らしい機会をありがとうございました」と感謝の言葉を頂き、施設を後にしました。
日時:平成30年9月18日(火)
場所: 特別養護老人ホーム「上井草園」(東京都杉並区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
8月10日、葛飾区の特別養護老人ホーム「スマイルホーム西井堀」に、佳山明生さんをお連れして歌謡ショーを行いました。連日のように猛暑が続いた8月、この日も最高気温34度を記録する激しい暑さに見舞われましたが、会場となった施設内の地域交流スペースに、利用者やその家族など約130人が集まりました。
ショーは佳山さんの持ち歌「男のつぶやき」からスタートし、続いて大ヒット曲の「氷雨」が流れると拍手喝采、一緒に口ずさむ方もいらっしゃいました。佳山さんは一番上のお姉さんが90歳を超える、女5人男3人の8人兄弟の末っ子。施設の利用者の皆さんは、ちょうど佳山さんのお姉さん、お兄さんのご年代ぐらいの方々です。続いての曲「わがまま」が流れると、佳山さんはお年寄り一人一人に自分の兄姉に接するようにやさしく語りかけながら、一人一人と丁寧に握手をして会場を周りはじめました。一曲では周りきれず、続いての曲「わすれ傘」も歌いながら、会場の皆さん全員と握手をされました。中には、佳山さんの手を握って離さない方がいらっしゃったり(という佳山さんの演技もあったり)して、会場は大いに盛り上がりました。
佳山さんは、故古賀政男氏の最後の門下生。そこで、故古賀政男氏の代表曲「無法松の一生」を披露されると、会場の皆さんのリクエストに応える形で「誰か故郷を想わざる 」をアカペラで歌唱。少年少女時代の風景を想いだしてか、目頭が熱くなられている方もいました。歌謡ショーのラスト曲は、佳山さんの故郷、函館の大先輩、故川内康範氏の名曲「ともだち」。歌い終わってもアンコールを求める拍手が鳴りやみません。アンコールの「氷雨」も含め、全9曲を熱唱しました。
最後に、施設を代表したお年寄りから大きな花束が贈られ、その後参加者全員と記念撮影をして、会場を後にしました。「ほんとうに歌がうまかった」「かっこう良かった」「とても楽しかった」など、たくさんの感謝のお言葉を頂きました。
日時:平成30年8月10日(金)
場所:特別養護老人ホーム「スマイルホーム西井堀」(東京都葛飾区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
7月18日、東京都稲城市の特別養護老人ホーム「ひらお苑」に原田直之さんをお連れして、民謡・歌謡ショーを開催しました。連日の猛暑にもかかわらず、民謡ショーを楽しみにしていたデイサービスの利用者や関係者を含めて110人ほどが、会場に集まりました。
まずは、ひらお苑の施設長のご挨拶。実は昨年、稲城市は市制施行45周年を記念し、稲城市のお祭や盆踊り等で昔から使用され親しまれてきた「稲城繁盛節」のリメイク版を原田直之さんの唄で製作されたそうです。そんな稲城市との縁もあり、どうしても原田さんに来てほしいと、念願かなってのの民謡・歌謡ショーだということを熱意を込めてお話しされました。会場の皆さんの期待感も高まります。
そして司会者の早川さんの紹介で、原田さんが登場すると、大きな拍手でショーが始まりました。三味線、尺八、鳴り物、お囃子の生演奏で、東日本大震災の被災3県の代表的な民謡「新相馬節」(福島県)、「大漁唄い込み」(宮城県)、「南部牛追唄」(岩手県)を熱唱。早くも会場は大盛りあがり。原田さんの唄に合わせて口ずさむ方も多数いました。福島県浪江町出身の原田さんは、故郷への思いを強く語っていました。続いて日本を代表する民謡「佐渡おけさ」(新潟県)、「ソーラン節」(北海道)を披露されると、会場はさらに大盛りあがり。皆さんの手拍子が鳴り響きました。
原田さんがお色直しをする間、原田さんのお弟子さんがメドレーで「安里屋ユンタ」「浪花節だよ人生は」を披露。その後、原田さんが着物を替えて再び登場すると、参加者からのリクエストに答えて、「相川音頭」(新潟県)、「新庄節」(山形県)、「黒田節」(福岡県)、「木曽節」(長野県)の4曲を歌いました。さすが民謡好きのお客様が多いのでしょうか、普段はあまりリクエストされることがない民謡をリクエストされ、原田さんと司会の早川さんも思わず感嘆の声をあげていました。それにも関わらず、原田さんたちは即興で生演奏し、唄を披露していました。ご自分の郷里の民謡をリクエストされた方は、目頭を熱くしながら耳を傾けておられました。
そして、いよいよ「稲城繁盛節」。リメイク版を原田さんと一緒に唄っている、お弟子さんの江島ちあきさんと2人で唄いました。地元の唄だけに、一緒に唄う方も多く、大いに盛りあがりました。
ここからは歌謡曲のコーナー。 三橋美智也さんの「達者でナ」を披露した後、原田さんと奥様とのデュエット曲、「ある夫婦のうた」を二人で笑顔でデュエットすると、会場はお年寄りの笑顔で溢れました。また、東日本大震災復興支援ソング「花は咲く」を、会場の皆さんと一緒に歌いあげました。
最後は、誰もが知る民謡「花笠音頭」(山形県)。会場の皆さんも手拍子、合唱し、大いに盛りあがると、施設を代表してお年寄りから花束を贈られました。「稲城繁盛節」のCDにサインしたり、参加者全員と記念写真を撮影後、「ありがとうございました!」と沢山の感謝の言葉に送られて、会場を後にしました。
