第45回全日本大学駅伝

ディレクターレポート
6月1日(土)九州地区予選会

11月3日(日)今年も全国の予選会を勝ち抜いた強豪たちが真の日本一を決める大会、「全日本大学駅伝」が行われます。

その熱く厳しい戦いの先陣を切って、福岡大学陸上競技場で九州地区予選会が行われました。当日の天候は雨で20度を切り、湿度は90%以上というコンディション。

本戦に出場できるのは上位7校中2校です。
選考方法は各大学8〜10人がエントリーし、10000mを3組に分かれて(エントリー数によって各組で走る人数は変わる)走ります。各大学の上位8人の合計タイムによって出場権が争われます。


大本命は九州の強豪、18大会連続出場中の第一工業大学。今年も留学生カリウキ選手を筆頭に実力者が揃い、群を抜く力を持ち合わせています。第一工業大学の対抗馬として、近年着実に力をつけてきた日本文理大学、優勝経験のある古豪福岡大学らがその牙城を崩すべく立ちはだかります。

注目の1組目、いきなり飛び出したのは九州インカレで10000m優勝、5000m2位の成績を持つ日本文理大学・3年畑山修生(のぶき)選手。チームに勢いを与えようと1組目にエースを出場させた日本文理大学の作戦。一方の第一工業大学はトップから遅れはするものの、堅実に走り着実にタイムを稼ぐ作戦。福岡大学は序盤の段階でトップ集団から遅れてしまいます。
結果、畑山修生(のぶき)選手はトップを守りゴール。第一工業大学と日本文理大学の各3人ずつが7位までにはいりました。

2組目は大混戦。レースは集団を形成して展開します。ここでも上位を占めるのは第一工業大学と日本文理大学。レース中盤第一工業大学・2年永井智大選手が集団を抜け出しトップを独走します。
その後も順位に変動はなく、2組目も第一工業大学と日本文理大学の各3人が7位まで入りました。福岡大学はタイムを稼ぐことができず厳しい戦いが続きます。

最終組も依然として雨はやむことなく迎えます。
注目はケニアからの留学生カリウキ選手。スタートと同時に他の選手を圧倒する走りを見せつけます。10周(4km)で後続を周回遅れにして差を広げます。カリウキ選手はその後もペースを落とすことなくこの予選会全組のなかでトップタイム、28分43秒17でゴールしました。

この結果、貫録を見せつけた第一工業大学が危なげなく出場権を獲得。日本文理大学も見事8大会連続8回目の出場を決めました。
11月の本戦ではさらなるレベルアップをして、その力をいかんなく発揮してくれることでしょう。



そして地方予選ということで、福岡のグルメをご紹介。

福岡では意外にも、なんと「うどん」も名物。今回は空港に近い「牧のうどん」さんを訪れました。



一般的なうどんはコシがあり歯ごたえがありますが、福岡では真逆。コシがあまりなくやわらかいのが特徴。
あっさりしている中にきちんと味が染みついていて、食感も食べているとくせになります。そして数分経つと…。麺が汁をどんどん吸いこみ、麺の量が増えていくです。そのおかげもありお腹は満腹でいっぱいです。

ラーメンやモツ鍋などメジャーなグルメを食べてしまいがちですが、福岡に旅した時はぜひうどんをご賞味してはいかがですか!?