日時:平成30年7月18日(水)
場所: 特別養護老人ホーム「ひらお苑」(東京都稲城市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
6月21日、藤沢市の特別養護老人ホーム「カメリア藤沢SST」に、園まりさんをお連れして歌謡ショーを開催しました。今にも雨が降りそうな曇天でしたが、1階の地域交流室に利用者家族、地域の方々も含めて170人ほどが集まりました。
園まりさんは、昭和39年のヒット曲「何も云わないで」から、アンコール曲を含め全12曲を熱唱しました。一昨年前に亡くなられたお母さんのことを思いだして、園さんが涙ぐむ場面もありました。大津美子さんに憧れて、新人歌手のオーディションで歌ったという「ここに幸あり」では、一緒に口ずさむお年寄りや涙ぐむお年寄りの姿も見られました。
園まりさんは、中尾ミエさん、伊藤ゆかりさんとともにスパーク3人娘と呼ばれた、国民的アイドルでした。その3人娘が昨年12年ぶりに再結成。当時のツイストのヒット曲「太陽はひとりぼっち」を会場内を歩きながら陽気に歌うと、お年寄りたちの手拍子と笑顔で溢れました。また、施設が用意した歌詞カードを手に「ふるさと」「青い山脈」を合唱すると会場に一体感が生まれ大変盛り上がりました。往年のヒット曲「夢は夜ひらく」、「逢いたくて逢いたくて」、そして人生の応援歌「愛燦燦」を最後に歌うと会場から拍手喝采。施設を代表した車椅子のお年寄りから大きな花束が園さんに贈られました。
最後に会場からのアンコールに答えて「アンチェンドメロディー 希望の道」を歌い、全体の写真撮影を行って終演となりました。
日時:平成30年6月21日(木)
場所: 特別養護老人ホーム「カメリア藤沢SST」(神奈川県藤沢市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
5月22日、西東京市の特別養護老人ホーム「クレイン」に、こまどり姉妹さんをお連れして歌謡ショーを行いました。当日は、初夏を思わせるような青空の晴天となり、90人を超える参加者が、手作りの花やプラカードを手にして集まりました。
こまどり姉妹さんが、山本寛斎さんデザインの派手な衣装で登場すると、大きな拍手で歌謡ショーが始まりました。往年のヒット曲「ソーラン渡り鳥」から、デビュー曲「浅草姉妹」など全部で8曲を熱唱しました。こまどり姉妹さんの子供の頃の苦労を歌にした「三味線姉妹」、そして失恋の歌「未練ごころ」を切なく歌いました。また、こまどり姉妹さんの姉の栄子さんによる「二輪草」の見事な踊りも披露されるなど、ほんとうに楽しい会となりました。三味線コーナーでは、三味線の生演奏で「お吉物語」「岸壁の母」を熱唱すると、一緒に歌を口ずさむ方や感激して涙ぐむ方が見受けられました。また、今年80歳になったというこまどり姉妹さんたちが、「一日一日を素晴らしい日にできるように過ごすことが大切。この歳まで生きられてほんとうに感謝しています」と挨拶をすると、参加者は一応に頷いていました。
最後に、ラーメン好きだということで出来た「こまどりのラーメン渡り鳥」を陽気に歌うと、会場からの拍手が鳴りやまずアンコールで、最初に歌った「ソーラン渡り鳥」をもう一度熱唱した後、施設代表のお年寄り2人から花束が贈呈され、参加者全員と記念撮影を行い、参加者一人一人と握手しながら会場を後にしました。
日時:平成30年5月22日(火)
場所:特別養護老人ホーム「クレイン」(東京都西東京市)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
4月27日、世田谷区の特別養護老人ホーム「第2有隣ホーム」を大津美子さんが訪問して、歌謡ショーを行いました。当日は、気持ちの良い好天にも恵まれて、歌謡ショーを楽しみにしていた160人ほどの利用者や関係者の皆さんが、施設の1階フロアにある「有隣ケアセンター」に集まりました。
司会者の早川さんが大津美子さんを紹介すると、待ちかねた利用者の皆さんの大きな拍手で歌謡ショーがスタート。シックな花柄の衣装で「リンゴの唄」を歌いながら登場し、デビュー曲「東京アンナ」、当時の集団就職で上京した若者たちが元気が出るようにとの思いから歌った「東京は恋人」など、往年のヒット曲を歌いました。また、大津さんの「くも膜下出血」で病に倒れ、その後のリハビリによって奇跡的にカムバックを果たすことができた体験談に、参加者たちは大変励まされたようでした。日本の名曲の中からメドレーで、「恋の町札幌」「湖畔の宿」「さよならルンバ」を唄い、歌手生活60周年記念の「夜空に光るあの星よ」、最近発表したばかりの新曲「北斗星に祈りを」を熱唱しました。往年のヒット曲「銀座の蝶」「いのちの限り」「グッド・ナイト」に続いて、大津さんの代表曲「ここに幸あり」では、感極まって涙ぐむお年寄りの姿が多くみられました。
最後に、お年寄りの代表から大津美子さんに綺麗な花束が贈呈され、「こうして大津さんの歌を聞くことができたので、長生きして本当に良かったです」との挨拶に、大津さんも感激している様子でした。その後、全員で記念写真を撮って、終演となりました。
日時:平成30年4月27日(金)
場所:特別養護老人ホーム「第2有隣ホーム」(東京都世田谷区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団